北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

年金制度の欠陥

2011年01月22日 | 日記
「消えた年金記録」事件以来、年金制度改革について様々な議論が行なわれています。結論的に荒っぽく言ってしまえば、現行の年金制度は労働者人民の老後の生活保障政策としてまったく適切でなく、根本的な(革命的な!)制度変更が求められるといったところでしょうか。
しかしそのうえで、現行の年金制度の下で苦しんでいる人、怒っている人がたくさんいます。今週もたて続けにそんな生活相談がありました。無年金の老夫婦…70才代の妻がヘルパーをしながら病弱な夫を助けて生活してきたが、とうとうわずかな貯えも底をついて生活困窮に陥った事例。厚生年金の掛け金を賃金から引かれていながら、その企業数社が年金に加入していなかったことが「ねんきん便」によってわかって、加入年数が足りずに無年金となっている事例。「受給資格ができる加入年数って何だ!?」という疑問は当然で、「加入した年数分だけ受給できるようにせよ!」と考えるのも当然です。年金制度とは何だったのか…この疑問が社保庁労働者バッシングにねじ曲げられていったことに反撃を!疑問を怒りに!