木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

8月31日 開田高原歳菜館

2009年08月31日 | 木祖村議会と議員
8月31日 開田高原に農産物直売所がOPENした(27日)というので、柳沢議員・中村議員と3人で視察に行ってきました。



 規模的には、木祖村で予定している産直所(道の駅)と同じぐらいのスペースになるのかなあ…。農産物レストランは残念ながらまだ準備中らしく、外装作業の人がいます。
 物販は、トウモロコシをはじめとする農産物のほか、大豆の加工品、コーンスープ、そば粉、乳製品など。オカラで作ったカップケーキと飲むヨーグルトが目にとまったので、さっそく買って食べてみました。

 少し離れた場所には別棟で農産物加工所もあり、数名の方が働いています。加工所ではそこで作っている「ゴーフレット」も試食させていただきました。

 お昼は、せっかく開田に来たのだからと中西屋でざるそばを食べました。
 私は個人的に再度、今井の道の駅を観てきたので、土日に「雹害りんご」のキャンペーンが行われていたことや、土日のマイカーの入り具合、併設の多目的交流施設がどう使われていたかなど、情報交換し合いました。

 今後の村の道の駅構想に向けて役に立つ提言ができればと思います。



100人のトウモロコシ狩り

2009年08月30日 | 活動日誌その他
8月29日 先日サルが偵察にやってきた野中原のトウモロコシ畑
 本日、名古屋から100人の方を迎え、収穫体験を無事に行う事ができました。

 もともとこの畑のトウモロコシは、5月の源流の里緑化事業の際にスミ設備他関連企業のみなさんが種まきや作付を行ったところです。8月のお天気に恵まれて、トウモロコシやなす、シシトウ、ピーマン、じゃがいもなどもまさに採りごろ。
 中には「採りたての甘みが実感できる~!」とトウモロコシをその場でかじる方も・・・生で食べる品種ではなかったのですが…(^_^;)A 

 「今、野菜高いですからね~、どんな野菜でも採れたてはうれしいです。」
 そう言っていただけると、こちらも色々お手伝いした介があります。調子に乗って、来年はもっと耕作地を広げてみようかな・・・なんて

 源流の里でも、都会の方にも、収穫は同じ喜びをもたらすようです。


8月29日 木祖村総合防災訓練

2009年08月29日 | 木祖村議会と議員
8月29日 木祖村総合防災訓練が行われました。

 私の居住区である13区の宮の森タウンは新興住宅地でもあり、小さな子どもが多い地区です。第一次避難場所である保育園で点呼と人数把握を行い、今回の訓練場所である木祖村総合グランド駐車場に歩いて移動しました。12区との合同訓練でしたが100名近い住民が集まりました。

 訓練では今年度新しく配備される「無反動ノズル」による初期消火訓練を行いました。
 消火ノズルなんて、水圧の反動で跳ね飛ばされる、ノズルが暴れる・・・という先入観がありましたが、実際に扱ってみると放水時の衝撃は極めて低く、女性でもお年寄りでも簡単に扱える器具でした。

 今回の木祖村総合訓練ではトータルで1000人以上の参加があったようです。実に村民の3分の1。
 村では消防団が組織されているとはいえ、平日の日中は若手男性はほとんど村内にいないのが現状です。過疎高齢化とともに自分の地域は、老若男女を問わず、自分たちで守るしかないという意識が年々高まっているように思えます。


チチタケと銃声

2009年08月27日 | 活動日誌その他
 菅古道の野中沢で写真を撮っていると、チチタケを発見。

 チチタケは傷がつくと乳のように白い汁がでるキノコです。もちろん木祖村に来て食べられるキノコと教えてもらいました。ちなみにバター炒めに良く合います。
 しかし、この乳液、手で触ると黄色から茶褐色に変色してベタベタします。服につくと要注意で、茶色いシミになって落ちません。以前チノパン一本ダメにしました。
 よく探して見るとあちこちに出ています。が、残念ながらほとんどは終わりかけていました。今年は雨が多かったせいか出るのが早かったようです。

 地元の方と打ち合わせをしていると、突然 パン! パン! と里山で大きな音が響きました。

 「ありゃあ、爆竹じゃねえ。銃声だ…」と言うので、音のした方へ行くと、軽トラが一台、そして数人が集まっています。麦わら帽のおじさんの軽トラを見ると、シートには猟銃が・・・右手には緑色した空の薬莢?を持っています。

 「サルが2、3匹、偵察に来たダ・・・明日の早朝あたり集団で来るゾ・・・」

 土曜日にはこの近くのトウモロコシ畑に、名古屋から100人が収穫に来る予定になっています。荒らされては大変だ~と善後策を話し合ったようでした。

 それにしても間近で銃声を聞くのは初めてでした。
 サルに間違えられないでヨカッタ・・・。


8月25日 木祖村名古屋出張所ブログが準備中?

2009年08月25日 | 活動日誌その他
 去る2008年4月8日に開設した木祖村名古屋出張所。さくらやまーけっとの木祖村アンテナショップでも、今年もとれたてトウモロコシの評判が上々だとか。

 とある情報によると、
 F2ブログによる 木祖村名古屋出張所情報 が準備中?

 木祖村の観光や物産情報を発信する情報拠点としての事業がいよいよ本格的に始まりそうな予感です。

 村レベルでの自治体運営ブログでは北山ブログ「村ぶろ」が嚆矢ですが、広告宣伝費の負担を減らしながら、木祖村への観光誘致やブログで特産品収益をあげられるような運営を目指して欲しいと期待しています。

8月24日 木祖村地域図書館運営委員会

2009年08月24日 | 木祖村議会と議員
8月24日 第1回木祖村地域図書館運営委員会を傍聴しました。

 運営委員も今日が初顔合わせになります。教育関係者、PTA関係者の他、一般から公募した委員を含め全13名。うち公募委員は5名です。子育て世代から現役世代が中心で平均年齢も他の委員会に比べてグンと若いです。

 委員の方々は初めての取り組みということもあって、それぞれの立場から素直に疑問を提示するところからはじまり、誰に遠慮することもなく意見を出し合い、これまでにない活発な意見交換の場となりました。

 委員会では、小学校内での安全管理や、今後の運営体制、コミュニケーションや授業とのかかわりなど、さまざまな観点から議論が行われ、時間もオーバーするほどでした。

 公共図書館というモノがなかった木祖村では、図書館行政はこれまで積極的に取り組まれてこなかった分野です。公共の図書館というものが村民の身近になかっただけに、「図書館は本を貸し借りする施設」との1980年代の固定観念からの脱却も必要です。
 "「地域図書館」という表現はイコール「公立図書館」ではない"という意見もあるようですが、どのような図書館を目指すのかはこれから決まってくること。

 急ぐ必要はありません。じっくりと源流の里木祖村ならではの図書館運営のありかたを、試行錯誤やその都度改善しながら進めていってほしいものです。


8月22日 菅古道:風吹峠草刈作業

2009年08月22日 | 活動日誌その他
 今日は風吹峠の草刈り作業です。

 風吹峠への入り口から峠への山道は、やはり人が通らないためか、かなり草ボウボウでした。
 刈払機の3名がさながら切込隊のように1名が真ん中を、2名が両脇を刈って行き、その後ろを数名が手鎌・鋸で丁寧に草刈りと枝打ち、場合によっては石や倒木を寄せながら進む形になりました。
 作業が思った以上にかかったため、本日は風吹峠まで。
 本当は稜線伝いに東進して宮沢に降りる予定でしたが断念しました。なお、稜線から先はヤブ漕ぎが必要な状態です。今後の作業スケジュールも見直しが必要になりそうです。

 風吹峠までの熊沢道の水場には、寛政三年銘の石造物が一基ありました。ところが地元の人によると「もう一基あったような気がする…」。石組様の痕跡もあるのですが、崩れかけています。山道が湧水で流され、一部はヌタ場のようになっていました。

 峠では三基の石造物が確認できました。
 銘によるとそのうち一基は凍死者を供養したもののように思えます。もしかすると、ここにも権兵衛峠のような悲話があるのかもしれません。色々調べる事が出てきてちょっと楽しみです。

 風吹峠の途中から、はるか遠くに青い湖面がかすんで見えました。奥木曽湖(味噌川ダム)のようです。稜線からの景色に期待が高まります。できれば紅葉シーズンまでに整備したいところです。

 
 この日、不覚にも ブヨ に咬まれました。渓流ではなく山の中でやられたのは初めてです。
 なんと、軍手と長袖のわずか1cmほどの隙間を狙われました。スズメ蜂対策で虫除けスプレーしても、やっぱりブヨには全く効果がありません。

 ちなみにもう一人ブヨの犠牲者が。一緒に作業に参加してくれたHさん(女性)も全く同じ場所、手首の付け根を咬まれました。「ショウジョウバエみたいに小さな虫だった・・・なんで女の人ばかり刺されるかねえ・・・」
 ブヨは女性の天敵かも?
 

8月21日 平成21年木祖村議会8月臨時会

2009年08月21日 | 木祖村議会と議員
8月21日 平成21年木祖村議会8月臨時会

 当初13:30から本会議の予定でしたが、まずは全員協議会を開催すると急きょ変更がありました。
 協議内容は「道の駅」について。本日までの進捗状況についての報告説明がありました。


15:00~ 本会議

議案54 平成21年度木祖村一般会計補正予算(第3号)・・・可決
 歳入歳出にそれぞれ3506万2千円を追加して、歳入歳出予算のそれぞれの総額が21億8147万4千円になりました。
 地方交付税、県補助金の交付によるもので、主に農林水産業費などに充てられます。

議案55 物品購入契約の締結について・・・可決
 消防備品・無反動ノズルの一括購入(240本)。

議案56 長野県市町村総合事務組合を書式する市町村数の減少について
議案57 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少
    および規約の変更について
議案58 長野県市町村自治振興組合を組織する市町村数の減少について
 いずれも町村合併にともなうもの。すべて可決されました。


16:00~ 再び全員協議会
協議事項
1.作業道開設事業(仮称神谷峠線)について
2.ひまわり号水木沢試験運行結果について
 観光客の水木沢への足については、JR駅からバスを利用するケースより、マイカー利用が多い傾向にあります。ただし、住民の利用もあるため紅葉シーズンを含めた10月一杯までは試験運用を続けることになりました。




8月19日 ボイス81木曽地域会議

2009年08月19日 | 木祖村議会と議員
8月19日 14:00~「ボイス81」木曽地域会議が木祖村村民センターにて開催されました。、長野地域11市町村長が参加して行われました。
 「ボイス81」とは、地域の声を県政に生かすため平成18年度から行われている地域懇談会で、村井知事と市町村長が意見交換を行う会議です。



 この日は、木曽郡6町村の首長がそれぞれ地域の課題について提案・要望を行いました。主な内容は以下の通り。

・町村からの事例紹介
 木祖村からの事例紹介は「上下流交流事業の現状と今後の課題について」
 最近は宮崎県知事のように、各首長は自分の町村をトップセールスで売り込むのが当然のようになってきています。わが村長も、平成の名水百選の水木沢をはじめ、カラマツ間伐材による学童用机椅子、プランター、特産品のトウモロコシやソバの実かりんとう、味噌川ダムの湧水「ちから水」などなど、木祖村の宣伝にぬかりはありませんでした。

・地域共通課題としての提案・要望
1、道路網の整備(木曽川右岸道路の建設促進)
2、地域医療の確保(県立木曽病院の医療体制の充実)
3、有害鳥獣駆除対策の推進
4、木曽家畜市場の道改築
5、教育環境の充実 等

 木祖村からは1に関連して、特に北部ルートの事業推進が要望として出されました。今後の財源や計画については地元でも不安を抱えていますが、長野県としては、郡内の生活道路や災害時のう回路としての重要性は十分認識しているようです。

 このほか、観光立県をめざす県としては昨今の道の駅増加にも触れ、知事からは「何か長野らしい土産はないかと探して買って、あとでよくよく見たらトルコ産だった・・・・ 観光客は安いものではなく本物を求めている。土産物や特産物は必ず産地生産のものを・・・」との念押し(?)する一幕もありました。

8月18日 長野県文化財保護指導委員会議

2009年08月18日 | 活動日誌その他
8月18日 13:30~長野県文化財保護指導委員会議 於松本合同庁舎

 昨年まで長野県庁で行われていた会議でしたが、合併のため関係する教育事務所の名称も変わり、今年から中信・南信地区は松本の合同庁舎で開催されることになりました。移動距離と時間の効率化が図られたおかげで大助かりです。

 文化財保護指導員も全20名のうち約4分の1が新しい人となり、世代交替も進みました。

 今回話題になったのは「指定文化財の防火・防犯」。昨年も県内で文化財の棄損や放火事例が相次いでいます。今後、防災については自動火災報知機よりも炎センサーへの切り替えが進む方向です。
 その他、登録文化財の現状変更、県宝の利用、建築物の耐震診断等について意見交換が行われました。

 会議が少人数で行われたので、時間をかけた意見交換もでき、また、新しい人が入ったことで、これまでの文化財パトロールの在り方についても基本的な見直しや改善が進んだと思います。


お知らせ:風吹峠稜線調査と草刈作業

2009年08月16日 | 活動日誌その他
「菅古道復元と稜線ルート整備」活動の一環として、
風吹峠稜線ルートの調査および草刈作業
 を行います。
 村内・村外を問わず、多くの方のご参加をお待ち申し上げます。

1.日時
  8月22日(土) 午前8時~
  集合場所 菅2区コニュニティセンター

2.内容
 野中沢~風吹峠北稜線~宮沢 区間のルートの現況調査と草刈り作業
 ★現地はクマザサなどが密生した場所もあります。
 虫さされ対策(長袖・外用薬)など、各自でご用意ください。

3.持参するもの
 刈り払い機(持参できる方:燃料は現地で提供します)
 ナタ、カマ、手のこぎり。 お弁当、飲料

4.その他
 踏査・作業終了後、トン汁で懇親会を行います。

連絡先:きさらぎの里を守る会 小林栄次郎 36-3026


8月14日 平成21年度木祖村成人式

2009年08月14日 | 木祖村議会と議員
8月14日 13:00~ 平成21年度木祖村成人式

 今年も木祖村村民センターで成人式が行なわれました。今年の新成人対象者は38人。男性25名・女性13名(アラ・・・女性が半分になっちゃった)

 今年の木祖村の新成人は、平成生まれが加わりました。私事ですが平成元年といえば自分が結婚した年でもあります。
 と、いうことは、もしすぐに子供を生んでいればもうハタチなんだあ・・・。

 やはり話題は「参政権」。
 「絶対投票します。もう誰に投票するか決めました。」
 「今年ほどマスコミがTVで選挙を懇切丁寧に取り上げたことがあったでしょうか。僕たち初めて投票する者にとっては、政治というものが身近になったようで・・・」

 今年の新成人、特に選挙への関心が強いようです。


ようやく夏らしく

2009年08月12日 | 活動日誌その他
 長雨・冷夏で、今年はとうもろこしの出荷が遅れているようです…。
 木祖村でも先週まではそんな心配の声が出ていましたが、ここへ来て村の中の農作業も一気に動き出したようで、農家さんは大忙しです。

 この春にみんなで手植えした田んぼを見に行くと、穂が少しずつふくらむ最中でした。

 今日も暑くなりそうです。この調子でたっぷりと太陽を浴びて、もっちりと実って欲しいですね。



8月10日 いよいよ村の議会改革へ

2009年08月11日 | 木祖村議会と議員
8月10日 木祖村議員による自主的な意見交換会を行いました。19:00~

 議長の呼びかけによって、かねてより懸案となっていた村の議会改革について話し合いを行いました。主なテーマは以下の通り。

・通年議会について
・議員報酬と定数について
・議会懇談会の開催について
・議会改革を進めるにあたって今後の議会勉強会をどのように進めるか・・・etc.

 一回目とあってまずは各自より自由に意見を出し合いました。
 今後もこのような勉強会を進めるのであれば、集まりやすい夜に開催する。住民との議会懇談会はぜひ今年度中に一度は実行しようという方針を確認しました。

 現時点ではようやく木祖村議会として公式スタートを切ったといったところ。最初なので個々テーマについての突っ込んだ議論まではいきませんでしたが、できることから一歩ずつ着実に進めて行きたいと考えています。



8月7日 林活議連総会&研修会

2009年08月08日 | 木祖村議会と議員
8月7日 森林・林業・林産業活性化促進議員連盟総会及び研修会(下伊那郡高森町福祉センター)

・議題:平成20年度活動経過報告他。広域行政区単位の林活議連連絡会議の組織化や見結成地町村等について・・・etc.

・研修会
 1.長野県林務部「森林整備加速化・林業再生事業の取組について」
 2.飯伊森林組合「里山の森林再生事業」

 1、は県の森林税事業にまつわる現状経過報告。2は、農林中金80周年森林再生基金を使った下伊那飯田地方の森林組合の取り組み事例です。
 里山集約化の利点は、集落営農と同じようなやり方でソフト面での効率化が図られること。これに関する改善点や課題は、高齢化地域での林業再生を考えるうえで非常に参考になるものでした。

 なお、今回説明された飯伊森林組合事務局員の方は若い女性。みなさん熱心に報告に聞き入っておられました(笑)