春はゆっくり北上しているようです。
昨日は星置緑地でアズマイチゲを見かけたので、北大構内でも咲き始めたのではと偵察にでかけます。


咲き始めていましたね~。モデルバーンの北の外れからフェンスの外側にかけて見つけることが出来ました。
花弁の内側は真っ白ですが、外側(裏側)は花弁一枚々々の中程が縦にあえかな桃色に彩られていているのが可愛らしい。
「花弁」と書きましたが、正しくは「がく片」なんです。

キバナノアマナも咲き始めです。でもあっという間に絨毯状態になるでしょう。


Chionodoxa luciliae は期待通り満開です。
この植物の同定には色々議論があるようですがこの名前で通してしまいます。
ユキゲユリ(雪解百合)が和名なんだそうですが同じものを指すのかは自信なし。
写真を撮っていたご婦人に花の名前を尋ねられお教えしたのですが、「長くて憶えきれませんね」。
かねがねそう思っているのです。和名の本名は味気ないので別名を考えましょう。
瑠璃春百合(ルリハルユリ)なんていうのはどうでしょう。

葉が茂ってしまうと目立たなくなってしまうヤドリギはハルニレの胸毛のようにくっついています。花も咲くんですよね。
キバナノアマナは食べられるのかどうか知りません。
でも「アマナ」は信州に疎開していた頃(太平洋戦争末期)食べるものがないので”山菜”として食べたことがあります。
葉はお浸しにすると食べでがあります。
でも、困ったことに下痢するんですね。実は下剤として使われることがあるんだそうです。
ついでにウコギ。灌木だった気がします。新芽を摘んでこれもお浸しだったかゴマ和えだったかでいただきました。
食べ物が乏しかった時代だったせいか、おいしくいただいた記憶があります。
米沢の特産品で上杉鷹山公が植えさせたということはず~~っと後になって知りました。
どちらも北海道には生育しません。