毎週月曜日の日経新聞には、国の内外の景気指標がまとめて掲載されます。
国内の経済・雇用状況や、米国・欧州の状況なども時系列で見ることができるため時々眺めておくといいでしょう。
経済指標以外に時事的な解説も参考になります。
今朝の解説に目を向けてみます。
『金融規制をめぐって英仏戦争がぼっ発した。
欧州連合(EU)の金融規制担当ポストに側近を送り込んだサルコジ仏大統領が「英国は大敗北」と勝利宣言したのが引き金。
EUが仏流の厳しい規制を押しつけてくると警戒する英金融界は「(仏ナポレオン軍が英軍に敗れた)ワーテルローの雪辱戦か」と一気に臨戦態勢となった。・・・・・
・・・・富を生む国にお金は流れ、人も動く。
調査会社ディールロジックによると、今年7~9月、日本を除くアジアの協調融資額は集計開始以来初めて欧州を上回った。
アジア中心に運用するファンドのうち本拠地を中国に置く比率は今年7~9月に23%と前年同期比5ポイント上がる一方、英国の本拠地比率は19%と5ポイント下がった。
英仏がEU内で縄張り争いしている間も、外側で地殻変動は静かに進む』
世界金融の主導権争いもいよいよ活発に動き始めた模様ですね。