木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

9月30日 議会報編集委員会&源流シンポ反省会他

2008年09月30日 | 木祖村議会と議員
9月30日
 15:00~ 議会報編集委員会
 先日の定例会議会報の編集会議を役場3Fの議会資料室にて行ないました。
 古畑、深澤、星で原稿入力作業の分担。恒例の1~2Pに入る予定の決算報告については、先日出たばかりの村報(広報きそ)と内容が重複するため、広報には掲載されない決算審査部分を重点的に掲載することに。その他、高齢者に配慮してあえて表を入れて数字を読みやすくすること、財政指標等を盛り込む方針になりました。

 しかし、毎度の事ながら各議員から提出された原稿の調整には悩ましいものがあります。
 本来、一般質問(および議会報に掲載する)には不適切と思える表現や字数オーバーについては、編集責任を負う議会報編集委員会に委ねられるべきと考えます。
 古い議員やほとんどの議員はルールに基づいて提出されるので、誤字脱字程度の修正で事足りるのですが、中にはどおおおしても自分の意を通さずにはいられない様子で、一字一句変えるな!と・・・
 最近では、議会のメンバーシップについては考えさせられる場面が多いです。

 18:00~ 木曽川源流祭り&源流シンポジウム合同反省会(於村民センター)
 この夏に行なわれた源流祭りと源流シンポジウムの反省会です。
 源流シンポジウムでは、部会によっては別の会場にてリハーサルや準備を行なっていて、シンポジウムやアトラクションをじっくり見られないスタッフが多いので、16:40からシンポジウムビデオの放映が行なわれました。

 エクスカーション部会では、アンケート結果報告を配布しました。
 アンケートは各コース毎の現場スタッフがそれぞれ設問を考えて作成したものです。記述式にしたことで、まとめる作業に時間はかかりましたが、その分参加者の生の声が直接伝わるものとなりました。今後の村づくりや協働事業を進める上で、全国からの参加者の声は、イベントが残した宝ともいえます。
 秋のイベント続きで忙しい中、最後まで丁寧な集計をしていただいた事務局には深く感謝します。

9月28日 三河高原トレイルランニング

2008年09月28日 | 活動日誌その他
 9月28日 三河高原トレイルランニングレース2008に行ってきました。自然を肌に感じながら森の中を走るトレイルランニングが静かなブームとなっています。

 レース会場は愛知県新城市。合併前は「作手村」だった「鬼久保ふれあい広場」です。ロング24キロのほか、8キロという初心者向けの比較的ゆるやかなコースがあるのが特徴で、そのためか参加者の世代が20代から60代(見かけ)と幅広く感じました。

 ちょっと面白いと思ったのは、この大会がムダを極力削っている傾向があることです。
 まず最初に、いわゆる来賓とか地元の議員とか、参加者にとって全く興味の無い長ったらしい挨拶がない!。受付もカードを出すだけ。大会パンフレットも非常に簡単なものです。さらに計時のシステムもなく(タイムを計るチップの貸し出しもなし)、ゴールでも順位札を配るだけです。
 それでいて、エイド・ステーションは6キロごとにきちんと設置してあり、パン・バナナ・ドリンクなどがしっかり用意されていました。

 トレイルランニングはそのレースの性格から、基本的に「山中」で開催されるので、主催者側にも高齢化の傾向があるものですが、こちらでは、大会ボランティアと思われるスタッフに若いお姉さん(学生さん?)が多かったです。女性から「がんばってください~」と声がかかるのも、選手にとっては魅力の一つかも。

 OSJレースや斑尾、志賀野反湖TRなどと比較すると、エントリー・フィーも安く、「参加者がシンプルに自然の中を走る」ことに重点をおいているようで、お金をかけずに参加者に喜んもらえるレースとして、非常に参考になる大会でした。

 なお、このレース中、ハチの群れに選手が指されるというハプニングがあったようです。自然のフィールドを走るので、当然ムシや鳥獣などとも遭遇する。そんな当たり前の事をあらためて実感させられました。



9月24日 平成20年9月木祖村定例会4

2008年09月24日 | 活動日誌その他
9月24日 定例会再開 9:00~

■議案第51号~56号 議決
・「議案56号 村有財産(索道施設等)の貸付について」
 奥木曽グリーンリゾート株式会社に、村が過去3年間無償貸付中のやぶはら高原スキー場(スキーリフト他村有資産)に関する事項です。賃貸借契約が本年9月30日に満了となるのですが、8月末に契約の更新と再度3年間の賃貸料免除期間延長の申請がありました。
 報告説明によると、スキー場民営化から2年間の収支では、一応バランスがとれている見えるものの、現金・預金が減少し時価資産の比較では決して財務内容は良いとはいえません。新会社発足時の条件が、他の再生スキー場に比べ、設備的にも資金的にも恵まれていたことから、厳しい質問と意見が相次ぎました。
 村としては、これまで民間会社に自立運営を期待して口出しせずに来たとのことですが、当初の出資金が4千万円ほどに目減りしていることを考えると、村も経営者任せにするのではなく、出資者として戦略的提案や経営チェックする体制が必要と指摘。このほか、こだまの森バンガローを利用した議員からは、施設の現状についての意見など。

■認定第1号~6号 議決
 19年度村営水道特別会計、農業集落排水事業特別会計、公共下水道特別会計の歳入歳出決算の認定については、関連して、本管の油詰まりの件で使用法の周知徹底他、道料金の滞納、不明水(漏水)、起債の繰上げ返済等の質問がありました。

■発議第14号~17号 採択
・発議14号 原油・肥料・飼料高騰に関する意見書の提出について
 燃料をはじめ生産資材等の高騰のあおりをうけて、生産者の経営安定策を求めるものです。
 意見書に盛り込まれた主な内容は、
 生産コストの急激な上昇に直接対応するセーフネット対策や経営安定策の確立。
 原油高騰対策。肥料高騰対策。飼料高騰対策。税制対策(農業用軽油免税制度の継続)。輸出規律の強化等。

 なお、「朝鮮民主主義人民共和国への制裁措置の解除と日朝国交正常化協議の促進、早期の国交正常化実現の意見採択を求める陳情」については、首相辞任そして北朝鮮側の調査委員会設置延期の見込みや核関連施設の再稼動といった近況から、結果不採択となりました。

その他質疑応答等、詳細は議会報で。

■議会全員協議会 11:00~
協議事項
1.源流シンポジウム報告について

2.こだまの森指定管理について

3.土木振興会の広域連合への移管について

4.木祖村簡易水道統合計画について
 19年6月、国の簡易水道等施設整備の国庫補助の交付要綱及び取扱要綱の改正を受け、特定簡易水道事業は国庫補助を受けられなくなります。簡単に言えば、国としては水道局のような形で今後の水道事業は自立運営してゆきなさいと言うことですが、都市部ならばそれで採算がとれますが、人口が少なく山間部地域で集落が点在している地域では、設備投資に見合った採算はなかなかとれそうにありません。
 平成28年度までは、21年度までに他の水道事業と統合する簡易水道事業等は補助を受けられるので、村内5簡易水道を一つに統合する本計画を作成することになりました。
 村全域での施設計画(27年度まで)の概要説明。他の地区とは少し異なる事情であった「しらかば平地区」も含め、管路施設の整備や統一料金化等が行なわれる予定です。

5.議員研修について
 議員研修旅行のスケジュール。
 木祖村名古屋出張所~桜山、管工機材展(吹上ホール)、奈良県川上村視察研修の予定。



9月20日 木祖小運動会

2008年09月20日 | 活動日誌その他
 木祖小学校運動会が開催されました。
前日からの台風13号の影響が心配されましたが、朝には雲が割れて青空が顔を出し、まるでこの日のためにお天気になったようです。
 今年の3年生は男女の比率差が大きくなってしまったそうで、女子は3人になったとの事。そのためリレーや競技内容を色々工夫したそうです。少子化の影響が運動会にも現れているのでしょうか。運動会の企画内容にも先生方の知恵とご苦労がしのばれます。
 元校長先生も応援に駆けつけてくださり、わあっと歓声をあげる子供達の姿が印象的な運動会でした。

木祖村平成20年9月定例議会/一般質問2

2008年09月19日 | 木祖村議会と議員
Q:ふるさと納税に名称を・・・「源気くん募金」について
 今年4月「ふるさと納税」がスタートしました。村も自主財源の確保から、ふるさと納税への取り組みが必要なのはいうまでもありません。そこで、ふるさと納税に親しみやすい名称でPRを図ることを提案したい。例えば「源気くん募金」はどうでしょうか。
 ふるさと納税はいわば応援したい自治体への寄付だが、納税という言葉のイメージが良くない。都道府県共同募金や日本赤十字も納税対象になっているので、ならば募金という名称が集めやすいと思う。
 京都府では「ふるさと」にこだわらず独特なな制度活用をしている。木祖村の場合、出身者以外に長い間下流域と培ってきた交流資源もある。そこでイメージキャラクター「源気くん」のPRとタイアップして、この村独自のふるさと納税を周知してゆくのも一つの方法ではないだろうか。

 次に、いわゆる「寄付による投票条例」の制定について。これは自治体が示す政策メニューに対し、個人が自ら望む政策に寄付するという考え方だが、個人の考えが直接村政に反映される。税金の使途を自分で決められることで、村政が身近になり、村づくりの関心や地域への愛着も湧いてくる。この条例には寄付金管理条例の性格もあり寄付の透明性も高まる。これを制定する考えはありませんか。

 また、ふるさと納税は村外からの関心や、村を応援してくれる人のバロメーターになるので、寄付したいと思わせるような地域づくりや、村の魅力を発信する知恵が問われます。しかし、応援したい地域や事業の情報が充分に得られない事や寄付者の志と異なる使途になる事が、納税しない要因になっています。
 木祖村のパンフレットでは、いずれも定義や解釈があいまいなものに「活用する」とあって、政策分野の中の借金の返済にあてるのか、団体助成金に化けるのか判らない。木祖村が何を求めているかを明確に発信すること。提示する政策をもっと具体的にして、親しみやすくわかり易い情報提供や広報を行なってゆく事が必要と思います。
 年末調整や確定申告の季節にむけ、今後村はどのようなキャンペーンやPRを行ない、どういう方法で財源を集めてゆく予定なのか、この点についてもお聞かせ下さい。

A:(村長)
 ふるさと納税の名称については内部で議論した。基本的に納税制度だが、「源気くん」も候補の一つとして、親しみやすく興味が持てるような名称を考えていければと思う。納税制度の中から出てきたものなので寄付については整備してゆきたい。「寄付による投票条例」は現在考えていないが、使途については絞込むなど工夫してゆきたい。

A:(総務課長)
 ふるさと納税については、全国にむけてPRしてゆきたいと考えている。確定申告の時期に向けて再び関心が高まると期待はしている。名称は、寄付なのか募金なのか納税なのかという点で見解が分かれるが、その辺も含めてもう一度仕切りなおしをしてゆきたい。
「寄付による投票条例」は、一部でふるさと納税と同時に動いているので混同しているが、納税する自治体と、村外者が木祖村に寄付することと同じに考えてもよいのかどうか。小さい自治体では力関係が出てくるので、「寄付による投票条例」を適用するのは疑問に思う。
 今後の募金の方策では寄付の使途を明確に打ち出すべきとのことだが、木祖村にとってキャッチコピーになるようなインパクトのある事業を作っていかなければと考えている。21年度予算編成へむけて検討してゆきたい。
 ふるさと納税が特定財源か一般財源かでは、財政的には一般財源であって、使途は限定せずに木祖村を応援していただければと考えがあった。当初下流域に向けて森林整備ということで訴えていけばと期待していたが、実際には少ない。チラシもそれほどの反響がなかったので、これからPRの方法も含めて検討してゆきたい。

Q:(星:意見)
 ふるさと納税も自主財源確保の有効な手立てになりますので、是非積極的に取り組んでいただけますようお願いしたい。


木祖村議会定例会 一般質問1

2008年09月18日 | 木祖村議会と議員
9月17日 平成20年9月定例会 一般質問1

 10:12~各議員による一般質問が行なわれました(7議員14件)。
 星梓の一般質問および村の答弁の要旨は以下のとおりです。

Q1:これまでの上下流交流の成果と
   今後の交流事業についての戦略を問う

 木祖村は味噌川ダム建設時に提唱された「尾張藩方式」から、木曽川の水を絆とした上下流交流に取り組んできた。交流人口を増やすことで、村の基幹産業の振興、観光産業の充実や地域活性化が主な目的です。
 村内で行なわれた上下流交流事業では、数値目標として交流人口の人数をあげ、目標達成の評価としているが、大事なのは何人交流できたかではなく、それがどのように地域の経済効果につながるか。税金を使って開催するイベントである以上、それが村民の生活や行政サービスの向上にどう還元されるかが、納税者の最大の関心事です。
 今年名古屋事務所の開所にもこぎつけたが、下流域での事業は内容や成果が村民にうまく伝わっていないことから、「村は村民に向かってではなく、下流域に向いて仕事をしているのでは」という指摘も度々聞かれる。
 ついては、これまでの上下流交流により、いかなるメリットが村民に還元されてきたかを、主に経済的な側面からまとめてご説明をお願いいたします。

 次に、このたびの源流シンポジウムでは、同じ源流の課題を抱える水源地域や、関東圏とのつながりを構築する機会になった。様々な地域とコネクションが生まれたことは、今後の木祖村にとっても経済的な交流圏の広がりが期待でき、非常に良いことだと思う。
 同時に、これまでの上下流交流に加え、さらに新たな交流のあり方を要求されるわけで、現在の村の組織や体制、人材面から、どのように展開していくのか。過疎・少子高齢化や、地域振興のリーダーとなるべき若者が少ない中で、木祖村に将来的に交流事業を継続していける体力があるのかが問われている。
 今後、新たな交流相手をどう位置づけし、どのような戦略を考えているのかをお伺いします。

A:(村長)
 今までの交流は、行政を中心に下流の木曽川の水のユーザーとの交流から始まり、現在ではNPO、民間企業、各種団体レベルへと発展してきた。
 経済的効果について、平成日進の森では、毎年手入れがかかることで、森林組合等の大きな雇用につながっている。また日進市民が木祖村に宿泊すると一人2000円の補助が出る。毎年700~800人が利用され、スポーツや文化交流が活発になり、村民の意識も向上している。
 名古屋・一宮・日進・尾張旭市などでの物産イベントでは、木祖村の特産品販売や紹介、PRの機会も毎年増加。近年では特にとうもろこしの販売要望も強く、対応できない状況にまでなってきた。
 年間の来村人数は一時期14万人に及び、そのうち宿泊人数は2万1千人。今まではスキー場の冬季が主体であったが、上下流交流事業関連の宿泊者は年間1万1千人を越え、すでに冬場と逆転して、確実にグリーンシーズンの客が増加している。
 また、一宮市の角田ナーセリーが村に進出し地元雇用をされたりしている。スミ設備他関連企業では毎年利益の一部を寄付され、自らも植林作業をやってくれるようになった。菅生産森林組合と団体同士の交流とまではいってないが、地域住民との関係も少しずつ増えつつある。
 愛知中部水道企業団が水1t1円の基金を森林整備に資金拠出しているが、木祖住民の受益者負担の一部をこれが補っている。そういう意味では大きな経済効果で、森林整備の間伐事業がかなり進んだ。
 その他、村の木工製品や酒造関係、画材、農作物販売等、様々な経済交流につながっていると思う。

 他の住民によく伝わっていないという点については、2月に行なった村内アンケートの結果を踏まえ、10月の名古屋や日進のイベントなどで村民のボランティア参加を今呼びかけている。広報等でも積極的に流しているが、効果が出てないと考えられる。

 名古屋出張所には様々な問い合わせやイベント案内があり、商品開発などでいくつか提案はある。源流シンポジウムの反響も大きかったので、それらをまとめつつ、もう少し既存の企業や特産物を発展できないかということを考えている。今後の重点施策としては、下流域からの要望や提案を木祖村に持ち帰って、どう対応するのかが極めて重要だ。特に、体験では案内人や地域の環境整備の話等、宿泊とどうからめるか。一度整理をしなければならないと思う。対応するうえで、組織や体制、人材面などを村でしっかり考えて、取り組んで行かなければならない。
 是非村内の宿泊・観光事業者も、案内とか広報などを独自にやってほしい。村の中に地域資源があるので、体験や案内人など、民間の知恵や力を出してほしいと思う。

 今後の戦略については、源流シンポを開催したその力を村づくりに活用してゆくことも大事である。地域での体制作りを整える。
 木祖村の場合、18年に「木曽川さみっと」という下流域でしっかりした連携をとれる横の組織ができた。その組織をうまく活用しどんどんPRをしていかなければならない。
 源流シンポジウムでは、国に向かって「源流の里をきちんと保全する必要がある」と訴えていく運動を、源流や関東域との連携でやってゆく。横浜市や名古屋市等、都市部からも積極的に取り組みをすすめようという声はある。人材・信頼関係を元に今後の交流を進めて行きたいと思います。

Q:(星:意見)
 自治体の交流事業は民間のように営利目的ばかりでなく、直ちに村民全体に経済的効果が波及するわけではないのは承知しています。実を結ぶまでに時間がかかるのであれば、まいた種がどこまで成長中であるかなど、せめて情報の形で村民に還元していただきたい。
 それが税金を使って事業を行なう行政のアカウンタビリティですので、今後も積極的に情報を開示していただけるようお願いしたい。


9月17日 平成20年9月木祖村議会定例会1

2008年09月17日 | 木祖村議会と議員
9月17日 9月定例会が開かれました。会期は26日までです。

■村長行政報告
1:第9回全国源流シンポジウム 開催される(8月30-31日)
2:ドングリ型募金箱 20個寄贈される(8月27日)
  名古屋のスミ設備他1社により、木祖村の緑の保全を目的としたもの
3:水源の里を守ろう 木曽川流域集会が開催される
  水源の里条例を施行した京都府綾部市長が、全国水源の里協議会の活動を
  始められたことに共鳴して、木曽川流域でも連携した活動に取り組むべく
  実行委員会か設立され、9月13日には名古屋吹上ホールで木曽川流域集会
  が行なわれました。木曽川水系の参画自治体は木祖村をはじめ15市町村。
4:前名古屋市指定水道工事店協同組合理事長:森本俊一氏より
  絵画1点(F100)が寄贈される。
5:「ボイス81」木祖地域会議 開催される(9月10日)
6:名古屋市「さくらやまを楽しむ会」が木祖村見学会開催(9月10日)
7:その他
  村づくりミーティング(7/16) 参加者約180名
  源流夏祭り(8/2) 参加者約1200名
  防災訓練(9/5)  参加者約90名

■議長報告
  
■木曽広域連合議会の報告

■一般質問 7議員14件 10:12~

■議案第49号~56号まで上程、提案説明、付託。
 うち人事案件(教育委員)については採決を行なう。
 教育委員:武重慧(3期目)・青木瑞穂(2期目)

■認定第1号~6号まで上程、提案説明、付託。

■報告1号 平成19年度決算に基づく木祖村健全化判断基準比率の報告。
 19年度決算審査意見書報告(松原代表監査委員)
 ◎木祖村の財政力指数は 0.463
 この数値は、1に近いほど財政力が強いとされ、高いほど財政力が強いと考えられます。
 木祖村は郡内で1位だそうです。
 
 この日、時間延長により~18:10まで会議が行なわれました。


9月14日 諏訪神社例大祭

2008年09月14日 | 木祖村議会と議員
9月14日 8:30~諏訪神社例大祭に出席。
 去年よりお招きを頂くようになった木祖村小木曽地区のお祭りです。今年もさらに祭りに参加する若者が増えたそうで、こうした伝統行事に若者や子供が喜んで参加し、うまく世代継承できているのは喜ばしい事だと思います。

 昨年菅地区のお祭りでは、地元の人からご神体についてのウンチクを教えていただいたので、今年は思い切って関係者にこちらのご神体は何かと聞いてみました。
 お宮の関係者の方は笑いながら
 「実は私も見せてもらった事がない。なんでも神官だけが一生に一度だけ見るらしいよ。伝説(取苗大明神)では・・・、一本の(棒状の)幣束が立ってたと言うが・・・」
との回答。
 一部の氏子さんの間でも、
 「大きい有名な神社ではご神体は普通、"鏡"だよねえ」
 「白布で巻いてある形からすると"木像"かなあ」
 「軽く持ち上げてる感じだから"木"かもしれない」
 などと憶測が流れます。

 一応諏訪神社の宝物には「御鏡」などを含む八品があります。
 地域に置かれた小さな神社は、明治期に複数の郷社が併合され、遷座などを繰り返しており、様々な産土神(うぶすながみ)をご神体とする例は少なくありません。一方でご神体は"蛇"だという別な説もあるようです。

 畏れ多い話ですが、いつかは実見したいものです。

奥木曽の花火:諏訪神社奉納花火

2008年09月13日 | 活動日誌その他

9月13日 19:30~諏訪神社例大祭:奉納花火大会が味噌川ダムの下(大原地籍)で行なわれました

 味噌川ダムの堰堤からも眺められるこの花火大会は、村祭りらしい風情の花火大会です。
 朝からぐずつき気味の天気で打ち上げが心配されましたが、運良く雨があがってくれました。今年もポータブル椅子と飲物ぶら下げて、プライベートな場所(田んぼの真ん中)から観賞しました。

 花火を見上げながらふと思いつきました。
両国の花火では屋形船が有名ですが、瀬戸内海の海辺などではボートを浮かべて花火を楽しむという方法もあります。そこで・・・
奥木曽湖にカヌーを浮かべ、花火を見る!

 ・・・というのはいかがでしょう。

 木祖村の地域名物ツアーにできないかな?
 木曽川最上流の花火大会を村の人だけで楽しむのは、ちょっとモッタイナイ気がしています。


9月9日 一般質問通告

2008年09月09日 | 木祖村議会と議員
9月9日 9月17日から木祖村議会9月定例会が開催されます。
 本会議で行なう一般質問通告の締切は明日ですが、調べていると質問したい事が増えてしまってキリが無いので、質問事項をしぼる意味でも提出してきました。
 質問事項は、ふるさと納税と上下流交流に関する内容です。

 役場では、先日受講した救命講習(AED等)の修了証を職員の方が届けてくれました。
 表には「普通救命講習Ⅰ修了証」とあり、裏には認定証番号、認定年月日、氏名などが入っています。"救命技能を忘れることなく維持向上させるため、2年から3年間隔で定期的に講習を受けてください。"との但し書き。
 ちなみにこの修了証、ラミネートパックで名刺より一回り大きいので、カードホルダーに入らない(T_T)・・・運転免許書のように持ち歩くわけでもないので、まあいいか。

 こういう修了証をいただくと、さらに意識が高まってきますね。
 なお木曽広域消防では、この他に「普通救命講習Ⅱ」「上級救命講習」があるようですが、どうせならもう一つ上の講習まで受けて見たいという気になってきました。


9月7日 身にしむや・・・お六櫛の日

2008年09月07日 | 活動日誌その他
9月7日 9:00~お六櫛の日記念式典に出席 (於 木祖村郷土館)

 9月4日(くしの日)にちなんだものです。
 通年だとミニ書展と一緒に村民センターで行なっていたのですが、今年はミニ書展を源流シンポジウム(8月30-31日)と同時開催したため、別々に分かれてやることになりました。そのため、例年より規模も小さく集まった人も少ないようです。
 木祖村郷土館では、信州の名工・柳川静雄氏の遺作が展示されました。

  身に入むや 亡き妻の櫛を 閨に踏む (与謝蕪村)
  お六櫛 つくる夜なべや 月もよく (山口青邨)

 すでに木祖村ではナナカマドや桜の葉が染まり、ものさびしい秋の気配です。


9月5日 総合防災訓練・AED講習

2008年09月05日 | 活動日誌その他
9月5日 18:00~ 平成20年度総合防災訓練が村民センターで行なわれました。

 主に、AED(自動体外式除細動器)取扱の講習(3時間)です。
 ちなみにAEDは、automated external defibrillator(オートメイテッド エクスターナル デフィブリレイター)。どっちも長々した名称。そのまま「AED」と覚えるしかないです。(笑)

 講習では、倒れて意識がない人を発見してから、助けを求め、心肺蘇生法、AEDの操作までの一連の流れを学びます。私の班では栗屋村長も一緒で、各人が人工呼吸、心臓マッサージ(30回)を、つごう4~5回汗だくになって実施しました。

 AEDの使い方はさほど難しくなく、電源を入れればアナウンス音声が流れ、それに従って作業します。

 今回知ったのは、AEDが、単なる電気ショックで、停まった心臓(死んじゃった?)を動かす機械じゃないという事。
 厳密に言うと、心臓が停まっているように見えるのは、心室細動というケイレンしている状態だそうです。この時に、心臓の状態を分析し、その心室細動を取り除き(除細動)、心臓を元通りに動かす機械がAEDなのです。

 だから、本当に心臓が止まっていると(もしくは除細動では治せない場合)、AEDが分析して「ショックは不要です。心臓マッサージを開始してください」と言う場合もあるわけで。
 こうなったら、とにかく救急車到着まで心肺蘇生法を続ける事になります。

 見ると実行するとでは大違い。やってみるとぎこちなく、手順が前後したりします。やはり、こういうものは体に覚えこませるのが一番なのでしょう。

 一緒に参加した自治会長さん達の間で、色々と質問が飛び交いました。いざという時、どこからAEDを持ってくるか?など。現在木祖村内のAEDの設置場所は、村役場、小学校、中学校、ふれあい館(味噌川ダム)、サニーヒルの5ヶ所だそうです。
 こういう設置場所も、HPとか目に付きやすい場所に周知しておかないと、
「はい、あなたはAEDを持ってきてください!」
「えっ?どこにあるか知らん・・・」って言われちゃいそうです。
 倒れた場所によっては、AEDを取りに行くより救急車の到着のほうが確実に早いかも?!

 今回多くの村民がAED講習を受けたことで、もしかしたら人の命を救えるかもしれません。一連の救命処置は、高齢化社会の『一般常識』として、今後覚えておきたい知識になってゆくのではないかと思います。
 


9月4日 木曽地域観光振興セミナー

2008年09月04日 | 木祖村議会と議員
9月4日 木曽地域観光振興セミナー(13:30~ 於木曽合同庁舎)に出席しました。出席議員は武居議長・深澤・星、他観光関係者。


■「脱 『観光』!交流なくして活力なし
  ~地域資源を活用した滞在型観光地づくり~」
【講師】JTB常務取締役:清水 愼一 氏

 講演の主なキーワードとしては、交流人口の拡大・地域全体で地域資源(地場産食)の活用・滞在型観光・・・。
 まずは「長野県の昔ながらのやり方、従前の観光の方法ではダメ!」とすっぱり断罪。「今までは観光施設や宿泊施設で対応できたが、これからは地域全体で対応していかなければならない」と観光組織の見直しの実行から力説するものでした。
 最近の旅行者の動向は、地域交流を期待する滞在型に変化しており、「地域の歴史・文化を生かしたメニューで滞在型観光地を目指せ」と指摘しました。

 長野県観光の低迷と木曽の現在の状況、近年の観光客の意識や動向について具体的数値をあげて説明し、個々に具体的成功事例と対策が示されるので、単なる評論だけに終わらない説得力のある話です。

 個人的に思わず頷いてしまったのが「入れ込み数を信じるな。観光客の消費額で判断しろ」と言う点でした。
 たしかにイベントなどに「1500人来た」と言っても、実際には朝のA会場に700人、夜のB会場に800人を単に足し算しただけで、関係者を除くと実際の観光客数は600名・・・というのは良くある話です。肝心なのは、何人来たかではなく、一日あたりいくらのお金を落としていったかです。行政が観光振興策の経費対効果を考える上でも重要な視点だと思います。

 滞在型観光地づくりは地域づくりとも直結する話です。
 滞在型観光は、宿泊施設や特産物店だけが儲かるスポット・ビジネスではない。客が来ることで、消費されるものを提供するあらゆる産業に効果を創出します。
 事例を聴いているうちに、困難だった地域づくりの例(村上市)も、さしずめこの木曽なら、間伐材を大いに利用することで解消できるケースなのではないかと思えてきました。

 この他「着地型観光」等、地域住民や他産業との連携性についても、わかりやすい説明があり、大変参考になる講演でした。

9月3日 芸術の秋がやってきます

2008年09月03日 | 活動日誌その他
 来たる9月17日から、木祖村議会9月定例会が始まります。
 気持ちを切り替えて一般質問の準備中です。

 ・・・と行きたいところですが、そろそろ文化の秋の足音も聞こえてきました。
 思い出しますねえ・・・学生時代は文化祭の準備に夢中になって、毎日必死で作業して…。

 実は昨年から木祖村文化祭に出す陶芸作品の製作にとりかかってきました。今年出品予定の一つだったのが、源流の里にふさわしい「イワナ」
 素焼きまではその出来に満足していたのですが・・・。

 一匹は素焼きの段階で、窯の中で爆死しました。

 本焼は、釉薬をアバウトに掛けてどうなるかお楽しみー、というやり方なので窯変まかせ。
 ところが焼きあがった作品を見て、
 うひいっ・・・グ・ロ・テ・ス・ク~・・・
 なんちゅう色ぢゃ・・・

 完成イメージとのあまりのギャップに正直愕然としました。

 失敗は成功の母・・・あえて出品します。
 作品名 『奥木曽の生きた化石』で。


9月2日 トップのイス

2008年09月02日 | 活動日誌その他
 夜中に「福田首相辞任」の記者会見。

 簡単に首相を辞められる時代になったものです。
 あの会見での説明に納得できた国民はほどんど居ないでしょう。おそらく誰もが「一体何故?」という状態だと思います。
 最近ではジャーナリストも頼りなく、真実を抉り出すようなスクープも期待できません。結局釈然としない思いを抱えたまま、次期総裁が決まって幕引きとなるんでしょうか。

 90年代の初めに「私はやるんです!」と言った宮沢元首相を思い出しました。
 不良債権問題をわかっていたのに、周囲の抵抗に抗えず、指導力を発揮できぬまま問題が大きくなっちゃったという、パターンが似ているように思えます。
 当時はこうして55年体制に終止符が打たれました。しかし、その後の細川内閣もあっさりと首相が辞めてしまって、あの時も一般庶民はポカンとしたものです。

 歴史は繰り返すといいますが・・・期待が高くても、力を発揮できない内閣が続いてもらっちゃ困りますね。

 今は誰もがコレといった打開策を見出せないだけに、なんだか複雑な心境です。