日本共産党の路線的崩壊は根深い

今朝荻窪駅南口のビラまきで日本共産党の街宣とぶつかりました（区議１＋３）。その主張は…？？？です。たとえば尖閣ビデオ流出問題ですべてを即時公開すべきだったと、民主党・菅政権を批判して見せます。しかしみずからのフィールドである杉並区政については、小中学校の普通教室へのクーラー設置を日本共産党の成果としてクローズアップしていますが、民主党・田中区政への批判はまったく述べられません。配布されていた日本共産党杉並区議団ニュースによれば、田中区長への要請行動が最も重要な政治活動ででもあるかのような描き方がなされています。「議員を先頭にして要請すれば田中区長はきちんと聞いてくれる」とでも言わんばかり。労働者階級の闘いによって行政権力に一定の行為を強制するのではなく、議員団と行政権力との“交渉”によって物事の決着ないし集約を図るという、日本共産党の体質がよく表わされていると思いました。

１１・７労働者集会の銀座デモ。