磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

2020年の研究活動を振り返る3:100円ショップの首振り人形で振動試料型磁束計を作る!

2021年01月11日 13時02分19秒 | 研究
2020年2月:ずっと以前から試してみたかった実験をしてみた。
興味があったのは、100円ショップに売っているくびフリフリ人形。

太陽電池に光をうけると、首がフリフリする。

なぜだろうか?
太陽電池で電気を作り力を受ける。
つまり、コイルと磁石があるはずだ。

ありました。
それも、いいコイルのようです。
実験装置で細い銅線んで綺麗にコイルの巻くのが、ちょうー難しい。
でも、100円で手に入る。
よっしゃ、試してみよう。
コイルのそばにネオジム磁石をおいて、スピーカーで振動させてみよう。



ついでに、発振器とアンプとロックインアンプとデジタルオシロスコープも取り付けて、


デジタルオシロスコープの画面をご覧ください。
発振器の振動に合わせてフリフリ人形のコイルからネオジム磁石の磁化の信号をゲット。
コイルからの誘導起電力を検出しています。
振動試料型磁束計(VSM)が簡単にできました。

さらに改良。

コイルを調整し、

磁場はネオジム磁石で、

磁石表面からの距離と磁場の強さをガウスメーターで測定。
磁石の試料との距離を可変することにより、試料の位置の磁場の強さを変えます。

装置のように組み上げて、完成。

テーブルサイズのVSM装置です。
ミニジャッキを仕込んでいるので、試料とコイルの位置合わせも簡単にできます。
ニッケル標準試料の磁気信号もバッチリ。


本装置のお問い合わせは、鹿児島大学理学部磁気物理学研究室まで。
2020年1-2月の試みでした。

この後、温度可変装置にするはずでしたが、コロナの関係で手伝ってくれる学生さんもいないし、
オンライン授業のコンテンツ制作など忙しくて、進んでいません。

昨年の研究室活動を振り返る2

2021年01月10日 12時40分06秒 | 研究
2020年1月:卒業研究の追い込みで、鹿児島大学の機器分析施設でEPMA(電子プロープマイクロアナライザー)で実験をやっていました。



2020年1月28日:東京大学物性研究所に行きました。

大学院生M1の2名が東京大学物性研究所で実験をしたいました。


物性研究所の建物も20年以上になりますね。


今年度はコロナの関係でまだ1度も東京大学物性研究所で実験していません。
2020年12月に2021年度の共同利用実験を申し込みました。
来年度は実験をしたいです。

今年度の研究室活動を振り返る1

2021年01月08日 12時40分40秒 | 研究
2020年から新型コロナウイルス対策で大学は大変で、
研究室活動報告が遅れていましたので、
2019年11月のベトナム学会
後の活動を思い出しながらどんどん出したみたいと思います。

2019年11月30日:鹿児島大学理学部で理系女子の科学体験塾が開催され、
テレビインタビューをうけました。お恥ずかしい。(あ〜、あったな〜と思い出しました)


2019年12月、鹿児島県指宿で「科研費の合同研究会」を開きました。
研究室からは、私と准教授とD2の学生が発表しました。

お昼時間に砂風呂へ

いい時でした。

研究室2019年忘年会を開きました。(2020年忘年会はコロナで中止)


懐かしいです。

2020年の幕開け。このとき、中国での噂が流れていましたが、まさか、コロナの1年になるとは。。。。


Webマガジンほとんどゼロ円大学で紹介されました。

2021年01月07日 07時08分12秒 | 研究
このブログの記事から、Webマガジンほとんどゼロ円大学から取材があり、先ごろ紹介されました。
http://hotozero.com/knowledge/kagoshimau_clawmachine/


このブログの過去の記事を読んで、取材に来たようです。
2010年1月22日:本日前代100円
https://blog.goo.ne.jp/kkoyama2010/e/f1f71877a3642b531b0e0df3a6b2cc3e

2010年2月4日:趣味+特技=クレーン-->力学
https://blog.goo.ne.jp/kkoyama2010/e/c7c65a8de7b431d69fdbbf8a99ecad20

2013年6月6日:鹿児島大学理学部物理と宇宙戦艦ヤマト2199
https://blog.goo.ne.jp/kkoyama2010/e/b59f94c43ce33bd284812ebf258fd811

2021年1月5日付南日本新聞に記事が載りました。

2021年01月06日 14時52分40秒 | 研究
2021年1月5日火曜日付の鹿児島地元紙「南日本新聞朝刊」に「プログラミング小学生必修化、先生習得『楽しい』鹿大公開講座」で私が関わる活動が紹介されました。
 小中学校の先生、SEさん、約20名が参加してくれました。プログラミングしながら、小学校理科「電気」、音楽、中学校理科の「音」、「電気」、中学校技術「計測、制御」に関わる教材開発法の紹介です。90分の短い時間でしたが、参加者全員がプログラミングでサーボモータ制御した簡単なロボット作りままでできました。
 参加した先生の「楽しい」のコメントでホッとしています。
 画像は落としています。詳細は2021年1月5日火曜日付の南日本新聞でご覧いただけたら幸いです。