磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

大学院生が東北大学金属材料研究所強磁場センターで実験中

2017年09月16日 18時23分56秒 | 研究
鹿児島は台風18号が近づいていています。
本日の実験室で学生らが予備実験と
5テスラ強磁場実験をしていました。
台風と停電に注意するように伝えています。
一方、今、東北大学金属材料研究所強磁場センターで
大学院生が15Tの強磁場実験をしています。


強磁場実験開始!

2017年09月14日 20時48分52秒 | 研究
学生の実験を紹介します。

実験は強磁場中急冷炉による試料合成です。

玉川製作所製無冷媒超伝導マグネットに96アンペアの電流を流して

最大1日、420℃で試料原料を熱処理し、試料の位置を磁場中心に固定したまま水急冷。
直径50mmボア中心(試料)は420℃ですが、25mm横のボア側は25℃になっています。

96アンペアの電流を流していますが、超伝導コイルの温度はマイナス268℃(絶対温度4.9 K)で、順調です。

 今年の3月に修士修了の女子学生の開発装置で、
その学生が論文を書いてIEEE Magn. Lett. 8 (2017) 6501504で発表されました。
http://ieeexplore.ieee.org/document/7707382/

次の強磁場実験準備

2017年09月12日 05時08分35秒 | 研究
M2の大学院生が次の実験準備をしていました。

玉川製作所の無冷媒超伝導マグネットに
強磁場中急冷炉と取り付けています。
このような装置は他にフランス国立科学研究センター(CRNS)の
グルノーブル強磁場施設(最高17テスラ)での報告しかありません。

鹿児島大で開発した強磁場急冷炉はポータブルな装置になっていて
世界中の50mm室温空間ボアのマグネットに取り付けられます。
そのため、この装置を
東北大学金属材料研究所強磁場センターの
20テスラ無冷媒超伝導マグネットにとり作れば、
現時点での世界最高磁場19テスラでの急冷物質合成実験ができます。
(7月に成功しました)
その予備実験を鹿児島大学理学部物理科学科で
今日から行う予定です。

鹿児島大学に戻ってきました。

2017年09月11日 12時35分37秒 | 研究
先週金曜日の午後、ドイツから
鹿児島に戻ってきました。
実験室に訪れると、実験準備中でした。

隣の部屋ではサイエンスクラブのB3学生が実験をしていました。


土曜日、実験装置が2つ、準備されていました。
強磁場熱分析装置と強磁場中急冷炉です。


日曜日、この3月に大学院を修了した
OBが研究室に投稿論文を仕上げに来ていました。



嬉しいニュース:学生が受賞しました!

2017年09月07日 15時09分45秒 | 研究
北海道大学で行なわれている日本金属学会に参加している
M1の大学院生から、ポスター賞受賞の連絡を受けました。
おめでとうございます。
http://jim.or.jp/MEETINGS/2017_atmn/news/poster_award.php
夏休みや土日も大学に来て
コツコツとがんがってきた学生で
とても嬉しく思います。

九州大学で行なわれてた応用物理が会では、
M2の学生が第7回英語講演奨励賞(2017年春発表)の授賞式がありました。
https://annex.jsap.or.jp/spintro/stage1/schedules/sche.html

おめでとうございます。
先ほど、准教授から授賞式の写真が送られてきました。

症状を持っていてスクリーンに影が映っている方が研究室の学生です。

みんなさんおめでとうございます。

K-Labは鹿児島大学で磁気物理学を研究する学生を募集しています。