北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

部落解放東日本共闘会議第19回総会

2010年12月19日 | 日記
解放東日本共闘会議の年次総会が東品川で開かれました。狭山闘争において解放同盟本部が進めている3者協議路線は、国鉄「4・9政治和解」とその本質においてまったく同一の許しがたい攻撃です。その最悪の問題点は、「絶対反対」の理念と行動を投げ捨てていることです。これは杉並区議会においても、民主党区政に対する各党派のスタンスにもくっきりと現われています。田中民主党区政に対する評価として「是々非々」などと言って、上辺のみの反対の姿勢さえことごとく失っていきます。「絶対反対」の対概念は「全面賛成」ではなく「是々非々」なのでした。さらに3者協議路線と「4・9政治和解」攻撃は、その闘争主体の怒りや悔しさといった想いを無視し、切り捨てていきます。石川一雄さんが置かれている状況にしろ、国鉄1047名が強いられている状況にしろ、闘争主体の本当の声が聞こえていかない束縛の中にあります。しかし!石川さんはいまも独自に東京高裁前での再審を要求する糾弾の宣伝活動を継続し、動労千葉争議団をはじめ国労原告団の不屈の闘いが存在しています。ここに勝利の核心があります。朝鮮侵略戦争に突入した情勢のなか、差別・排外主義との闘いは階級的団結を労働者が奪還するものであり、革命的反戦闘争を構築する強力な柱のひとつです。その革命的反戦闘争は菅民主党政権を打倒する闘いにとどまらず、この社会を根本から変革する革命闘争でもあります。闘いましょう!

動くばかりでなく本も読む

2010年12月17日 | 日記

久しぶりに三里塚の無農薬野菜を使って夕飯をつくりました…魚のすり身はM君夫妻のお土産、小松菜はSさんの友人が区民農園で手づくりしたもの。


『ゴールドマン・サックス研究―世界経済崩壊の真相』(神谷秀樹)を買う。いま『リーマンショック・コンフィデンシャル』(A.ソーキン…著者はNYタイムズの記者)を読んでいるところですが、併せて読むとおもしろそう!何十億円も報酬を得ている金融エリートたちがいかにくだらない人物たちであるか、したがって彼らがつくりだした金融システムがいかに無内容なものであるか、ハッキリさせていこうということです。

革命的反戦闘争とは

2010年12月15日 | 日記
今日の高円寺夕街宣でしゃべりながら思ったのですが、朝鮮半島で始まった戦争に対する菅民主党政権の構えは、まさに帝国主義としての日本という国家の存亡を賭けたものとなっています。ということはですよ、菅民主党政権が突入しようとしているこの戦争をぶっ止めることができれば、この社会を根本から変革することができる!いまこの時に私たちが始めようとしている反戦闘争は、まさしく労働者階級による革命闘争そのものだということです。12・3動労千葉の外注化阻止のストライキ闘争は、同時に朝鮮戦争反対の反戦ストでもありました。こうしたストライキが全国いたるところで闘われる階級的労働運動の前進こそ、現代の革命闘争の基軸です。この半年はとてつもない階級闘争の勝負点ですね。

写真は12/10裁判員廃止デモ。

民主党の党内闘争

2010年12月14日 | 日記
小沢問題をめぐる民主党の党内闘争の進展を見ていると、日本帝国主義ブルジョアジーが菅政権という政治委員会に何をやらせようとしているのかがよくわかるように思います。朝鮮侵略戦争が実際に始まったという戦争情勢のなかで、日米安保同盟の具体的発動という形で日本帝国主義はアメリカ帝国主義の戦争政策にみずからを組み込む選択をする以外にない…たとえいかに戦争体制として無準備であろうとも。これは小沢イズムではうまくいきません。また中国との関係においては、中国との協商関係を構築することなくして日本帝国主義の延命はありえない。アメリカ帝国主義は北朝鮮をめぐる軍事的緊張の爆発的事態においても、中国との経済的関係はより密接にならざるをえない状況がある。アメリカ帝国主義の軍事政策に追随するばかりでは、日本帝国主義は経済面での貧乏くじを引くことになるのは必然。ここでも小沢とその取り巻きの政治思想では対応できません。民主党・菅政権がいかに日本帝国主義=資本主義救済のための政治体制であるかがよくわかると同時に、これはもうこの政治の渦の中で翻弄されざるをえない存在でしかないこともよくわかります。ほんとうに日本帝国主義は“最弱の環”として、いまや回復不能の危機に陥っている存在なんですね。いまこそ日本帝国主義を打倒しよう!

労働者の怒りは蓄積されて再び爆発寸前

2010年12月12日 | 日記
茨城県議選の結果については詳細をつかんではいませんが、民主党は現有議席にとどまり、自民党も過半数は守ったものの議席減という結果のようです。「民主党にとって厳しい結果」とのヘッドラインは出ていますが、自民党の動静に言及したものともなっていません。今年の夏の参院選に続いて、“誰も勝利しなかった選挙”現象がさらに強まっています。来春統一地方選挙に向けて、このような議会・選挙に対する労働者人民の怒りは再び蓄積されて、いよいよ爆発していく過程に入っているのではないでしょうか?こうした過程をさらに激しく促進させることこそ、私の選挙戦における階級的使命です。激しく闘って勝利しよう!

「子ども・子育て新システム」について、現場の保育労働者から話を聞く学習会がありました。現場感覚からとてもわかりやすいシステムに関しての解説でしたし、その後の質疑・討論がさらにシステムに対する理解と批判を深めるものとなって、とてもよい学習会となりました。提起者の方をはじめ、この学習会を準備してくださったみなさんに感謝!

写真はある事務所から見た暮れなずむ富士山です。わかりにくいかな?