北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「シュウカツ」の現実を知る

2011年01月20日 | 日記
わが妻の同僚の娘Rちゃんが、いま大学3年生で就職活動の真っ最中です。学生の就職内定率の異常な低さなど、「大失業と戦争」攻撃下のシュウカツに関わる様々な問題が報道されたりしています。彼女の話として聞いたのは、インターネットによる就職活動(「エントリー」とか言っているようですが)の許しがたい実態です。ネットによる求職申し込みが開始されてからわずか数分で、「枠がいっぱいになった」とはじかれてしまったというのです。彼女は会社までわざわざ出向いてどうしてこんなことになるのか、自分のやり方が悪かったのかと問い合わせたところ、「実は女性については受け付けないプログラムになっている」と説明されたというのです。何が雇用機会均等だ!性差による差別の禁止だ!しかもTV報道によると、インターネットを使ったエントリーでは、ひとりの学生が100社以上の企業にエントリーすることが可能であり、企業にとっても採用に関わる人事体制を超える求職学生が押し寄せていることになり、結局は大学・学部によってまず足切りをする傾向が顕著になっているようです。資本のインターネットによる活用は、きわめて膨大な情報に学生がアクセスできるように見えながら、まったく画一的な情報しか活かされていない結果をもたらしているのですね。