木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

1期目4年間の登壇報告と村政反映度(4年目)

2011年03月30日 | 活動日誌その他
4年間の議員活動 総括編 その4
 自身の一般質問と自己採点(続き)

◆平成22年6月議会(6月16日)
1,電波過疎地の通信インフラ改善・公衆施設へWi-Fiスポットの導入を
       → ◎ソフトバンク携帯中継局を村内に6か所誘致
          こだまの森・道の駅にホットスポット導入
         
2,子宮頸がん予防ワクチンの公費助成について
       → ◎中学生女子に3回分(5万円)を助成へ

◆平成22年9月議会(9月17日)
1,既存砂防ダムのスリット化について → 未着手
2,2,企業CSRの誘致・ふるさと募金型自販機の導入について
       → ○まずは庁内に「緑の募金」付自販機を設置

◆平成21年12月議会(12月15日)
1,地上波デジタル難視聴問題を問う → 検討
2,こだまの森とスキー場エリアを核とした観光政策について → 検討

◆平成22年3月議会(3月14日)
1,源流図書館にiPad、電子書籍端末の導入を → 検討
2,地方議員年金廃止と公費負担について → 未着手


1期目4年間の登壇報告と村政反映度(3年目)

2011年03月29日 | 活動日誌その他
4年間の議員活動 総括編 その3
 自身の一般質問と自己採点(続き)

◆平成21年6月議会(6月17日)
1,老人福祉センターのトイレ改善について
       → トイレ改装は無理だが、イスを置くなどの代替措置
2,木祖村チャンネル(文字放送)について → 検討

◆平成21年9月議会(9月17日)
1,永久橋・菅橋の保存管理について → ○ 周辺の雑木等の伐採と環境整備
2,公共事業に源流の里らしい自然景観への配慮を → 進行中

◆平成21年12月議会(12月16日)
1,来年度予算編成方針を問う
       → 財政調整基金を取り崩さない方針で進行中
2,源流図書館の蔵書計画について
       → ○ 年間50万円の図書費の他、寄贈も受け入れる方向に

◆平成22年3月議会(3月23日)
1,郷土館収蔵資料:葛飾北斎「今様櫛きん雛形」の紛失について
       → いまだ所在不明・収蔵品の点検を開始
2,木祖村の情報発信、PRのあり方
       → ◎ 自治体ツイッターがスタート
         木祖村例規集もHP上で閲覧できるようになりました。


3,プラスチック容器包装の分別回収について → ○ 広域CATVでの説明を放映開始


1期目4年間の登壇報告と村政反映度(2年目)

2011年03月28日 | 活動日誌その他
4年間の議員活動 総括編 その2
 自身の一般質問と自己採点(続き)

◆平成20年6月議会(6月18日)
1,史跡鳥居峠の県指定・国指定へ向けて → 未着手
2,木祖村役場周辺の美化について
       → ○草刈・花壇等、エントランス部分の整備

◆平成20年9月議会(9月17日)
1,これまでの上下流交流の成果と今後の交流事業についての戦略を問う → 検討
2,ふるさと納税に名称を・・・「源気くん募金」について → 検討

◆平成20年12月議会(12月17日)
1,「水と森林のふるさと図書館」(仮称)村の特色を活かした図書館の設置
       → ◎ 「源流図書館」がオープン
2,学校図書整備状況、管理システムの現状と課題
       → ○ 小学校・中学校・源流図書館の蔵書一元管理システムへ
3,新型インフルエンザ対策、村内患者発生時の行動計画等について
       → ◎ 県内町村レベルでは他に先駆けて策定
◆平成21年3月議会(3月9日)
1,各種団体補助金の抜本的見直しを → 検討
2,これからの図書館行政について
       → ○ 図書館運営協議会委員を公募に


1期目4年間の登壇報告と村政反映度(1年目)

2011年03月27日 | 活動日誌その他
4年間の議員活動 総括編 その1

 私は任期4年間に16回登壇し、34項目にわたる質問や政策提言を行いました。その結果、実現した事・進行中のもの・検討中など、様々な行政見解がありました。登壇項目については任期中に着手されなかった点もありますが、今後も粘り強く改善できるよう、村政に参加していきたいと思っています。

 以下、一期目の総括として自身の一般質問について自己採点をしてみました。

◆平成19年6月議会(6月19日)
1,地域文化の振興について
 ①村内の文化財の保存状態と活用状況  → 検討
 ②村内近代化遺産についての村の方針は → 未着手
2,旧中山道「鳥居峠」の整備とその効果について → ○森林・景観整備の形で進行中
3,子供の安全対策を考えた地域づくり~保育園周辺の安全対策
      → ◎子供が多い宮の森地区の側溝に蓋をかけて頂きました。

◆平成19年9月議会(9月20日)
1,木祖村の地域振興を目的とした情報発信について
      → ◎木祖村ホームページの全面リニューアルへ
2,住基ネットの利用状況とランニングコストについて → 検討

◆平成19年12月議会(12月19日)
1,木祖村郷土館の現状について
       → ○30年ぶりの入場料見直し、内装・照明を一部リニューアル

◆平成20年3月議会(3月7日)
1,源流の里の川づくりについて~木曽川本流河畔林の伐採について → ○河畔林皆伐を停止
2,源流の里らしい景観づくりについて → 進行中


平成23年木祖村3月議会一般質問/2地方議員年金廃止と公費負担

2011年03月20日 | 活動日誌その他
星梓の一般質問2問目

Q2:地方議員年金廃止と公費負担について

Q(星):かねてより「議員特権」として批判の多い地方議員共済年金が六月に廃止される方針で、国会で法案が提出されることになっている。しかし、この廃止法案の中身は12年以上在職する議員に対しては今後も給付を続け、受給資格を温存し、遺族年金まで支払われる。最大の問題点は、廃止に伴い現職の議員の掛け金がなくなるにも関わらず、議員共済会を存続させ、その赤字をこの先何十年も税金で補てんし続けるという点。
 木祖村でも、昨年は議会費二九七万円だったが、新年度では一四五一万円と五倍の額が計上された。そしてそれは今年一年限りで清算されるわけではなく、今後50年以上も税金投入は続く事になる。

 木祖村は自立以来、村税の減少が見込まれるにも関わらず、健全な財政運営を心がけ、ムダをなくすよう職員も知恵を絞ってきた。議会も4年間の報酬カットで歳費削減をした。にも関わらず、廃止したはずの議員年金に税金が今後も使われるのは理解しがたい。
 村長は、木祖村の将来の財政を考えたら、税金は行政サービスの拡充や住民サービスの向上に使い、将来へのツケを減らし、公費負担を減らす努力をすると思うが、この点についてどう考えているか。

A(村長):この年金はもともと互助年金として発足し、退職後の議員の生活を保障するものである。地方議会議員の職務の重要性を勘案し政策的に設けられた。地方公共団体の一機関を組織する議員の年金制度であるから、今後も地方公共団体が負担をすべきとされている。
 住民側からみれば、議員報酬とは他にこうした年金があることを知らない人もいるかもしれないが、議員共済そのものの廃止はやむをえないと思う。しかし廃止に伴う経過措置としての年数はかかるため、現行制度を実施するのもやむをえないと考える。この問題については住民に対する充分な説明が求められているが、税金の使い道は住民の目線に立って住民サービスの向上に取り組みたい。

Q(星):この自治体による公費補てんは、複数の自治体からも異論があがっており「根拠法令が未成立」「支給額の算出根拠についての説明がない」として新年度予算計上を見送る所も少なくない。先日の東北関東大震災で今後は国からの交付税も絞られることが予想される。当初予算ではなく補正予算などで慎重に対応するべきではないか。
 地方が自ら考えて、地方にとって不利益なことはきちんと国に対してものをいう姿勢が今の時代に求められている。まずは成立した法律の中身をしっかり精査したうえで、自立した村としてどうするかを考えるのが重要ではないか。

A(村長):昨年来からの予算編成にあたってこれについては準備をしてきた。制度廃止の経過措置として、今回の措置はやむをえないと考え、本年度予算に計上させていただいた。一方で、地方公共団体や地方議会からも色々な声もあるので、国や県に要望を挙げてゆく事もやぶさかではない。


房白)
 議員年金、震災で国家の一大事だから受給権返上しますって先輩方が言ってくれるといいのに……。なんて思いながら質問をしていたわけですが、私の質問最中に「うるさい!」という小さなヤジが聞こえました。住民に見えない特権を享受するセンセイ方が返納したり地方財政に協力する可能性は万に一つもないんでしょうねえ。(詳細はTVの議会放映をご覧ください)



平成23年木祖村3月議会一般質問/1源流図書館にiPad、電子書籍端末の導入を

2011年03月19日 | 活動日誌その他
3月14日 平成23年3月定例議会
星梓の一般質問および村の答弁の内容は以下のとおりです。


1,源流図書館にiPad、電子書籍端末の導入を

Q(星):今後10年先の図書館をめぐる社会環境の変化に、最も大きな影響を与えるのがiPadなどの電子書籍端末の普及だ。近い将来、電子書籍がえて通常の本よりも安く購入できるようになる。書架の在庫管理や本の補修といった手間も減る。また、メーカーも次々に新製品の端末を発表し、端末価格も下がると予想されるので、管理面やコスト面でも自治体にとってメリットが出てくるだろうと予想される。

 既に一部の公共図書館が電子書籍の貸し出しを始め、伊那図書館でも情報検索や電子書籍が楽しめるiPadを導入し、2月15日から貸出・閲覧が始まった。これらの端末は指でページをめくるように使え、操作も簡単で、文字の拡大ができるなどお年寄りにも扱いやすい閲覧ツールになっている。そこでipadのような携帯電子書籍端末を、源流図書館にも実験的に設置してはどうか。

 国では「2015年にすべての小中学生がデジタル教科書をもつ」目標で促進をはじめている。すでに長野市塩崎小学校でこうした端末や電子教科書を使った授業が始まっており、全国各地でiPadを活用した授業が進められるなど、村の教育施設で日常的に使われる日は近いと考える。
 学校の職員や図書館の職員、役場の職員なども、早いうちからこうした端末になじんでおく必要があり、村の今後の教育現場でも、機種を選ぶ上でも、図書館に試験的に設置してみるメリットは大きい。

 現在村外から、木祖村の図書館にiPadを一台貸し出しても良いという申し出がよせられているが、受け入れる考えはないか。

A(教育長):電子ブックリーダーの開発も進み、電子書籍身近になってきている。将来に向けて図書館も取り組んでいく課題である。
 最終的には予算を伴うことなので、いろんな方向性や将来性を考えながら探っていきたい。源流図書館に一台試験的に置いてみて、色々使ってみる事も選択肢のひとつとして、長期的な視点で検討してゆきたい。


傍白)2002年…10年前の電子書籍失敗事例を引き合いに出されたのにはワロタ。携帯向け電子書籍が皆無だった時代ですぞ(爆。現在の電子書籍市場はあのころの50倍以上になる。
 毎度のことながら、教育委員会の姿勢は×××・・・ (´Д`;)/ヽァ・・・
 これからの社会教育には、高齢化した学識経験者ばかりではなく、情報化について見識のある人材も必要だと実感した一瞬でした。


震災から4日目

2011年03月14日 | 活動日誌その他
3月14日 木祖村の中にて

A.M.
 木祖村でも今朝から義援金受付が始まりました。役場では義援金を呼び掛ける紙をどこにはろうかと職員が役場玄関付近でウロウロ。とっさに「そこにある赤十字の募金箱に貼ればいいじゃん!」

P.M.
 本会議終了。1期目最後の一般質問も終わりました。途中でやっぱりドモったorz・・・。

 木祖村での野外フェス:タイコクラブがチケット¥11000のうち¥1000を義援金に。
Listen Japan http://goo.gl/fb/oi5kh
 民間はさすがに対応が速いです。イベント自粛ばかりが支援じゃない。

 本日、長野県の災害地への取り組み詳細のページがアップされました。
 http://www.pref.nagano.jp/kikikan/saigai.htm

 2011年3月11日の東北関東大地震と津波に続いて発生したのが、3月12日未明に起こった長野県栄村などを中心にした震度6強の地震です。その後、静岡県でも震度6強の地震があるなど、大地震が相次いだため世間の目から触れにくくなっています。
 鉄道も分断され、倒壊家屋の被害も大きく、これが単独の地震なら大ニュースになるのですが、地震直後に報道されてからほとんど被災の様子が報道されなくなりました。

 知事も前日から積極的に支援を表明↓
「RT @shuichi_jp: また、現在栄村では、断水地区が多数で給水車で対応しており、水道の一日も早い復旧が必要です。長野県では仮設住宅設置や周辺の公営住宅での受け入れなど、栄村と協力して、避難されている方の暮らしの安心確保のため全力を尽くします。」

 栄村には以前、雪の深い時期に現地にいったことがあり、丁度、村に入る唯一の道路が雪崩でふさがったというので除雪作業をしている最中でした。長野県内の同じ過疎の山村ということで、どれだけ不便を強いられているか想像できるだけに、個人的には栄村にも支援したいと考えています。