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日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
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上方講談を聞く会

2010年01月26日 06時29分46秒 | 落語・講談・お笑い
松竹座で「七段目」を見た後、再びワッハに回って講談の会。

「八百屋甚兵衛」(南斗)
「豪傑の母 真柄お秀」(南湖)
「長短槍試合」(南陵(DVD))
「梶川与惣兵衛」(左南陵)
「蘇生奇談」(南左衛門)

ちょうどこの日は南陵の誕生日らしく、
生きていたら93歳になる、とのこと。
それでDVD映像を流すことにしたらしい。
初天神の日なんやね。

開演前に「DVDが使えるかテスト」ということで
(以前NHKで放映された)竹田の映像を流す。
その後、それに出た南青が裏話をあれこれ。
以前に通った際に気にはなっていた竹田城址に、
また少し行ってみたくなった。

南斗は目が泳ぐのが気になる。不安で見ていられない。
語尾などは師南左衛門に似ている。

南湖はまあ、いつも通り。
「真柄のお秀」という名前しか聞いたことがなかったので、
どんな人か、や設定が分かったのは収穫。

その直後に南陵のDVDを流す予定だったのだが、
上手く操作できずに先に仲入を入れる。
割と若い頃のもの。若干トチリあり。
この人の「太閤記」は、今の講釈師に比べて秀吉を等身大に扱っているように思う。
このあたりの感覚は変化しているのかも知れない。

流す前に客席に「生で南陵を見たことがある人」と訊いていたが、3分の1くらい。
年嵩の人が多かったので、意外に少ないと思った。
私も1度天満で見ただけなので、まあ、そんなものかも。

左南陵は初めて見たが、南左衛門に及ぶものではない。
場数が少ないのかなあ。けっこうトチリもあったし。
最初声が小さく、後から大きくなる(それでも、そんなに大きい訳ではない)ところは
「くっしゃみ講釈」を思い起こさせる講釈師と感じた。
歌舞伎で今月さんざん「仮名手本忠臣蔵」を見た後で、
「お離し下され梶川殿」や「八百屋甚兵衛」などを見るのも、妙な気分ではある。

南左衛門はいつも通り。まあウケていた。
明治期の新作として、落語でも出来そうなお話。
死んだ(と思われた)男がくしゃみをする場面を見て、
「南左衛門が「くっしゃみ講釈」をやったらどうなるだろう」なんて
下らないことを考えていた。若い頃にやっていそうな気もする。

意外に長く、21時過ぎ終演。
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