「北の山・じろう」日記

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ウクライナの「平和サミット」と中国の提案する「ウクライナ危機の政治解決」の根本的な違い<2024.06.15

2024-06-16 19:00:09 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

中国、ウクライナ危機巡る独自案は「世界の最大公約数」 平和サミット前に米欧を牽制
2024/6/14 19:38
https://www.sankei.com/article/20240614-MSYWA23Z7BL27BEMIRZIVJZPKE/

ウクライナが提案する「平和サミット」には、紛争解決に向けては何の意味もありません。
大体、戦争の当事国がそんなことを主催しても戦争の相手方が聞くわけがありません。
そして「平和サミット」には、ロシアは招待されていません。
一体、「平和サミット」の場を提供するスイスは何を考えているのか意味不明です。
交渉や話し合いには、当事者が両方出席しなければ成立しません。
単にウクライナとウクライナの支持国が集まって会合を開こうと、戦争の終結には何の意味もありません。
数の力で圧力をかけたところで、相手方が無視すれば効果はゼロです。
ゼレンスキーの得意なテレビ・パフォーマンスです。

一方で中国が提案する「ウクライナ危機の政治解決に向けた独自提案」は、戦争の終結を目的とするものです。
ウクライナのやっていることは、何の意味もない応援団を集めての政治パフォーマンスに過ぎません。

もし本当に戦争終結に向けて話し合うなら、まず仲介する国が必要です。
そして双方が、対等に話し合う場が必要です。
つまり、会合の手順がウクライナの場合は違います。
主催者はスイスでなければならず、関係する国全部を招待しなければなりません。
ロシア・北朝鮮・イランは招待しなければなりません。

ウクライナ紛争の場合は、西側は準当事国ですから仲介者にはなれません。
結局、仲介者になれるのは直接関与していない中国・トルコ・南アフリカ・ブラジル・インドなどしかありません。
これらの国が仲介国となり、出来るだけ中立地で関係する多くの国を招いて話し合わなければ、何の意味もありません。

スイスにも仲介者になる資格はあると思いますが、ウクライナに主催させてロシアを招待しない時点で、資格を失っています。単なるウクライナ応援団でしかありません。

真剣に戦争終結を目指すのであれば、「中国・トルコ・南アフリカ・ブラジル・インドなど」に仲介者となってもらって、関係国が集まって話し合うのが筋です。

だから、和平の件はウクライナの言い分は全く筋道が通りません。無意味な「平和サミット」など止めて、中国に和平の仲介を任せるべきだと思います。

本当に戦争を終わらせたいなら、そうするべきだと思います。そして中国がブラジルと共同で提案するなら多くの国が参加すると思います。

『単なる政治的パフォーマンスが、ウクライナのしていること。』
『真剣に和平の話し合いをしようと言うのが中国の提案。』

このように意味が全然違います。
やるなら真面目にやれよな!の、話です。

※だから、今回ロシアが停戦交渉受け入れの具体的な条件を提示したのだろうと思います。
ウクライナの主張は、現実を無視したプロパガンダだけです。それでは交渉になりません。延々と戦争を続けるしかありません。そうすれば、やがてウクライナは国家として破綻します。だから、「もう止めろ!」と真面な国が提案し始めました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27

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