木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

木祖村平成21年12月定例議会/一般質問2

2009年12月26日 | 木祖村議会と議員
12月16日、星梓の一般質問2問目。

Q2:源流図書館の蔵書計画について

Q(星):日本図書館協会の数値目標によれば、公共図書館の資料費は人口一人当たり800円程度を目標とある。村の人口や施設の規模の関係もあるが、この辺り一般図書の蔵書計画についてどのように考えているか。来年度図書購入費に関する、一般図書・小学校図書・学校図書の購入比率。蔵書拡充計画等の説明を。

A(教育長):最初から特色を出した蔵書計画というのはなく、当面は幅広いジャンルで揃えていきたい。21年度では総額102万円。小学校57%中学校21%公民館図書22%となっている。
 予算は前年踏襲型で組んできたので、ウェイト配分をする考え方はない。向こう3~5年間の自主計画では、源流図書館に毎年50万円を予定している。

Q(星):村民の方から「村に必要な農業・林業関係の本がない」「過去に村に寄贈された書籍が利用できない」「蔵書を寄贈したいが受け付けてもらえない」などという不満も聞かれた。
 昨今の財政難で図書費を削減された多くの自治体では住民へ寄贈を呼び掛けて蔵書の充実を図っている自治体も多い。村内施設に保管されている既存の寄贈書籍の公開利用促進と、今後の寄贈書籍の受け入れについて答弁を。

A(教育長):既存の寄贈図書については、旧村史編纂室の蔵書や村民センター、PTA文庫も含め、内容をみながら順次図書館に移し、蔵書データに登録している。
 寄贈については、現在一般からは比較的新しい本をまとめて受け入れたケースがある。事前に状態を見た上で判断する方針で受け入れていきたい。

Q(星):寄贈図書の受入れ基準などを明確にして、住民とと一緒に図書館の蔵書づくりを進めていただきたい。

木祖村平成21年12月定例議会/一般質問1

2009年12月25日 | 木祖村議会と議員
遅まきながら、12月16日の12月定例議会(初日)。
 星梓の一般質問および村の答弁の内容は以下のとおりです。

Q1:来年度予算編成方針を問う

Q(星):来年度の歳入、一般財源の総額見込みと本年度の当初予算との比較増減についてどう見込んでいるか。

A(総務課長):21年度予算は、法人税で五百万円減額があったが、交付税が3千万円増で前年度とほぼ同額。22年度は味噌川ダム固定資産税2千万円減に交付税1500万円が補てんされ、一般財源は約5百万円減の見込み。村税は決算ベースで7億5千万円~8千万円と見込まれる。
 一方、地方交付税は国の動向が不明なため予測がつかない。地域再生対策費等約7千万円、頑張る地方応援プログラムが3千万円盛り込まれているが、これらがもし廃止されるとすれば収入が落ちることも考えられる。例年12月末に国の動向が示されるため、予算総額を把握したい。

Q(星):村長の任期も残り少ない。来年度予算にあたり住民にとって優先度の高い事業は何か。予算編成における重点事業とシーリング等について説明を。

A(村長):住宅対策は旧保育所跡地に23年までの計画で村営住宅を建設。在来工法による木造住宅の普及促進等の新たな制度ができないかも検討する。町並み再生では旧庁舎土地の活用を検討。地域の経済力向上では、道の駅を情報発信・観光案内・産業紹介の拠点としたい。自治会要望もできるだけ対応し、作業道の整備も新年度からやっていきたい。村では現在シーリングという枠をはめての予算編成はしていない。

Q(星):国の事業仕訳ではないが、予算情報を村民と共有し税金の使い道を透明化してこそ説明責任が果たせると思う。予算編成過程の情報公開についてどう考えるか。

A(総務課長):予算編成の公表が可能かどうかは、他の自治体の動きを見ながら検討していきたい。

Q(星):村の自主財源確保には、納税者・労働者人口の増加、若者定住化促進が望まれる。教育子育て支援は最重要継続事業と位置づけ、削減は最後まで避けるべきと思うが。22年度も財政調整基金の取り崩しを行わない予算編成が可能か。

A(総務課長):子育て支援等の予算削減は考えていない。
 ダム固定資産税がピークを迎えた後5年間は毎年基金を積み立て、その後の5年間に取り崩してゆけば、18年度と同等の決算で今後もやれるとの考えである。現在は基金を取り崩さずに予算を組めると見ている。



12月24日 平成21年12月木祖村議会閉会

2009年12月24日 | 木祖村議会と議員
12月議会の最終日です。9:00~本会議再開

議案82号 木祖村農林水産物等直売施設の建設請負契約締結について…原案通り可決。

 いわゆる道の駅:産直所建設関連事項です。
 本議案に関連して村が議会に提出した資料は、入札経過と仮契約書の表紙に相当する部分のみ。これでは契約相手と落札価格程度しかわかりません。

 まず議会側からは、工事契約内容がわからなければ請負契約が適正か否かの判断ができないという事で、詳細な資料の提示および説明を求めました。
 その他、過去数回にわたる意見交換の結果が工事内容に反映されたか、備品関連、今後の全体予算やスケジュールなど、さまざまな角度からの質疑が行なわれ、さらに、住民説明会といった情報公開、指定管理者を早期に決定し準備を前倒しで進める事などが提案されました。

 星は、7月初旬の年中行事「やぶはら祭り」に合わせた直売所オープンを提案しました。
 やぶはら祭りは、村で薮原地域の経済活動が最も盛んになる時期でもあり、村を出た若者が大勢戻ってくるうえ、村外観光客も多く、集客という点で相乗効果が見込めます。今後は地元や各種団体が連携して、お互いの事業をWIN-WINの関係で進めてゆくことが直売所成功のカギとなると考えています。


 閉会後、議会報編集委員会。
 議員全員の原稿が出そろうのは来年1月6日以降になる見込み。議会だよりの発行は1月下旬になりそうです。


続:木祖村名古屋出張所情報

2009年12月20日 | 活動日誌その他
 わが村の機構改革の話もあって、そういえば、名古屋出張所はあれからどうなっているのか… 農産物の少ない冬場はどうしているのかと思ってのぞいてみると…
・・・・・・( ´△`)・・・・・・



 さわやかに続く青い空とたなびく筋雲が、静かに広がっておりました。
…なんとなく、The Policeの "Message In A Bottle" の歌詞を連想してしまうような…。

 名古屋詰めの職員は独りっきり。やはり師走だけあって忙しいのか…。
  ОКИБАРИЯСУ!


12月18日 平成21年12月木祖村定例会2

2009年12月19日 | 活動日誌その他
12月18日 定例会議事再開 9:00~

■議案第73号~80号 原案どおり可決

「議案62号 平成21年度木祖村一般会計補正予算」において、星は源流図書館整備費に充てられる「小学校管理費・備品購入費の木製書架が減額され、蔵書のデータページ作成委託料が全く同額で増額されている理由について」説明を求めました。

 本来補正予算は、見積もりの際に予測し得なかった事情や、突発的にやむおえない変更が生じたために調製されるものであって、他で余ったから別の目的のものに使い切ろうというのはいかがなものかと。本来小学校(内図書館)の備品に使うはずの税金が、特定の業者の委託料に化けて人件費として消化されるというのは、いかにも不自然。
 まして村のHP作成・更新費用は、本来総務費の文書広報費に計上されるべきものであって、事実上予算の流用ではないかという疑念が生じたからです。

 不用額として整理せず、小学校管理費の中で動かすのであれば、同じ備品購入費である一般図書購入費費の増額に充てるべきだと思います。
 ちなみに木祖村の源流図書館の図書購入費はわずか50万円。村民一人当たり@142円で、公共図書館を設置している他の町村と比べると、驚くほど小額です。

 この質問に対する答えは・・・残念ながら積算根拠が示される事はなく、納得のいくものではありませんでした。詳細は議会報で。
 
 一般会計補正予算に関しては、このほか交流事業・子育て支援関係、村営住宅関係など、様々な面から質疑が行われました。

■発議第9号~10号 採択
・発議12号 非核三原則の早期法制化を求める意見書の提出について
・発議13号 所得税法第56号の廃止を求める意見書の提出について

 ~11:10 散会

午後:13:30より
 全員協議会(入札で会議室使用により、30分繰り下げ)

・協議事項
1:地域振興券の実績報告
 プレミアム商品券の清算報告です。
 (発行枚数36000 - 回収枚数35935)×@負担単価133.334=8800.04
 村の負担金額 480万円-8800円=479万1200円

 村はこれだけの費用を投じて、実質どの程度経済効果があったのか?たとえば、商業や木工業で前年比の売り上げがいくら増加したとか・・・。鋭い指摘が他の議員からもありました。
 バラマキで終わったとは思いたくないですが、効果検証についての明確な数字は商工会からは出されていない様子です。

2:村道について

3:平成22年度予算編成方針について
 編成の基本方針、予算要求基準には「前例踏襲の既成概念を排し・・・ゼロベースの視点で…」とうたわれていますが、補助金については「平成21年度と同額」という事実上100%シーリング。
 星は3月の一般質問で、補助金要綱の整備と補助率の明確化、サンセット方式による終期の設定、団体補助から事業補助へのシフト、補助金の使われ方についての情報公開と原則公募、などを求めた経緯がありますが、やはり既得権団体との「しがらみ」の壁は厚いようで、ここだけは前年度踏襲型となったようです。

4:機構改革について
 産業振興課の業務範囲が広いという実態を踏まえ、3月以降から2課に分けることになるそうです。村の産業振興に力を注ぐ体制づくりへ期待が高まります。

 その他、詳細は「議会だより」にて。


12月16日 平成21年木祖村12月定例議会1

2009年12月16日 | 活動日誌その他
12月16日 平成21年12月定例議会が開かれました。会期は28日までです。
 今回も5人の傍聴人が見えました。

■行政報告
1:新型インフルエンザ対応

2:源流図書館が開館

3:秋の叙勲および「現代の名工」受賞
  岩原 力氏 消防功労により瑞宝単光章
  篠原 武氏 木櫛加工 伝統工芸品お六櫛

4:土手内始男氏(故人)のご遺族より絵画「緑調」が寄贈される

5:水の始発駅フォーラム、「木曽川源流の里」山村ツーリズム事業に着手

6:辺見朝美氏よりスキー場隣接の土地の寄贈 6643㎡

7:木祖産業協同組合「木祖ブランド」の商品化へ向け、ものづくり塾開催

8:日進市木祖村両商工会交流20周年記念行事を開催

9:台風18号に伴い警戒本部設置(村内一部停電)

■議長報告
  
■木曽広域連合議会の報告

■松塩筑木曽老人福祉施設組合連合議会の報告

9:40~
■一般質問 6議員10件 

■議案第73号~81号まで上程、提案説明、付託。

15:15~
■常任委員会合同審査
 付託議案の審査・陳情4件ほか



12月15日 やぶはら高原スキー場安全祈願祭

2009年12月15日 | 木祖村議会と議員
12月15日 やぶはら高原スキー場の入り口にこじんまりと建っている「やぶはらスキー神社」。今日は19日のオープンを控え安全祈願祭が行われました。

 木祖村は昨夜からグンと冷え込みました。暖冬予想のなか待ちに待った寒波到来で、オープン日にはしっかり雪がつきそうな予感です。
 今年はオープンが去年より遅く、逆に準備期間が長かったため、リフトの事前点検やメンテナンスにもしっかり時間をかけたそうです。

 県内スキー場がどこも苦戦を強いられる中、やぶはらスキー場も集客に色々と工夫をしていくそうです。
 ・水曜日はリフト料金半額
 ・子供料金の値下げ
 ・名古屋方面対策に専属営業マンの設置
 ・土日は毎週イベント企画・・・ などなど。

 さらに! 今年は境峠の向こうの「野麦峠スキー場」と提携し、12月26日から

木曽福島駅<>やぶはら高原スキー場<>野麦峠スキー場 間で
(毎週土休日・年末年始・往復2便)
無料シャトルバスが運行!

 名古屋8時発特急しなの3号からスキー場に直結です。

 中央道なら塩尻ICから最も近く、パウダースノーが堪能できるスキー場。
 家族連れでスキー場をお探しなら、
ぜひ やぶはら高原スキー場へ!


 詳しくはコチラ
 http://ski.okukiso.jp/index.php

 

木曽菅古道 総合案内板

2009年12月12日 | 活動日誌その他
 12月12日 とうとう木曽菅古道の総合案内板ができました。
今日は協力いただいた関係者が集まり、除幕式を行いました。

 菅古道の整備は、菅で江戸時代から6代続いた眼科「民蘇堂野中眼科」、野中杏一郎氏が2003年頃から個人で始められたのがきっかけ。
昨年の源流シンポジウムin木祖村にともない、全体像の調査と一部の整備済み区間を村外にも公開。
今年は県の元気づくり支援金を活用し、風吹き峠稜線からのラウンドトレイルの整備、道しるべと案内板(散策マップ)の設置まで至りました。
 これで、初めて菅の里山をゆっくり歩いてみたいという方にも、安心して歩いていただけそうです。

 ちなみに、道しるべと案内板は、防腐・防虫剤の加圧注入処理済み。標中の文字は彫刻。案内板の表面もUV加工してありますので、ちょっとやそこらでは色あせたり塗装が剥げたりという心配はありません。


木祖村内で一番素敵な案内板になりました

 菅古道と風吹き峠ラウンドトレイルは、体力や興味に合わせて様々なコースが設定できる癒しの道。興味のある人はぜひお立ち寄りください。

12月9日 続・木祖村の道の駅

2009年12月09日 | 木祖村議会と議員
12月9日 第3回議会・(株)源意見交換会 (19:00~ 役場2階会議室)

 議会・道の駅(産直所指定管理者候補者)・木祖村三者による意見交換会です。
 内容は以下の通り。

 1)10月以降の経過報告
 来年度1月より道の駅の「国交省パーキング事業」が始まります。それらに関わる計画配置図等の説明。隣接する個人所有畑も買収でき、懸案であった登り車線側進入路も確保できることになりました。

 2)株式増資結果報告
 村民出資による(株)源(みなもと)の株式増資報告では、出資人数254名:募集金額1895万円で、増資後の資本金2000万円という結果になりました。今後は村内各種生産団体との話し合いを進めていくようです。

 村の施設となる道の駅設計関連では、工期は6ケ月、7月末にはOPEN予定ということです。
 ちなみに名前は 「道の駅 木祖村木曽川源流の里」
 とする予定。・・・私個人の第一印象は「・・・地味っ・・・堅い・・・」
 
 いずれにせよ、指定管理者は公募であり議会の承認が必要です。必ずしも1社が応札できる保証はありません。応募者に競争相手がいれば、よりよい事業プランを出した指定管理者が選ばれるという事も当然あります。
 来年3月にはしっかりしたプレゼンができるよう、事業計画を練って欲しいと思っています。

地方議員年金廃止・・・続報1

2009年12月06日 | 活動日誌その他
12月6日「地方議員年金を廃止する市民と議員の会」が発足いたしました。

 これまでの経緯は以下をどうぞ。
・地方議員年金を廃止する市民と議員の会、活動スタート!
http://hide-fujino.blog.so-net.ne.jp/2009-12-06-1

 公式ブログもあり、総務省に以下の要望書を提出する予定です。
http://ameblo.jp/nenkin-giin/theme-10017313434.html

 賛同者募集中です 詳細はこちら
http://ameblo.jp/nenkin-giin/theme-10017466527.html

 12月議会で、「地方議会議員年金制度の廃止を求める意見書」を採択する議会もあらわれてきました。

・山県市議会の勇断に拍手!/
「地方議員年金廃止を求める意見書」を全会一致で可決
http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/54f3b6981d72e7fc682b194650b608a6

・議員年金廃止の意見書/全会一致で可決/
全国市議会議長会は公費負担の増額要求/県内唯一全国6番目とか
http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t/e/bd2d1c5a98b0b74d59850d19998240b3

・11/27なくそう!議員年金 緊急フォーラムで各地の議員からアピール
http://www.kgnet.gr.jp/back/item/all/1259426832.html