ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

ブルージュ・メー橋の風景

2010-06-21 11:21:22 | 油彩画ブルージュ
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「メー橋の風景」油彩画  12号P 1996年(個人蔵) ベルギー・ブルージュ

「メー橋の風景」

メー橋は直訳すると
スズメ橋だそうです。

ちっちゃい?と言う意味なのか
かわいらしい?と言う意味なのか
みんなここに集まってぺちゃぺちゃ喋る?と言う意味なのか

残念ながら意味までは聞かなかったのですが、
小さくかわいらしい橋でした。


ブルージュに来て1月ばかり雨で制作出来なかった憂うつなころ
路地の隅っこで、濡れて凍えそうなスズメの雛が落ちていました。
雨で気温が低く6月というのにコートがいるぐらい寒かったので、
このままだと夜には死んじゃいそうです。

親スズメが見捨てずに餌をやりに来てるかもしれません。
猫やネズミに見つかったら食べられてしまうかもしれません。
雛はだいぶ大きかったので、私が持って帰っても怖がって餌を食べてくれないかもしれません。

ちょっと考えましたが、
私の肩に乗って元気にチュンチュン鳴くスズメちゃんの姿が目に浮かんでしまい
雛は結局、私のコートのポケットの中。

あぁ~ かわゆい♪

マリアおばさんに見つからないよう持ってかえって
タオルを入れた箱に入れて部屋の隅に置き
スーパーまで慌てて餌を買いに行きました。

だいぶ衰弱していましたが、羽も乾いてまん丸。
お湯を沸かして餌をふやかし
雛スズメを握って口元まで餌をスプーンで持って行きました。

・・・・
やはり怖がって食べてくれません。
無理やり口を開けさせて、少しずつ飲み込ませました。

雛スズメは、親のことを思い考えて泣いている迷子の子供のように
深く悲しい顔で震えています。

2日目もやはり無理やり少し餌が喉を通るぐらいで、
悲しさ怖さで衰弱しているようです。

3日目に少しだけ嬉しい表情で餌を自分から食べてくれましたが、
衰弱がひどく危ない。

4日目の朝
だめでした・・・・。


町外れの公園の低木の下に埋めてやって拝んでいたら。
スーパー帰りのご老人夫婦が

「あんたっ ここで なにやってんのん???」



返答がぁ・・・・  難しいっす。






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