木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

熊野川最源流へ / 続・天川村

2009年09月15日 | 活動日誌その他
9月13日 熊野川最源流、神童子谷へ。

 熊野川源流の郷の宝ともいえる、天川村の地域資源を実見してきました。早い話が沢登り。中村文明氏も同行。総勢30名のキャニオニング・ツアーになりました。

 運よく助手席に乗せていただけたので、天川村役場の職員さんから往路様々な話を聞くことができました。シンポジウム会場では、えてしてその村の良いところが強調されるものですが、源流の村はどこでもダムがあることによる悩みを抱えています。

 天川村の場合、川迫ダムが堆砂によって埋没しつつあります。多目的ダムではなく電力用ダムなので、水が流れれば発電はできます。しかし雨量が多い場合は堰堤から水があふれ、ダム周辺の道路は毎回水没してしまう。長野県の高瀬ダム同様、今後延々と砂利の搬出を行わなくてはならなくなるのでしょうか・・・。
 大量の粒のそろったきれいな砂利がモレーンのように広がっているのに、これを建築資材として売ったり村の財源にできない(直轄区間の砂利採取禁止です)。「砂利特区」申請とかできればねえ…。
 林業が低迷した山村は財源に乏しいものです。結果として自然環境に負荷の少ないレジャー産業・観光立村へと舵を切る村は少なくないですが・・・。ちなみに天川村にはオートキャンプ場が20か所以上あります。


 この日の予定は午前中だけなので、神童子谷を遡行して、へっついさん、赤鍋の滝まで。
 久しぶりに童心に戻って、エメラルドの水に身をまかせました。赤鍋の滝から2回ドボーン!
 私の座右の銘は「見る前に跳べ!」でありますW。

 清流の国・美しい島ニッポンに生まれてよかった。なおさら、この環境を次世代に必ず残さなければならないと痛感します。