木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

やまびこフォーラム2010in木曽

2010年11月27日 | 活動日誌その他
11月27日 やまびこフォーラム2010in木曽が、木曽郡民開館で開催されました。
 (主催:やまびこネットワーク)

・基調講演「食と農が地域をつくる」 
  講師 食環境ジャーナリスト 金丸弘美氏

 このフォーラムは、食と農の関わりから地域づくりを考えることを目的に、長野県内の地域づくり団体が一堂に会したものです。
 最初のオープニングセレモニーでは、木曽郡内のご当地キャラクターも勢ぞろいしました。

 もちろん、木祖村の「源気くん」もやっと3Dとなって登場しました。
 信州DCの「アルクマ君」ともやっと会えた~

 そして、以下が県内10か所からエントリーのあった「地域対抗スローフードコンテスト」でのメニューや、交流会などでも出されたスローフードです。木曽牛おやき、ほうば寿司など、様々な地域独自の料理が出されました。


 右は、妻籠地域に伝わった昔ながらの「芋のコロ煮」です。

 本当はもっと色々なスローフードが登場したのですが、当日私は試食に夢中・・・ 司会役だったので、なかなか写真が撮れなかったのです。(;^_^A

 交流会ではそれぞれの団体が今取り組んでいる地域づくりを語り合い、長野県は地域色の豊かな県だとつくづく感じた一日でした。
 独自色の強い郷土の味にも、新たな工夫と光をあてる機会が今後もどんどん増えるといいな。
 

元気づくり事業:稜線-栗屋沢ルート開通

2010年11月25日 | 活動日誌その他
 元気づくり支援金事業の稜線ルート開設作業が本日で完了です。
 藪こぎとクマザサ刈りに苦闘しつつ、ついに今年度の予定区間である、風吹峠北部稜線道の延長と、そこから栗屋沢に降りるエスケープルートが開通しました!

 栗屋沢からの登り口と稜線のランデヴー地点には、三角点がある。・・・けど私の持ってる地図には出てないぞ???。これも調べなくては・・・。
 この付近からの眺めはなかなかです。


木曽駒方面


木曽駒の山なみ越し、伊那市の向こうに中央アルプスが見えた


11月24日 平成22年木祖村議会11月臨時会

2010年11月24日 | 木祖村議会と議員
11月24日 木祖村議会11月臨時議会 9:30~

議案3件・・・可決承認
・議案62 木祖村特別職の職員等の給与に関する条例の一部改正
・議案63 教育委員会教育長の給与他勤務時間その他に関する条例の一部改正

 8/10人事院勧告に伴う特別職(三役)のボーナスカットです。12月1日より施行。
 討論では、今、特別職のボーナスカットを進めると一般職にも連鎖しかねないという理由で反対意見が出されました。

・議案64 木祖村一般職の職員の給与に関する条例の一部改正

 主な改定内容は
 1.中高齢層(40代以上職員)の月給を0.1%引き下げ。本村では26人が該当。
 2.当分の間55歳以上職員の給与を上記からさらに1.5%減。対象者5人
 3.ボーナス支給率の0.2月分引き下げ。他住居手当の是正。
 本会議では、一般職の残業等について平準化がきちんと行われているか等、待遇面と業務量のバランスについての質疑応答が行われました。

・議員発議11 木祖村議会議員の報酬等に関する条例の一部改正…可決
 議員期末手当のカット。これについては度重なる議会研究会でも取り上げられ、本来の議員報酬のありかたについてはそれぞれ学習し議論を深めてきました。「一夜限りの召集」と揶揄される報酬審議会の人選基準や答申内容のありかたには納得できない部分もあるところです。
 本会議では村長から「郡下の状況を見る限り低いと考える」との発言もありました。

○議会全員協議会

・協議事項
 1.旧藪原保育園跡地利用について
 2.消防広域化将来ビジョンについて
 3.木曽谷森林計画区における第4次地域管理計画及び第4次国有林野施業実施計画の策定に関わる意見聴取について
 その他、交通事故の現地診断等

 以上。詳細は12月議会報にて。


源気くんピンバッジ登場

2010年11月23日 | 活動日誌その他
 「源気くん」のピンバッジができて、このほど全村民に配布されました。
 これは2008年に全国から公募し、木祖村の小中学生の圧倒的支持を得て誕生した木祖村イメージキャラクターです。


 なお、「源気くん」の着ぐるみは、11月27日、木曽郡民会館で開催される「やまびこフォーラム2010in木曽」にて初お目見え予定。アルクマをはじめ郡内キャラクターも勢ぞろいします。
 こうご期待!


議会改革の行方

2010年11月18日 | 木祖村議会と議員
11月18日 19:00~ 議会改革研究会 (於村民相談室)

・検討事項:研究会の今後の進め方について
・議員報酬、通年議会について
 議員報酬については人事院勧告との関係もあって様々な意見が出されました。私個人の意見としては、前回本会議で反対討論をした時のスタンスと変わりません。住民の批判を避ける事を目的としたパフォーマンス的な報酬削減や、感情論に終始して何の根拠も示していない審議会の答申を追認するだけでは、議会の質が向上するはずがないからです。
 通年議会については、軽井沢議会の事例はすでに今年の1月に取り上げました。今頃になって「次回までに軽井沢の条例案をプリントアウトして・・・・」
    ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ・・・何カ月かけるんですか・・・時間かけすぎやろ
    いつまでに誰が何をやるかを決めないでダラダラ進めるからこうなる。


・村の協議事項:人事院勧告にともなう条例改正について
 公務員一般職のボーナスカット等。

・一般質問動画放送について
 これまでの録画放送の見直しで、近隣市町村の事例を参考にしながら、録画方法の見直しや編集作業の効率化について話し合いました。議会終了後できるだけ早くTV放映できる方向で改善されます。

 その他、議会旅行について
 議会旅行(視察)といっても、木祖村の場合、費用はすべて議員自身の自腹です。
 今回、視察先については議会として統一見解がいまだに出ませんでした。結論を先送りするのは議員個人が意思決定できてないからだと思うぞっ。
 私個人の考えは、目的意識のない視察なんてただの「外遊」と同じ。自費積み立てなんだから、今回は各々が自分の方針に沿って必要な場所に行けばよいと考えています。つきあいで観光旅行に行く気はありません。積み立てた旅費は返してもらう事になりました。ちなみに、同僚議員数名で別途視察行を計画中です。

 なお、かつてテーマに上がった地方議員の異常な特権「議員年金」の問題は、「その話はまた別!」と、今回は積極的に話合われませんでした。

 それと・・・おかしいなあ。2009年の8月に「住民との議会懇談会はぜひ今年度中に一度は実行しよう」と方針を確認したはずなんだけど。・・・どうなったんですか? ねえ、議長ノ



11月17日 平成20年度国民健康保険運営協議会委員等研修会

2010年11月17日 | 木祖村議会と議員
11月17日 平成20年度国民健康保険運営協議会委員等研修会に行って来ました。
(於茅野市民館マルチホール 13:00~ )

■講演内容
1、「長野県国民健康保険の現状について」
  県健康福祉部健康福祉政策課 参事兼課長 野池明登氏

2、「高齢者医療制度と国保の行方」
  組合立諏訪中央病院名誉院長
  高齢者医療制度改革会議委員 鎌田實氏 


 1は、主に長野県内の国民健康保険の現状についての説明でした。

 長野県の市町村国保は、特徴として以下の3点があげられます。
1、小規模保険者が多数存在し財政が不安定化しやすい
2、高齢者や低所得者の加入割合が高い
3、保険料の収納率は、全国との比較では高いが低下傾向にある

 1については被保険者が1万人以下の市町村数の割合が、全国では約59%ですが、長野県では81%と突出しています。国民健康保険という名前であっても、中身は市町村保健制度。過疎高齢化が進む自治体では少ない人口で高額の医療費に対応しているというのが実態なので、赤字の保険者(市町村)が比較的多いのです。どうしても財政は不安定となり、支出(医療費)に対して保険料(税)を上げざるを得ない状況になりつつあるなど、課題が山積しています。

 国は本年5 月に国民健康保険法を改正し、都道府県が市町村国民健康保険の運営の広域化又は財政の安定化を推進する施策を勧め、長野県では「市町村国保広域化等検討委員会」を8 月に設置しました。いわば、市町村国保の広域化です。
 
 現時点までの動きでは、全国知事会は「市町村広域連合で・・・」
 全国市長会は「国又は都道府県を保険者とする国保制度の再編・統合を」
 全国町村会は「制度運営の責任は都道府県が担うこと」というスタンスを表明しているようです。

 続く2番目の講演は、「がんばらない」や「ウェットな資本主義」の著書でも知られる鎌田實氏の講演。
 氏はもともと東京育ちのいわばIターン。長野県の保健師が医師と対等に地域医療を牽引し、かつての「塩分取りすぎの長野県の食生活」を変えていった取り組みをはじめとして、様々なエピソードを紹介しながら今後の高齢者医療制度問題、日本の国民皆保険制度をどう守っていくかをテーマに話されました。

 「やれる人がいろんな手法で火をつける・・・」
 「回転と波とフロンティア」そんな言葉が深く印象に残る有意義な講演でした。

 日本が世界に誇る「国民皆保険制度」。すべての国民が等しく医療を受けられることを社会的に保障するという制度の原点に立ち返って、見直しを進めて欲しいものです。



11月行政懇談会

2010年11月12日 | 木祖村議会と議員
11月8日から木祖村では「行政懇談会」が行われています(12月14日まで)
 これまでは毎年2月の厳寒期に行政懇談会を行なってきましたが、今年度からより多くの意見を来年度予算編成に反映させたいという考えから、今年は日程を早めて行われる事になりました。
 全会場に村長が出席します。行政懇談会では村からの説明を受けるだけでなく、住民からの様々な意見交換や要望も可能です。主な内容は以下の通り。

■木曽広域連合から・ケーブルテレビ受信料の改定について

■役場から
・デマンド交通システムの試行について
・予防接種の補助金制度等
・婚活イベントの開催
・下水道の利用等について
・狩猟期間の入山について
・住宅建築・リフォーム補助制度について
・教育委員会事業について

 会場で質問が必ず出されるのは、やはり広域ケーブルTVで、デジアナ変換云々よりも受信料の値上げ問題に関心が高いようです。

 その他、出された意見等については、今回は後日まとめてレポします。

南木曽にて

2010年11月09日 | 活動日誌その他
 今年の秋は短いのか長いのか・・・
 木祖村では役場前のイチョウがみごとに黄色くなったと思ったら、あっという間に散ってしまいました。それでも南北に長い木曽谷ではまだまだ紅葉が楽しめます。


 南木曽の妻籠城址入口のモミジです。
 妻籠の紅葉はこれからが見ごろで、孟宗竹の林を抜けて妻籠城の曲輪を歩くとモミジの落ち葉が赤い絨毯のように広がっていました。
 城の頂からは妻籠宿が一望できます。周辺を手入れすればモミジの名所にもなりうる場所ですが、城跡まで観光客がなかなか上がって来ず、訪れる人が比較的少ないのが少し残念です。

11月8日 続奥峰稜線整備

2010年11月08日 | 活動日誌その他
 11月8日 元気づくり支援金事業、風吹・奥峰稜線ルート整備作業の続きです。

 クマザサの密生が激しいためか、なかなか進むスピードがあがりません。そのため前方と後方に分かれ、前回の作業区間の不十分な部分も再度丁寧にやりなおしながら、進みました。



 2時間も進むと、突如目の前に巨大な人工物が!

 「建設省中部地方建設局 奥峰無給電中継装置」とあります。
 いわゆる電波の反射板で、山間部の集落やダムとの通信を行う機会の多い防災無線などで使われている設備。
と、いうことは ここから味噌川ダムも見える?
 ・・・残念ながら、クマザサの背丈が高いのと、この日は曇って天気が悪かったこともあって、確認できませんでした。

 そこから数メートル先の山稜からは、木曽福島方面へ延びる別の稜線がドーンと見渡せるようになります。
 おそらく天気がよければ、そこから御嶽山の全景が拝めたかもしれません。

  平日の作業は何かと用事がある方も多く、作業協力者は少なくなりますが、この日は村内の別地区から新たな人が、刈り払い機持参で参加してくれました。

 信念を持って、やりたい人が、その時やれる人でやればいい。興味がない、あるいはやりたくない人は、積極的にやっている人の足を引っ張らない。それが物事を前に進めるうえでの原則。
 必要に応じて自分たちで意思決定をし、その都度修正・変更していけば良いというのが元気を蘇らせる為の基本的なスタンスだと思っています。


木曽町三岳の復元住居

2010年11月05日 | 活動日誌その他
文化財パトロールの際、たびたび立ち寄るのが三岳にある御嶽神社若宮の復元住居。

 
 縄文時代の復元住居と言えば、一般的には茅葺ですが、ここの住居は樹皮を使って葺いてある桧皮葺きです。周辺の環境や植生を考えると、土地にあるものを使う訳ですからカヤの生えない高地では必然的にこうなるでしょう。

 中もこの通り。ただ、屋根のこう配と側壁の復元にはちょっと懐疑的です。冬の降雪を考えると、これだけスキマだらけじゃトテモ住めません。あくまで推測ですが、簡単に手に入る土を利用して、側壁の桟には土ぐらいは塗りつけてあっただろうし、麻を織ったモノなども使って外気をふさぐぐらいの事はしていたと思います。

 遺跡についての解説版もきちんと整備されています。廃墟的な場所を好むわたくし的には、ここも訪れる人が少ない穴場。
 いつか、ここでのんびりと夜空を眺めてみたいなんて思ってしまう場所です。

11月3日 木祖村の駅伝大会

2010年11月03日 | 活動日誌その他
11月3日 第52回木曽川源流村内一周駅伝大会が開催されました。今日は天気にも恵まれて、村内の紅葉もひときわ鮮やかです。

 通称「木祖村駅伝」。村で50年以上続いてきた村民主体の駅伝大会です。昨年は新型インフルエンザの関係で中止になりましたが、今年は村内各団体から31チームが参加。今回、小学生選抜のAチームも5区間に参加し、大人と同じ距離を走ります。

 

  私が住んでいる小木曽地区は選手層が厚く、小学生(2部10区間)を含め12チームも出場しています。優勝候補の「小木曽南A」チームは三連覇を狙っているとかで色々と戦略を練ってきたんだとか。

 私も旦那様が小木曽南Cチームで3区を走るので応援に行ってきました。この区間では小学生チームもがんばって比較的上位集団に食いついていました。

 で、旦那様の個人的な結果は・・・「今年も5人抜き達成したー」と満足げ。
 選手の皆さんもお疲れさまでした。

寝覚の床の磨崖仏

2010年11月02日 | 活動日誌その他
11月2日 今週から木曽郡内を対象とした県の文化財パトロールです。

 巡回地になっている国指定名勝「寝覚の床」も周辺が色づいてきました。
 前回確認時の河川増水中の姿とは大違い。木曽の自然は季節ごとに様々な姿を見せてくれます。


 この寝覚の床、中央に建てられている浦島堂の岩場の下に磨崖仏があることは、あまり知られていません。

 現在、磨崖仏は千手観音像など3体ありますが、伝えられるところによると13体掘られる予定だったそうです。何故途中で止まってしまったのか?
 様々な記録や伝説などさらに掘り下げてみるともっと面白い事がわかるかもしれません。


 夢さめて寝覚の床の浮くばかり
  恋ひきと告げよ西へ行く月(更級日記)

 ロマンチックな詠だけでなく、'知られざる謎'も残る木曽の名勝です。