「北の山・じろう」日記

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ゼレンスキーの大統領職任期問題(5月21日から大統領でなくなる)<ウクライナ紛争2024.05.20

2024-05-21 21:54:39 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024年05月20日01:02
5月19日ライブこぼれ話 ゼレンスキーの大統領地位の正当性問題
http://hara.livedoor.biz/archives/52339201.html

西側の政府やマスコミは、無視していますがゼレンスキーの大統領任期は5月20日で切れます。
その後、大統領職に留まることに正当性があるのかどうか・の問題があります。

ウクライナは、戒厳令を理由に去年秋の日本なら国会議員選挙を中止したままです。つまりウクライナ議会は、ゼレンスキー・一派が多数派であり、この状態が選挙なしで続いています。

本来なら3月に大統領選挙を行わなければ、なりません。
これも戒厳令を理由に中止したままです。大統領職の任期が5月20日までです。
5月21日には、本来大統領職にいてはならないゼレンスキーが大統領に居座ることになります。

つまり、ウクライナの外国(主にロシアやベラルーシ)からすると交渉や約束事の相手がいないことになります。
仮にゼレンスキーと何らかの約束事をした場合、その後に別の人物が大統領になった場合、「職権のないゼレンスキーのした約束事は無効である」と主張することが可能です。

外国から見ると正当なウクライナ政府の代表者が、居ない状態になると言うことです。

もちろん西側は屁理屈を付けてゼレンスキーを大統領とみなすでしょう。しかしロシアやベラルーシなどウクライナと敵対する国では、そうは看做しません。権限のない大統領代行の扱いです。

戒厳令を理由に国会議員選挙も大統領選挙も中止したウクライナ政府に正当性があるのかどうかは、ロシアやベラルーシでなくても疑問に思うところです。
選挙の制度の定めがある国が選挙をしなければ、独裁政権でしょう❓
ゼレンスキーの保身からウクライナ紛争が始まったとも言えます。2021年当時はゼレンスキーは、今の岸田内閣と似たような低支持率にあえいでいて2024年の大統領選挙では確実に負けるだろうと予想されていました。
そこで東部独立派に対する攻撃を激化させて、結果としてロシアの軍事介入を引き寄せました。
2022年ロシアの軍事侵攻後の4月に和平合意が成立しかけました。イギリスのボリス・ジョンソンに煽られて戦争継続を選択しました。

ゼレンスキーが保身を考えなければ、おそらくロシアの軍事介入は回避できましたし、紛争勃発後も早期の和平協定の締結は出来たと思います。

西側は、これらのことを今は黙っています。
西側の目的は・・・
『しかし、ロシア対外情報局によれば、米国と欧州諸国は「ゼレンスキーはキエフ政権当局者と西側兵器生産者の双方に巨額の利益をもたらしている戦争資金計画の重要な人物であるため、同氏が大統領の地位に留まることを望んでいる」という。 』

アメリカもヨーロッパもゼレンスキーをおだてまくっていますが、ロシアとの戦争を継続するなら誰でもいいわけです。
特にゼレンスキーである必要は、ありません。
戦争がウクライナ不利になりウクライナ国内からゼレンスキーに反対する声が大きくなれば、簡単に切り捨てられるでしょう。

代わりを立てるにせよウクライナの選挙を実施しなければ、政権の正統性の問題は今後も付きまといます。
半分、軍事独裁政権をでっち上げましたが、その正当性は選挙を行わなければ、外国からは認められません。

西側は、便利な独裁政権に代理戦争をやらせている構図が益々明確になります。

それを西側以外の第三世界の国々が、どう見るか❓
普通に見れば西側が結託して戦争利権のために、ロシア潰しをしているように見えると思います。
実際、そうなのですが「民主主義・・」の嘘スローガンでは、到底胡麻化しきれなくなります。
益々、ロシアを支持する国が増えると思います。
ウクライナ国民は、既に庶民レベルではゼレンスキー政権に絶望し見放しています。

兵役可能年齢のウクライナ人男性が80万人以上ヨーロッパに逃亡していること。
ウクライナ国内での徴兵が一向に進まないこと。
要塞建設に関して腐敗と汚職が横行し、金儲けに利用するだけで要塞建設を完成させようなどと言う関係者はいません。
ハルキウ北部戦線では、国境付近に配備されていた部隊は抵抗らしい抵抗をせず撤退したかロシア側に投降しています。
戦争遂行を煽りまくっているのは、大統領府と軍の上層部と一部過激民族主義者だけで、それ以外の国民は戦争への関与や参加を拒否する姿勢が明確です。

ウクライナ国内はこのような状況にあるのに、戦争を煽りまくるアメリカとヨーロッパは、極悪そのものと言えます。ウクライナ全土が焼け野原になろうとウクライナ人の多くが死に絶えようと、ヨーロッパに火の粉が飛んでこなければ、それで構わない姿勢がありありと見えます。

火の粉が飛んできそうなのは、アメリカとヨーロッパがロシア潰しを画策したからです。
遣り損なったから、反対にヨーロッパの方に火の粉が飛んできそうな形勢です。

普通に考えるなら、もう停戦交渉を始めるべきでしょう。
それを遣り損なうと、今度は2国間戦争が多国間戦争に拡大します。
今、ヨーロッパはその瀬戸際にあると言えます。
ヨーロッパ各国の政府首脳を見ていると、そのリスクを認識しているとは思えません。
飽くまで戦争ありき・です。

そこまでバカなら、第三次ヨーロッパ大戦を起こすのもいいでしょう。
戦争が拡大するのを防ぐ努力をしなければ、戦争は普通に拡大します。
ヨーロッパ各国の政府首脳を見ていると、拡大させる方に努力しているように見えます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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