厚生労働省から介護保険料の見直し試算（１２年度）が発表されました。６５才以上の１号被保険者の基準額が５２００円／月となり、現行額から１０００円以上のアップとなる計画です。あらためて痛感しますが、現行額も高いですね！介護現場ではたらく労働者の待遇改善についても繰り返し言われてきましたしそのための利用者負担増もあったわけですが、事態はなんらプラスに動いていません。こうした状況に対する労働者人民の怒りの爆発は当然で、民主党は現状５割の国費負担を６割に、高額所得者に関わる自己負担の１割→２割へのアップ…などを検討しているとも報道されています。しかしいずれにしても、またぞろ消費税アップへの衝動が噴出してくることでしょう。介護保険制度導入から１０年。いまや制度の矛盾は制度自体を崩壊させるまでに蓄積されています。制度導入時の主管大臣だった菅首相は、その責任を政権崩壊という形でとらされることにもなりそうな事態です。介護保険制度はただちに廃止！介護は公費負担で！必要な人に必要な介護を！介護労働者と高齢者の団結をつくりだして闘おう！