木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

6月30日 源流の里木祖村の真夏日

2010年06月30日 | 活動日誌その他

 今日の木祖村は青空が広がり、30度℃以上を記録する真夏日となりました。

 木祖村に限らず木曽は全域が緑のカバーに覆われ、激しい照り返しとは無縁の世界があります。
 みずみずしさを保った森林からは涼しい風が流れてくるので、我が家では窓を開け放つだけでOK。東京から持参した扇風機もこの10年間は倉庫にしまったままです。

 源流の里の真夏の夜の夢は、外から静かに響いてくるカジカガエルの声に包まれ、自然を一層神秘な感じにしています。


木祖村平成22年6月議会/一般質問2 子宮頸がん予防ワクチン

2010年06月23日 | 木祖村議会と議員
星梓の一般質問2問目(概要:6月16日分)

Q1:子宮頸がん予防ワクチンの公費助成について

Q(星):昨年10月、日本国内でも子宮頸がん予防ワクチンが解禁されました。
 子宮頸がんは子宮入り口にできるがんで、女性のがんとしては乳がんに次いで多く、20-30代で感染者が急増しています。性交渉によるウィルス感染が原因のため、10代でワクチンを接種すれば7割程度予防できるとされるものです。
 しかし1人3回の接種で約5万円の費用がかかることから、任意接種にした場合、家庭の経済的理由によりワクチン接種が受けられない児童が出ることが懸念されております。
 予防接種リサーチセンター等々によりますと、5月末までにワクチン接種の公費助成を決めた自治体は、全国で45市区町村にのぼり、この6月議会で実施方針を示す自治体も相次いでおり、公費助成の動きはどんどん広がっております。

 そこで、この木祖村でも子育て支援・若者定住策の一環として、中学卒業前の女子生徒を対象に、子宮頸がんワクチン予防接種の公費助成を実施してもらえないでしょうか。

 6月8日夜、国は子供手当ての満額支給を事実上断念する考えを示しました。子供手当てという金銭支給についてはかねがね賛否両論ありましたが、このワクチン助成については、木祖村独自の子育て支援、ならびに未来の母親となる女子児童への配慮、そして若者定住化の視点からも効果的であり、父兄の賛同も得られるものと思います。また、木祖村の児童数の規模を考えた場合、助成費用を補正予算で対応することも難しくないと考えます。
 女性の命と健康を守るため、年度内実施に向けて、ぜひとも進めていただきたいと思いますが、当局の考えをお伺いします。

A(村長):子宮頸がんは20-30代女性のがん死亡原因の一位となっている。国内の接種開から半年が経過し、現在は個別に自治体による助成が行なわれている状況で、今後は住む地域や収入による差が広がることもありうる。
 木祖村でも公費助成に向け保険師とも検討をしているが、10代前半の接種がより効果的と思われる。中学生を対象になるべく早い時期に予防接種が実施できるよう進めて参りたい。対象年齢や実施方法、助成額についても検討していく。

木祖村平成22年6月議会/一般質問1 電波過疎地の通信インフラ改善

2010年06月21日 | 木祖村議会と議員
星梓の一般質問1問目。(6月16日分)

Q1:電波過疎地の通信インフラ改善・公衆施設へWi-Fiスポットの導入を

Q(星):①携帯電話の村内不感地域の電波改善、および、携帯基地局(電波塔)の誘致について。
 村内ではいまだau、ソフトバンクなど、一部の携帯で受信できない地域があり、さらに、「やぶはらスキー場」や「こだまの森」の利用者からも携帯の電波が届かない。事業者のエリア拡大計画にあわせて、なんとかならないかという声が寄せられています。
 このまま電波状況が改善されないと、万一王滝のような事故が起こった場合、一部の利用者は家族が安否を確認することもできないし、災害時にも同じような事態に陥る危険性がある。また、これまで村では様々なイベントが、味噌川ダム周回道路やこだまの森で行われてきましが、携帯電波が入らないというデメリットは、今後のイベント開催地の選定要素としても大きく関わってきます。

 ついては、こだまの森周辺の高台、スキー場ゲレンデ内の村有地などを候補に、電波塔をもう一社誘致し、携帯が使えるエリアを拡大できないものでしょうか。まず、この点について、村の考えを。

A(総務課長):NTT/KDDIについては、住民の居住地区はほぼカバーされているが、ソフトバンクは菅・小木曽地区での電波状況が悪いという情報をいただいている。
 生活面より観光面への配慮という点から事業者に相談し、基地局の開設など環境改善の申し入れをおこなった。
 イベント開催や災害時の対応において、通信環境の改善は必要と認識している。ホームアンテナ等によるエリア改修を含め、誘致活動を行ってまいりたい。

Q(星):電波塔が設置できる土地を具体的に提案し、村が直接働きかければそれだけ早く実現します。来シーズンのスキー場オープンに間に合うように、7月中には要望していただきたい。

②次に、WI-FIスポット、いわゆる公衆無線LANの設置という点について。
 村の情報発信は、役場の広報やコンテンツの充実を中心に進められてきた。しかし、今後は情報の受け手側である利用者の側に立った情報アクセスの環境として、どこにいても携帯電話やモバイル端末を利用し、無料あるいは安価にインターネットに接続できる環境の整備が喫緊の課題になると思います。
 若者の公衆無線LANへのニーズは高く、現実に、先日のTAICOCLUB会場でも観光客から「村の中でどこかwi-fi場所はないか」と聞かれました。

 ついては、村の道の駅、やぶはら高原スキー場、こだまの森といった観光・集客施設や、図書館や役場ロビーといった公共施設に、公衆無線LANを設置してはいかがでしょうか。

 これから先、木曽郡内の道の駅は過当競争に入ります。やぶはらスキー場も本格的な冬の時代を迎えるにあたって、観光客のためのICT投資ができない集客施設は、淘汰されるのみであります。これらの集客施設にwi-fiがあれば、木祖村の公衆・公共施設のアメニティーは格段に向上すると思いますし、郡内の他のスキー場、キャンプ場、道の駅との差別化もはかられます。
 意外に思われるかもしれませんが、今はノートPCや携帯電話を持たない子供ですら、DSやPSP,WIIといったゲーム機を公衆無線LANでつないで外出先でも遊んでいます。
 高度情報化時代と言われる現代において、村内に携帯電話の不感地域があるようでは「若者定住化促進」をしているとは言えないし、公衆無線LANや光ファイバー等の超高速通信インフラが整備されていない状況は、若者がUターン・Iターンするうえでもハンデとなります。
 是非とも政治主導で取り組んでいただきたいが、当局の考えをお願いします。

A(総務課長):公衆無線LAN(wi-fiスポット)は県内では主要駅やハンバーガーショップで一部開設され、近年注目されている。現在はルーター設置スペースと電源、ブロードバンド回線さえあれば開設可能な状況にある。
 今後、こうした通信環境の整備は、観光戦略上も重要なアイテムであり、若者からの支持も得られると考えている。いち早く導入することで、サービスの質の向上、競合する施設との差別化も期待できる。少ない費用で提供できるサービスなので、今後はこだまの森・スキー場・道の駅などの指定管理者には申し入れをしていきたい。
 観光施設以外の公共施設は、現在のところ具体的な設置計画はないが、住民のニーズがあれば対応したい。



6月20日 乗鞍天空マラソンに行ってきました

2010年06月20日 | 活動日誌その他

 第5回乗鞍天空マラソンの30Kmに、旦那様が出場するというので行ってきました。
 陸連公認コースじゃないので、タイムや順位を競うというよりも、乗鞍高原の残雪と展望…素晴らしいロケーションを楽しみながら走るという、いわばランニング・イベント。
 参加者の多くが立ち止まっては写真を撮り、参加者同士のコミュニケーションもとりながら走るというユニークな大会でした。

 選手出走後、私は議会報原稿のテープ起こし。鈴蘭付近の穴場のベンチで、オープン・オフィス気分。乗鞍高原はどこもレンゲツツジが満開です。

 

 使っているのはLet's Note と90年代のWalkmanですよ。
 まさか議員になって再びこのウォークマンを取り出す日が来るとは思いませんでした。議会もはやくデジタル化してくれないかしらん。議会事務局が音声ファイルで送ってくれれば、ノートPCだけで済むのに・・・ ねえ、事務局長!(^.^;

 気持ちよく原稿まとめたあとは周囲を散策したり、上部のコースに行ってみたり。選手のゴール到着まで一之瀬園地周辺もじっくり歩いてリフレッシュしました~。
 自然の中って最高!
 

6月18日 平成22年6月木祖村議会定例会2

2010年06月18日 | 木祖村議会と議員
6月18日 定例会再開 9:00~

■日程第一:諸般の報告

■議案第39号~53号 以下、原案通り可決
・職員の育児休業に関する条例のの一部改正
・職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正
   上位法令(国)の改正に伴う条文改正です。

・木祖村税条例の一部改正
   個人住民税の扶養控除見直し、たばこ税引き上げ他、村民税の特例など

・木祖村村営住宅条例の一部改正
   すまいる住宅A棟(薮原151-21)の除外
   老朽化が激しいため普通財産に切り替えて売却を検討中

・木祖村国民健康保険税条例の一部改正
   低所得者層に対する税率引き下げです。

・木祖村企業立地の促進に係る固定資産税の課税免除に関する条例の制定
   取得価格の合計5000万円超(農林魚業関連業種)、2億円超について
   3年間固定資産税の課税免除というもの

・木祖村下水道条例条例の一部改正
   事務手続きの改正

・木祖村辺地総合計画の変更について
   対象は小木曽栃の木辺地。水木沢周辺エリアの改良舗装を促進するもの

・平成22年度木祖村一般会計補正予算
 →予算総額に179,617千円を追加

・平成22年度木祖村国民健康保険特別会計補正予算
 →予算総額に12,967千円を追加

・平成21年度木祖村老人保健特別会計補正予算
 →予算総額に713千円を追加

・平成21年度木祖村後期高齢者医療制度特別会計補正予算
 →予算総額に60千円を追加

・平成21年度木祖村営水道特別会計補正予算
 →予算総額に3,098千円を追加

・平成21年度木祖村農業集落排水事業特別会計補正予算
 →予算総額に268千円を追加

・平成21年度木祖村公共下水道事業特別会計補正予算
 →予算総額に13千円を追加

 なお、今日の本会議の最終議案↑では、一部議員の質疑応答のあり方には疑問が残りました。議会がいかに「言論の府」といっても、議題外にわたる発言を長時間延々と野放しにして良い訳ではありません。
 議会の能率、質的な制約は守られるべきだと思います。


6月17日 常任委員会連合審査

2010年06月17日 | 木祖村議会と議員
常任合同委員会(連合審査)
・陳情審査
・議案第39号から議案第53号の審査

 この日の陳情案件については、様々な角度から審議が行われたわけですが、私個人としては常任委員長の議事進行や採決方法にちょっと違和感を覚える場面がありました。

 議論の過程で出た意見は「この意見書をそのまま出すのは反対だが、部分的に一部の文言を修正すれば、意見書提出にはやぶさかではない」というのが、おおかただったように思えます。要するに反対なんですよね?

 ところが、最後に「一部を修正して意見書を出すことに反対か賛成か」という形で採決を求める形になり、途中で当局側から改めて補足的な説明があるなど、なんだか妙な状況。雰囲気的にはこのまま賛成多数で採択?されそうな予感…

 思い余って(チョット!待ったああああー)
「委員長。議事進行がおかしい。採決するなら(この案件について)
 採択か、継続審議か、不採択か、で決をとっていただきたい!」

 で、結果は「賛成1、反対7」で不採択となりました。

 陳情に付された意見書採択の賛否と、意見書の中身を変えて出すという議論は全く別の次元です。賛成に挙手された1名の議員の方は明らかに混乱していたと思います。
 しかし、あれだけ「意見書の中身を変えて~云々」と言っていたのに、具体的な修正案をつくる気配もなければ、修正して議員発議という動きもない。継続審議にもならなかったわけで・・・

 今回の委員会の「慎重審議」については、議論誘導のアブナサなど色々と考えさせられた一瞬でした。

6月16日 平成22年6月木祖村議会定例会1

2010年06月16日 | 木祖村議会と議員
9:00~ 平成22年度木祖村6月議会 会期6月16日から7月5日まで。

■村長行政報告
・野中杏一郎先生を偲ぶ会
・木曽川源流の里緑化事業 カエデ植樹・トウモロコシ播種作業
   スミ設備他協力企業・個人より79件の寄付 169万9千円
・平成22年度県の元気作り支援金決まる
東海地区木祖村人会発起人会開催 8月28日(土)に名古屋にて設立総会の予定
・NPO木曽川水の始発駅 たちあげ活動開始
・JRさわやかウォーキング
・国保運営協議会開催 国保税率についての協議
・道の駅竣工式・開所式を7/14に予定
・やぶはら高原ハーフマラソン大会2194人がエントリー
あやめ公園池がため池100選に選定される
・村内イベント開催予定等
   やぶはら高原ハーフマラソン大会7/18
   源流夏祭り7/31

■議長報告 請願書1件付託、議長行動他
■木曽広域連合議会の報告

■一般質問(9議員14件・昼食はさむ)
 今回は議長も一般質問で登壇しました。議員全員が一般質問をしたことになります。
 考えようによっては、それだけ村政の課題が多いというふうにもとれますが・・・
(詳細は、後日放映予定の議会録画をご覧ください)

16:00~
■報告第1号 平成20年度繰越明許費繰越計算書の報告
■議案第39号から議案第53号まで上程、提案説明、付託

17:30~
◎村長より、去る4月28日臨時会における不適切発言についての訂正がありました。
 道の駅のエアコン設置費用に関し、保健所の指導があったかのような表現をしたことについて、思い込みによるものであったとの事です。

 【散会】

 なお、この日は常任合同委員会まで行われる予定でしたが、連合審査は翌日に送られることになりました。
(つづく)


忘れな草をもう一度 in 木祖村

2010年06月14日 | 活動日誌その他
 木祖村の水辺でもわすれなぐさがあちこちで見られる季節になってきました。
 ふと、お世話になった人の笑顔を思い出します。


 ♪ 君は今も咲いていますか
     誰のために咲いていますか
       僕はここで生きてゆきます・・・
忘れな草をもう一度 by 中島みゆき 



6月5日 ほう葉と小木曽地区自治会 etc.

2010年06月06日 | 活動日誌その他
6月5日 地域の自治会長会・地域自治協議会・地元選出議員等による懇親会に出席しました。18:30~

 協議事項:報告等
・道の駅「農林水産物直売所・食材提供供給施設」について
・源流夏祭りについて(7/31開催予定)
・選挙について
・その他今後のスケジュール等
  連合自治会長会・総合防災訓練(8月下旬)・小木曽丸山公園の東屋建設計画
  さわやかウォーキング(水木沢天然林6/12)・ハーフマラソン大会(7/18)…etc.

 様々なテーマで意見交換が行われましたが、出席者の2大関心と言えば、道の駅と
 以前から再活用を望む声が高かった村内の温泉

 静岡県富士市の掘削業者から利活用の提案が示されたことから、地元の期待もにわかに活気づきました。地権者や村との具体的協議が進むことになりそうです。
 現在までに分っていることは、名称は「信濃白ゆり温泉」。泉質は単純硫黄温泉で、
 「美肌の湯」 であるということ・・・。
 個人的には、来シーズンのスキー場運営やこだまの森の集客にも大きく影響してくる要素なので、できるだけ早く実現させて欲しいところです。

 で、その宴席で出てきたのがこの
ほう葉巻き。
え? もうデザート? 早すぎっ と思って開けると中身はワラビを卵でとじたもの。いわば「ほう葉蒸し」の料理です。
 卵に旬のほう葉の香りが移って、まいうー!です。

 季節の食材を使った「志めと」さんの郷土料理、勉強になりました!


 懇親会後、副村長と一緒にTAICOCLUB会場に送ってもらいました♪

6月4日 木曽漆器祭

2010年06月04日 | 活動日誌その他
 木曽漆器祭(平沢地区)に同僚議員と行ってきました。

 平沢地区でも村内の漆器店の方が出店しています。おっと、産業振興課長も来てるし。
 特に買うつもりはなかったのですが、気に入ったものがあったので衝動買いしてしまいました
・・・orz・・・


 この時期、木曽では一斉にと言っていいほど週末イベントが集中しています。
 塩尻市(旧楢川村)では木曽漆器祭・奈良井宿場祭(6/4-6)
 木曽町以南では、大桑村会場を皮切りに「木曽ほう葉祭り」(6/5~)
 木祖村では、薮原地区でJRさわやかウォーキング。木曽川笹川では「やぶはら高原いわな釣り大会」(6/5)。さらにはこだまの森全面貸切での野外フェス「TAICOCLUB」(6/5-6)
と、3つもイベントが開催されます。

 村内の宿泊施設のキャパや経済効果を考えると、村の実行委員会が主体のイベントは日程をずらすぐらいの融通さは欲しいかな・・・民間を見習って