磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

鹿児島大学は日曜日もヘリウム液化中!

2011年09月11日 10時43分34秒 | 研究
今朝、鹿児島大学理学部低温化学実験施設(液化機室)にきたら、
やっとヘリウムベッセル(液体ヘリウム容器)の液面計が1.6を示していた。
これで今週の超伝導マグネットを使った実験が出来そうだ。
タイムリミットは土曜日夜まで。(日曜日から大阪ー富山と学会に行く)
がんばれ液化機君!1日21リットル生産でもまけるな!
ヘリウムガスマニホールド(ガスタンク)圧力:0.3MPa程度。今日で使いきるようだ。
その後、ガスボンベからのガス供給に切り替える。
火曜日朝には、50リットル程度の液体ヘリウムが出来ている予定。
学部2年生と大学院生の実験の模様はこのブログで報告する予定です。

てなわけで、液化もうまく行きそうで、気分が良かったので、昨日、
学生からのかねてからの要望もあった、マシーンを1台ポケットマネーで購入。
すぐさま学生部屋に導入した。
それが、下の写真。

じゃ~ん!2008年製電子レンジ君を買いました。近くのリサイクルショップで3400円也。
昨年は、学生のカンパ+教授ポケットマネーで冷蔵庫ちゃん(5000円程度)を購入したので、

学生部屋の生活環境が一段とアップ。
次に狙うのは、ホットプレートか電気グリル、
K-Labは24時間研究できる環境を整えていきます。

一昨日からは、M1大学院生(O君)の学会発表用ポスターの添削と
結果やこれからの研究計画などについて、議論を重ねている。
下の写真は、ポスターのドラフト。

鹿児島大学での実験、東北大金属材料研究所での実験、東京大学物性研究所での実験などを
進めてきて、とてもおもしろい結果になってきた。
このまま行けば、新しい切り口で磁気相転移現象の応用上重要な議論が出来そうだ。
博士課程後期へつながる内容に発展できそうだ。
また、別のM1大学院生(S君)の結果も、O君と同じ系統の物質だが、
特性が異なり、おもしろくなりそうだ。
さらに、M1大学院生(M君)の結果も、室温のX線回折実験の結果は系統性があり、、
今後の磁気特性や伝導特性の評価が期待される。
研究教育の進展もあって、心弾み、電子レンジを買ってしまった。

K-Labは鹿児島大学で磁性を研究する大学院生を募集しています。
鹿児島大学で博士の取得も可能です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿