木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

9月30日 平成21年9月木祖村定例会5

2009年09月30日 | 木祖村議会と議員
9月30日 定例会再開 9:00~

■議案第62号~66号 議決
・「議案62号 平成21年度木祖村一般会計補正予算」
 採決が会期最終日までもつれこんだ「道の駅(産直所)関連補正予算」。
 議員全員が賛否についての討論を行い、それぞれの立場を表明しました。
 明確な「賛成」討論は4名、「条件付賛成」が1名、「保留」の意思表示1名、あとは「反対はしない」という内容です。議案修正を求める意見は出ませんでした。
 また、採決については副議長の動議により、「誰が賛成し誰が反対したかを記録に残すため」という理由で、記名投票となりました。

 記名投票・・・暫時休憩をはさみ、議場に投票箱が置かれ、投票用紙が配布されることに。もちろん2007年改選以降の木祖村議会では初めての採決方法です。
 投票箱はフツーのジュラルミン?製の小型の投票箱でした。(木曽という土地柄、国会のように漆の箱、もしくは木曽ヒノキの箱が出てくるか・・・と期待したのですが・・・)
 投票用紙には投票者の氏名の記入欄、そして横に「・賛成」「・反対」の項目があり、マルを付けるようになっています。

 投票後、すぐに投票箱は壇上で開けられて集計。結果は・・・
 賛成5:無効票3
 で、原案通り可決となりました。

 なお、星は賛成票を投じました。道の駅(産直所)計画については、村は運営会社に対し出資しない・赤字補てんをしないと本会議で明言したこともあります。また、異を唱えるだけでは、この閉塞した村の経済状況を変えることはできないという想いと、補正予算の内容はなにも「道の駅」だけに限らないことを踏まえてのことです。

 初めての記名投票が本会議で行われたわけですが、結局は票数の読み上げだけで、氏名の発表はありません。挙手による採決の場合、手を挙げなかった場合は「反対」とみなされるでしょう。今回の採決は「白票」という意思表示をするための手段だったようにも感じています。
 
 一般会計補正予算に関しては、道の駅関連以外にも様々な質疑が行われたことはいうまでもありません。詳細は「木祖村議会だより」にて。

■発議第9号~10号 採択
・発議9号 私立高校への公費助成に関する意見書の提出について
・発議10号 核兵器の廃絶と恒久平和を求める意見書の提出について




中央アルプス駒ヶ根高原マラソン大会2009

2009年09月27日 | 活動日誌その他
 9月26~27日 中央アルプス駒ヶ根高原マラソン大会2009に行ってきました。

 今回の大会も初参加です。木祖村の走ろう会の方とばったりお会いしました。木祖村からは3名のエントリーがあったようです。
 なお、今回走るのは主人だけ。私は去年練習不足のまま某大会に出て、貧血を起こしたのでパスです。選手がゴール後にビールを飲む時のために、運転手に徹します。

 これまで参加したマラソン大会とは若干違いがありました。
 まずは前夜祭。小学生チームによる聖火ランナー、子供たちによる駒ケ根太鼓のアトラクションがあり、また、たいていはレース後に行われる抽選会も会場に集った人だけを対象にやるので非常に盛り上がりました。地酒と南信州ビールの振る舞いもありましたが、あまりダラダラした感じもなく、わりと明るいうちに終わります。
 夕食時間前に終了するのは、会場が観光地・宿泊地というのもあって、他県からの宿泊者(または宿泊施設)への配慮のようです。

 参加賞は「もしかしてTシャツ?それとも、またタオル~?」ではなく、駒ケ根市内で使える割引クーポン券。
 やはり観光スポットやお食事処の多い観光地はこういう企画ができるのがいいですね。
 とにかく無粋なデザインのタオルやTシャツは、溜まる一方なので、そろそろ我が村の大会でも変化を求めたいところです。

 おかげさまで主人の予定ゴールタイムまで、割引クーポンを使い周辺の観光スポットを楽しませていただきました。

 ゴール後もクーポン券で温泉入って、さらにその足で明治亭へ・・・と思ったら走り終えた人達と観光客で混んでるし、主人いわく「COCOSでゆっくり食べたい」。
 。・゜゜(ノД`)あ゛~ん、ソースかつ丼・・・



9月26日 第3回森造り協力事業

2009年09月26日 | 木祖村議会と議員
 9月26日 平成の水100選木祖村水木沢入口の森林で、平成21年度第3回森造り協力事業が実施されました。9:30~

 名古屋市のNPO法人「緑の挑戦者」(グリーンチャレンジャー)による除間伐作業です。今年の2回目までは菅地域の鳥獣被害対策で緩衝帯づくりを行ってきましたが、第3回目は源流部の景観づくりを意識した除間伐作業となります。
 下流域からの参加者は44名。地元自治会や床並みの滝を守る会、村の議員団も加わって約60名が精を出しました。

 作業はかつてのカラマツ人工林やアカマツ林だったところに生えてきた雑木の除伐で、紅葉するカエデなどを残しながら手ノコギリで幼木を切り倒してゆくという内容。
 小さな赤い実をつけたズミ、クロモジやウルシなども全部切って、カエデだけ残す・・・というのも、妙に人工的・作為的に感じ、「ほんとうにコレ切っちゃうの?・・・」と、個人的にとまどう場面もありました。たしかに作業的には初めて参加する都会の方には分かりやすいのですが・・・。
 成果が表れるには時間がかかる仕事です。将来の紅葉時に期待したいところです。

 それにしても、山仕事に慣れている地元の方はすばやい。いつの間にかキノコ(イグチ)を見つけ、ヘルメット一杯とってます。お昼にはトン汁に入れてふるまわれました。
 キノコが出るのは山が豊かになる証拠。かつて人工的に作ったカラマツ林が、山の恵みが多い混交林に変わればいいなと思っています。



 

9月25日 平成21年9月木祖村定例会4

2009年09月25日 | 木祖村議会と議員
9月25日 定例会再開 9:30~

 本来9時からの予定だった定例会。「道の駅」の問題で急きょ議会運営委員会が開かれ、9時30分からに変更されました。

 道の駅関連予算が含まれる補正予算の採決は、まだ判断材料が不十分ということから、29日に運営管理(予定)団体と事業計画について再度意見交換した後、30日の本会議にて採決することになります。

■議案第60号~61号、67号~69号 議決

■認定第1号~7号 議決
・平成20年度の決算認定です。
 個人住民税の未収についての質疑、広域で進めている地方税の回収機構に関し、その徴収の在り方についての質疑等がありました。
 今議会では、今後の決算認定に関して、監査報告用の備品台帳、工事や物品購入を含む入札に関する経過書の提出の要請があり、21年度分から添付することになりました。
 
 その他質疑応答等、詳細は議会報で。

■議会全員協議会 10:40~
協議事項
1.今後の過疎計画について
・村営住宅建設事業の概要:薮原地区(旧保育園跡地)に建設予定の村営住宅についての説明。
 既存建物の取り壊し費用1900万円余、建設費一棟4500万円余(×3)、下水道等を含む外周工事などで、事業費およそ2億円の見込み。
 但し、駐車スペース等の問題から初年度は4戸2棟になる可能性もありそうです。

・村民センター耐震事業について

・地域図書館の進捗状況:10月に書架の据え付け。小学校に設置されるということから、利用者は、まずは村民。公募による事前登録制になります。オープンは11月7日を予定しています。


その他
 平成21年度森造り協力事業(9月26日):今年は水木沢。
 新型インフルエンザについて:集団感染のみ公表という事なので郡内の実態については不明ですが、村内でタミフル処方例あり。

 17:00~ 役場職員幹部との懇談会(伊那)


9月24日 行政視察:道の駅&産直所ハシゴ

2009年09月24日 | 木祖村議会と議員
9月24日 議会行政視察として、数か所の道の駅と産直所の見学を行いました。

 「佐久市方面へ行く」としか聞いていなかったのですが、実際は和田峠を越えてR142沿いに佐久経由で東御市まで。和田宿-長和町-立科-浅科(ほっとぱーく)-東御市(雷電)と、都合5か所を矢継ぎ早にハシゴしました。

   


   


 農作物加工所併設のところ、テナント方式で色々なお店が林立する場所、駐車場に難がある場所、室内物販スペースの小さいところ、トラックや大型車に人気があるところ・・・など、周囲の環境によって特色が様々です。
 どこも似たような感じでもあり、それでいて人が割と入っている理由は何か・・・色々参考になりました。

 個人的な考えですが、木祖村の場合、後発となるので、単純に長野県内の産直所や道の駅と比較していては、とても頭一つ飛び出ることは難しいかと。正直言って、県内よりも石川~新潟~東北方面の道の駅の方が、ウマイモノが多くて魅力的な土産が多いのは否定できないのです。

 さて、木祖村にはどういった点が取り入れられるか・・・工夫と差別化が最大の課題となるでしょう。失敗できない道の駅。持ち帰って再検討です。

 明日は本会議再開および全員協議会。
 来週には、再び「道の駅」計画についての意見交換会も予定されています。正念場だ・・・


9月20日 風吹峠稜線踏査

2009年09月23日 | 活動日誌その他
 9月20日 風吹峠北方稜線踏査およびルート整備作業を行いました。8:30~

 平成21年度元気づくり支援金事業「菅古道復元と稜線ルート整備事業」の一環です。水の始発駅フォーラムとの共同で作業を行いました。

 野中沢源頭の風吹峠から北西・奥峰へと続くルートと、宮沢をさかのぼって標高1414mあたりで出会う予定で、作業道の開設整備を行いました。実際は藪こぎ&熊笹刈りです。
 ちなみにこの作業道開設はすべて人力手作業のボランティアで、昨今の道路財源とは1円たりとも関係ない事業であります(笑。

 ほとんど人が入っていない宮沢側ルートが大変だったようですが、40年ぶりに荒廃しつつある山道に人の手が入ったといえます。稜線上でランデブーの予定でしたが、一部区間を200mほど残してこの日は作業を終えました。

 風吹峠側ルートでは一部熊ハギ被害の状況も確認。植林して15年ほどのヒノキの3割ほどが無残に皮を剥がれていました。
 宮沢側ルートでは、かつて木祖村でさかんにツグミ猟が行われていた頃の鳥屋場の小屋跡が確認できたようです。

 慣れない刈払い機を振り回したので、2時を回ったころには、さすがに右腕がしびれてきました。

 毎度の事ですが下山途中、山の恵みをゲット。山に詳しい方によれば「エビヅル」だとか。焼酎漬けにすると美味しいよ。出来たら試飲するからね・・・と言われたのでトライしてみます。

 地域の人たちの参加も次第に広がる傾向を感じています。このルートが開通したら、古道マップの作成と道標・案内板の設置作業を今年度中に行う予定になっています。
 菅古道と里山をめぐる良いハイキングルートになる事を期待して・・・古道復元事業は続く!


9月19日 木祖小学校運動会

2009年09月19日 | 木祖村議会と議員
 恒例の木祖小学校運動会が開催されました。

 木祖小の全校生徒は約120名。そのためプログラムも男女混合、2学年、3学年合同の競技が多いです。
 やはり見どころはリレーと騎馬戦ですね。「おお、アンカー早いっ」とか「戦略まけじゃ~!」と観戦している外野の方がコーフン気味です。そんなら、子供が少ないことだし、来賓・議員も張り合ってリレーに参加しては?(・・・正直、久々に走ってみたくなりました・村の議員チームだと小学生に勝てないかも・笑)

 しかしこの村に来て、「クシコスポスト」とか「天国と地獄」とか、毎度おなじみの音楽を聞かなくなった。児童数が少ないと曲の時間より競技時間が短いから? あの曲が鳴り出すと血が騒ぐぐらい定番だったのにな~。

い・な・か・・・の事件

2009年09月18日 | 活動日誌その他
 9月18日、木祖村定例会および19時からは「道の駅構想」についての意見交換会。
・・・でしたが、会議室を出たら、役場の入口に警察官が。

 ん、なんで木祖村役場におまわりさんが?

 どうやら菅地区でお祭りに使う太鼓が盗まれた事件の捜査?らしいです。


 某氏の推理によれば、和太鼓なんて売ればすぐにアシがつくし、どうやら転売目的というよりも、自分が叩くために盗んだ可能性が高いとか。
 よし、わかった~! スバリ犯人は若い・・・って、犯人は「太鼓の達人」に満足できなかったゲーマーですか?
 
 みごとだ明智君! でも、その洞察力は仕事で役に立ってないみたい(笑



9月17日 平成21年9月定例議会1

2009年09月17日 | 木祖村議会と議員
9月17日 平成21年9月定例会が開かれました。会期は30日までです。
 今回も9人の傍聴人が見えました。

■行政報告
1:道の駅構想住民説明会(8/27・9/1~9/3)
  トータルで137人の参加。

2:「災害時におけるダム施設の使用に関する協定書」調印
  水資源機構味噌川ダム管理所と村との協定(8/27)

3:木祖村総合防災訓練(8/29) 住民1033名参加

4:木祖村地域図書館運営委員会 立ち上げ(8/24)
  委員13名による(2名欠席) 11月に開館予定。

5:木曽川源流の里・どんぐり募金活動に感謝状(9/2)
  スミ設備他関連数社に対し感謝状贈呈式 募金総額¥234,432

6:木曽川水の始発駅フォーラムNPO化の会員募集開始
  林野庁補助金:山村再生総合対策事業の優良プランに選定さる。

7:ボイス81地域会議、木祖村で開催(8/19)

8:全国過疎シンポジウム開催(木曽他 7/8~9)

9:第10回 全国源流シンポジウム(奈良天川村 9/12~13)

10:菅そば振興組合設立 13名
  昨年より「きさらぎそば」を商品化

11:主要地方道奈川木曽線工事着工(県道26号)

 その他


■議長報告
  
■木曽広域連合議会の報告

■松塩筑木曽老人福祉施設組合連合議会の報告

9:40~
■一般質問 6議員11件 

■議案第59号~69号まで上程、提案説明、付託。
 うち人事案件(教育委員会委員)については採決を行なう。
 教育委員:唐沢達夫氏
 (* 委員の任命基準や任期について、議場より質問あり)

■認定第1号~7号まで上程、提案説明、付託。

17:00~
■20年度決算審査意見書報告 

■報告2号 平成20年度決算に基づく木祖村健全化判断基準比率の報告。
  ◎木祖村の実質公債比率は 13.8

 この日、時間延長により~18:00まで会議が行なわれました。

(つづく)

熊野川最源流へ / 続・天川村

2009年09月15日 | 活動日誌その他
9月13日 熊野川最源流、神童子谷へ。

 熊野川源流の郷の宝ともいえる、天川村の地域資源を実見してきました。早い話が沢登り。中村文明氏も同行。総勢30名のキャニオニング・ツアーになりました。

 運よく助手席に乗せていただけたので、天川村役場の職員さんから往路様々な話を聞くことができました。シンポジウム会場では、えてしてその村の良いところが強調されるものですが、源流の村はどこでもダムがあることによる悩みを抱えています。

 天川村の場合、川迫ダムが堆砂によって埋没しつつあります。多目的ダムではなく電力用ダムなので、水が流れれば発電はできます。しかし雨量が多い場合は堰堤から水があふれ、ダム周辺の道路は毎回水没してしまう。長野県の高瀬ダム同様、今後延々と砂利の搬出を行わなくてはならなくなるのでしょうか・・・。
 大量の粒のそろったきれいな砂利がモレーンのように広がっているのに、これを建築資材として売ったり村の財源にできない(直轄区間の砂利採取禁止です)。「砂利特区」申請とかできればねえ…。
 林業が低迷した山村は財源に乏しいものです。結果として自然環境に負荷の少ないレジャー産業・観光立村へと舵を切る村は少なくないですが・・・。ちなみに天川村にはオートキャンプ場が20か所以上あります。


 この日の予定は午前中だけなので、神童子谷を遡行して、へっついさん、赤鍋の滝まで。
 久しぶりに童心に戻って、エメラルドの水に身をまかせました。赤鍋の滝から2回ドボーン!
 私の座右の銘は「見る前に跳べ!」でありますW。

 清流の国・美しい島ニッポンに生まれてよかった。なおさら、この環境を次世代に必ず残さなければならないと痛感します。

全国源流シンポジウム in 天川村

2009年09月14日 | 活動日誌その他
9月12日 第10回全国源流シンポジウム(奈良・天川村)に行ってきました。


 今年の会場は、奈良県天川村。昨年木祖村議会で視察に行った川上村とは大峰山脈をはさんだ反対側、熊野川の源流にあたり、さらに2時間ほど奥地になります。全国の源流地域から300人以上が集まりました。

 このシンポジウムに参加したのは、同じ源流の村がどのような取り組みを行っているかということもありますが、なんといっても昔見た映画:ラインホルト・メスナーやジャック・マイヨール、ダライ・ラマ14世などが出演した「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」でのオープニングカットが印象深く残っていたからです。オープニングカットでの天河大弁財天社は、まさに日本人と自然との調和を象徴するカットでありました。本当は午前中に上映予定だった「第4番」をもう一度見たかったのですが・・・

 地球交響曲の監督:龍村仁氏の基調講演は「全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために」。今私たちに本当に必要なものは何か・・・。
 それにしても、あの映画を作った龍村氏が思っていたよりも年配だったのに驚きました。感性が若く生き生きしています。説得力がありました。
 源流域や山村地域は過疎高齢化で・・・なんて言ってられない。源流の村づくりもやろうと思えばまだまだできることがあるんじゃないか。そんな気にさせられました。

 シンポジウムでは源流域の共通の課題である、林業や過疎の問題が取り上げられ、木祖村でも同様に問題になりつつあるシカの食害や自然破壊の現状など互いに再認識したところです。

 夕方からの「源流の集い」では、昨年木祖村に来られた関係者の方、エクスカーションで出会った方々との再開も果たしました。

 ← 会場には、話題の「せんと君」も来てたので記念撮影。
近くで見てみると意外とカワユス! まんまんちゃん あん・・・



9月10日 第2回議会活性化研究会

2009年09月10日 | 活動日誌その他
9月10日 第2回議会活性化研究会 19:00~

 議会勉強会の2回目です。議員定数と歳費、通年議会について、その他モロモロのテーマについてざっくばらんな意見交換を行いました。

 やはり活発に意見が出されたのは、9月定例会にて議案が正式に提出される「道の駅構想」関連。
 議会としては税金を投入して施設を作る以上、説明が不十分なままで、なんでもハイハイと承認するわけにはいきません。施設設計から予算までもっと詳しく検討し、村の事業を成功に導くべく積極的な提言をしてゆくことが必要かと・・・ To Be Continued.


9月7日 開田彩菜館視察(再)

2009年09月07日 | 木祖村議会と議員
9月7日 開田高原直売食材施設「彩菜館」視察

 先日3議員で偵察してきたばかりの直売所ですが、今回は村長はじめ、議会および村おこしグループによる公式視察です。
 事業主体である「おんたけ有機合同会社」の松井氏より、詳しいご説明をしていただきました。

 こちらでは、事業の目的と理念、資金とランニングコスト、活用資源、人と技術、販売・集荷・参加のしくみについてなど・・・事業の基本や事業計画が非常にしっかりしています。このほか社長は無報酬で自ら集荷も行うし、30代40代が正社員、5事業部による事業運営などなど。

 こちらでは、木曽町の税金は設備投資に投入されていません。とりあえず箱モノを税金で作って、国からの補助金がイケそうなら運営団体を早急に立ち上げて・・・というやり方とは根本的に異なっているので、お話を伺えば伺うほどに、木祖村の地域活性化の在り方が改めて問われているように感じられてなりません。

 自立の村・木祖村が、どのような信念のもとで公共事業を行い、今後の道の駅構想に「住民参加」のしくみを盛り込んで行くかが重要になってくると思います。


マムシが三匹

2009年09月06日 | 活動日誌その他
 人一人が通れるような山道の草むらを主人と歩いていると、行く手を遮るものが。

「あっ、ヘビ! 三匹いる!」
「どこどこ?・・・げっ、気付かんかったあ・・・」
「ぜ、全部マムシじゃん!!!」

 二匹は絡み合って、もう一匹は近くでトグロを巻いていました。
 よく見ると体色は全体的に黒いけれど、典型的な銭型の模様があり、腹の方が色が鮮やかです。体型は、胴がずんぐりしていて、無毒のシマヘビやジムグリのようにスマートではありません。腹に子供を持っているのでしょうか(マムシは卵胎生)・・・

 一匹はトグロを解除したものの、鎌首をもたげてジッとこちらの気配を推し量っているかの様子。ヘビも人も互いに固まった状況が続きました。

 マムシは首を縮めたらシュッっと飛んでくるから危ない。後ろに回って除けなさい・・・子供の頃、そんな風に教わりましたっけ。とりあえず3匹のマムシを刺激しないよう、その場をそおっと脱出。

 それにしても、生き物の個体差というのは様々です。マムシなので、もう少しはっきりした模様で毒蛇であることを教えてくれてもよさそうなものですが、あんな体色では、うっかり足を踏み入れたらエライコッチャ・・・。
 通常のヘビなら、人の気配に気付くとシュルシュルと逃げてゆくものですが、マムシはすぐに逃げません。三角の頭をもたげている様子が不気味でした。

 よく、執念深く陰湿で攻撃性のある人のことを「マムシのナニベエ」と言いますが、こんな時は君子危うきに近寄らず・・・ですね。
 

木祖村のNew Spot? 気になる丸太小屋

2009年09月03日 | 活動日誌その他
 木祖村の県道26号(奈川木曽線)沿いに、去年からの~んびりと、そして着実に建設中の丸太小屋があります。
 木祖村の漆工芸家: 縄文漆アートの新田さんと、世界的ログビルダーで有名な丸太小屋工房の平林さん が一緒に建設している丸太小屋です。

 ちょうど私が毎日通る道筋だし、まるでひと月に一段づつ?というペースで、一体いつ出来るんだろう??と、以前から個人的に気になってしょうがありませんでした。使っている丸太が一般的なログハウスよりも太いのはいうまでもなく、積み上がるほどに、その装飾性にも圧倒的な存在感があります。

 今週は建物に破風がつき屋根を拭きじめたので、いよいよ外観のイメージがはっきりしてきました。チェンソーで透かし彫りされた破風板は黒漆で塗られており、ぐっと引きしまって見えます。
 まさに、漆工芸家とチェーンソー・アーティストのコラボです。

 今日は運よく御親戚にあたる13区(宮の森団地)自治会長さんもいらっしゃったので、写真を撮らせてもらい、前からの疑問をぶつけると・・・答えは「そのうちできます(笑)」。・・・この分だと完成は来春あたりでしょうか。仕事の合間に御親戚や仲間だけでゆっくり作っているようです。

  よーく見ると、丸太の彫刻の間にイルミネーションも仕込んであります。
 ちなみに、夜になるとこんな感じ→

 完成後のイメージも詳しく教えていただきました。ログハウス内部は縄文漆アートのギャラリーで、周囲はオープン・カフェにするそうです。

 この場所は、村で最大のスーパー「まると」の対面にあたります。私は個人的に、村の中に気軽にお茶できるような場所が欲しい~と思っていたので、できあがりが楽しみです。

 今後も継続リポート決定。