木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

木祖村平成22年9月議会/一般質問2 企業CSRの誘致・ふるさと募金型自販機の導入について

2010年09月28日 | 活動日誌その他
星梓の一般質問2問目

Q2:企業CSRの誘致・ふるさと募金型自販機の導入について

Q(星):近年ではCSR活動として、社会貢献に取り組む企業も少なくない。本村も下流域企業の協力を得た交流事業で一定の成果をあげているが、事業の性格がイベント的であればあるほど、受け入れ側の準備や住民の奉仕が必要で、イベント回数が増えればそれなりの負担を伴うのが現実だ。
 そこで提案だが、今後はイベント的要素の少ないCSR活動を誘致してはどうか。
 一例に、ある清涼飲料水メーカーのCSR活動に「ふるさと募金支援型自動販売機」というものがある。これは、販売売上高の一部が募金にあてられ、自治体側の設置費用負担はなく、借地料や電気料も企業持ち。資金面での貢献はもとより、ふるさと募金事業のPR、ならびに住民・観光客を含む消費者への参加意識の向上、そして災害時には自販機内の商品を備蓄飲料水の一部としても活用できる。
 隣の奈良井宿では自販機の設置が著しく制限されている。ならば、薮原宿では、鳥居峠公衆トイレ前、お休み処ときわ、アーティストパーク、JR駅や道の駅などにふるさと募金自販機を設置すれば、観光客の利便性を高めるとともに、鳥居峠からの人の流れを促すことにもつながる。また、エリアに合わせて募金の使途を明確にしてゆけば、訪れる人に対しても、様々な村づくりへの応援を呼び掛けやすくなる。
 このように、大手民間企業のCSR活動誘致で、民業圧迫の懸念もなく、なによりも村民に時間的・労力的負担が少ないやり方も検討されたいが、当局の考えを。

A(観光課長):(これまでの上下流交流や名古屋事務所に関する経緯説明は割愛しました:詳細は木曽広域CATV35chきそむらちゃんねる議会録画放映をご覧ください)
 ご提案のふるさと募金型自販機については、調べた中で様々な募金型自販機があることを知った。多くの人が集まる花火大会への支援や災害時対応型などがある。木祖村が現在抱える問題をクローズアップして、支援いただく内容を明確にすることが、村内外への意識高揚につながる。今後も互いに無理のないスタイルで積極的に推進していく。

木祖村平成22年9月議会/一般質問1 既存砂防ダムのスリット化について

2010年09月27日 | 活動日誌その他
星梓の一般質問1問目。(9月17日分)

Q1:既存砂防ダムのスリット化について

Q(星):近年増加しているゲリラ豪雨への対策として、既存の砂防堰堤の全体的な見直しが必要ではないか。従来の不透過型砂防ダムでは、河床低下や護岸基部が露出する一因とも考えられるため、中小の増水時には土砂の排出を促すスリット化といった対策を推進する必要があると考える。
 また、木祖村は木曽川の最上流部に位置することから、良好な河川環境をつくる必要があり、つまり、沢や谷筋は土砂の通り道であるという当たり前の考えをもとに対策を立てることが、自然の力に沿った方法であり、建設コストの縮減や管理コストの面からも、既存の砂防ダムを環境型へと改修するのが望ましいと思うが、今後の洪水対策を含め当局の考えを。

A(建設水道課長):最近の状況は、自然にやさしい堰堤を作ろう、または改修するというのが全国的な流れになっている。砂防ダムには不透過型、透過(スリット)型の2種類があり、設置には地域の綿密な調査、山や植生の状況に応じた判断がなされている。
河床低下は笹川筋で著しく、当然上流部がさらに激しい事になる。床止工や現場にあった対処が現実的。スリット化ができるのが一番良いが、上流が安定するまでは設置や改修は難しいと考える。現場に合った砂防ダムの設置を進めていきたい。

Q(星):災害に早めに備える点では、時間をかけ新しいコンクリート堰堤をつくるよりも、ワイヤネット型などの、短期間低コストで施工できる土石流捕捉工を取り入れ、古い砂防ダムをカバーするのも効果的ではないか。また、薮原簡易水道に影響を与えている塩沢上流部に関しては、ハード対策だけでなく、監視カメラ設置などのソフト対策も検討されたいが。

A(建設水道課長):ワイヤネット型も、場所に合えばそれらを取り入れて施工することになる。塩沢は上流部に非常に不安定な土砂が存在し、今回は遮断していた土砂が出たために水源に影響が出た。監視カメラ等については付近に民家等の保全対象物が存在しないため、今のところは考慮していない。

9月26日 小木曽地区運動会

2010年09月27日 | 活動日誌その他
9月26日 第23回小木曽区民運動会がこだまの森で開催されました。

 今年は冬季オリンピックのスケルトン男子代表で王滝村出身の越和宏さんがゲスト参加。大いに盛り上がりました。越選手も子供達が大好きということで、何度も一緒に競技に加わってくれました。

 その方が来賓席でも隣に。思わずツーショットをお願いしちゃいました。
 越選手は私達の世代にとっては、世界に挑み続けた中年のヒーローです。モチベーションを保ち続けること、精神力と判断力を培う事は、スポーツの世界だけではなく現実の社会を生き抜くうえでも必要だと、来賓席でも会話が弾み、おおいに納得し合ったとろです。

 人はどうしても怠けてしまう。その方が楽だから。
 ほとんどの人は途中であきらめてやめてしまう。
 それでは子供たちにどうやって生きる勇気を示すことができるのか?
 色々と変化を組み合わせて、楽しみながら続けていくことが重要だ・・・。

 今回の運動会では老若男女が楽しむだけでなく、未来への期待をつなげようとする元気と勇気を、参加者全員が共有したような気がします。



Plans that either come to ・・・ ♪

2010年09月25日 | 活動日誌その他

 またもダブルブッキングー!
 で、精神状態はすっかり "TIME"! ・・・from The Dark Side Of The Moon

 とりあえず、予定の目的地まで行ってみたら
 そこに素敵な富士山が黙って待っていました。

 明日も晴れるね。
 眺めているうちに、気分がゆったりしてきた。そんな中部山岳地帯の夕方。

9月20日 木祖村:小木曽地区の敬老会

2010年09月20日 | 活動日誌その他
9月20日 平成22年度の小木曽地区敬老会が、老人福祉センターで開催されました。13:30~


 今年は小木曽地区だけでも、元気なお年寄りの皆さんが85名参加されました。
 なお、左側にV(^-^)ポーズで写ってる人は、敬老会の対象者ではなく、底抜けの明るさでこの場のまとめ役をやっている地域自治協議会の会長さんです。

 敬老会の定点観察というわけではないのですが、この敬老会、年を追うごとにゴザ敷きに座るのが辛そうな方が目につくようになってきました。数人の方の為に少し高さのある椅子を並べた場所もあります。事実「そろそろ座イスを用意した方がいいのかなあ」という声も聞きました。
 お年寄り=和風(畳、座布団)という先入観だけでなく、たまには気分を変えてテーブル&イスの敬老会も楽しんでもらえるようにすれば?
 元気でオシャレなお年寄りも増えているので、近いうちにいずれそうなるはずですよね。


9月18日 木祖小学校運動会

2010年09月18日 | 木祖村議会と議員

9月18日 木祖小学校の運動会に行ってきました。
 リレーはいつみても燃えますが、毎年新しい演技も加わっているので、新鮮さもあります。

 今年はビデオやカメラで我が子を見つめる父兄も多いに盛り上がり、見晴らしの良い来賓テントの両側(実はカメラポジションとしても最高)は、いつになく混みあってました。

 そもそも小学校の運動会なんて児童と先生が主役だし、父兄を交えた体育の祭典のようなもの。ゴール・ポジションが一番よく見える中央の一等地は、審判(本部)と父兄に譲って、来賓だの名誉職だの席は別のスペースでもいいんじゃないかと思いますよ・・・b(゜ー゜)。


9月15日 木曽のスイーツといえば・・・

2010年09月15日 | 活動日誌その他

 村道を走っていると栗のイガイガが。アスファルトに栗がころがる季節になってきました。木曽ではいたるところに山栗が自生しているのをみかけます。

 ちなみに木曽でみつけたこの時期一番おいしい銘菓が「栗子餅」
 かつて田舎の両親が木曽に遊びに来た時もこれには一目ぼれしたようでした。 2.3日ほどしか日持ちしないため、今年も午前中に買って、その日のうちに翌日指定の宅急便で送る予定です。
 待ってて~!

畑荒らしの犯人捕獲

2010年09月14日 | 活動日誌その他
 木祖村内の農作物を荒らしまくっていた凶悪犯のイノシシ1頭がついに捕獲され、即日製肉の刑が執行されました!

 村の農道を車で走っていると、猟友会の服と鉄砲を担いだ人、そして農家の方が立ち話をしていました。今日は何か?と尋ねると、
 「今そこで、大きいイノシシ獲ったってよ!」
 見に行くと、本当にとどめを刺したばかりのイノシシが畑脇に横たわって・・・

 数年前から蕎麦畑を全滅させるなど、イノシシによる農業被害がバカにならなくなってきました。村では鳥獣被害対策として電気冊の設置も予算化。ある程度被害抑制の効果は出ているものの、それでも電気柵を突破する凶悪犯がいる訳です。

 農家の話によれば、イノシシの一番敏感な部位である「鼻」に電気ショックが流れないと、あまり効果がなく、剛毛で覆われた身体で突破されることもあるということでした。並行して檻をイノシシの通り道に仕掛けたりもしていますが、檻にかかるのはウリボウばかりだとか。

 猟友会の協力で仕掛けた罠で今回大物が捕まり、農家は大喜びです。が、まだ他にも共犯者が」いるらしく、もう一頭は村内に潜伏中とか。
 しかし、罠名人の登場で他のヤツが捕まるのも時間の問題でしょう。

 数々の電気柵をすり抜けてきたイノシシよ、お前の明日は来ないっ。
 ちなみに肉を分けていただいたので、今夜はボタン肉の煮物です。ゴチっ!

9月12日 奥木曽の秋祭り:諏訪神社例大祭(木祖村)

2010年09月12日 | 活動日誌その他
9月12日 木祖村小木曽のお祭り。諏訪神社例大祭です。


三番叟



獅子舞


 今年も下は小学生からと若い世代の参加とともに、盛大にお祭りがおこなわれました。子供が順調に増えていることもあって、獅子舞も三番叟も着実に伝統の担い手が育っています。
 私の住んでいる宮の森(13区)では、お宮まで行けないお年寄りにも配慮して、お宮の上手にある公会所でもお神輿と獅子舞が回ってくることになり、さらに村外から「小木曽姓」の皆さん御一行が、名前の由来を尋ねてこのお祭りを見にいらっしゃいました。

 ある人からの素朴な質問
「諏訪神社といえば、今の時期、諏訪の町内でどこでも小さな規模の御柱(おんばしら)をやってるけど、どうして木曽では御柱の形式じゃないの?」

 ・・・き、木曽では「檜一本、首一つ」。江戸時代はヒノキを切り出すと首が飛んだから…御柱できないじゃん? 
 いやいや、もともとここは「取苗大明神」。地域の産土神がここの神様のルーツだからだと思ひマスが・・・

ダムの上に咲く花火 - 小木曽諏訪神社奉納花火大会

2010年09月11日 | 活動日誌その他

 9月11日 19:30~ 諏訪神社奉納花火大会。

 木祖村の夏の終わりを告げるこの花火大会。今年もキャンピング・チェアと飲み物・つまみを抱え、ぶらぶらと観賞スポットに歩いて行きました。誰にも邪魔されず、夫婦二人で楽しめるお気に入りの場所です。
 谷間にこだまする花火の響きも、周囲の田んぼから聞こえる虫たちの声も、野趣あふれる風物詩になっています。

続平成22年度木祖村9月定例会:村内踏査

2010年09月10日 | 木祖村議会と議員
 9月9日 13:00~ 議会村内現地踏査。災害復旧中の地点を中心に村内現場を回ります。

 連合審査の後は全員が木祖村道の駅「げんき屋」に移動し、ランチ&ミーティング。本当は信州サーモンとイワナの刺身がのってる話題の「釣り人定食」を食べたかったのですが、
   ・・・終わってました…|||orz|||
 で、代わりに目をつけたのが新メニューの「メンチカツ定食(¥800)」

 食券を買って中に入ると、そこには「メンチカツ定食」を食べんとする村長の姿がっ・・・(先を越されたー!)

 メンチカツはふわりとした独特の食感で、味の方は☆☆☆(星三つ)といったところでしょうか。メンチの下味とつけダレとのバランスにちょっと工夫が欲しいかなあ・・・。
 他の議員や職員の注文が多かったのは、やはり定番の「木曽和牛丼」でした。速く出てくるのも人気のようです。

 昼食後の村内現地踏査先は以下。

 ・神谷林道
 ・村道(塩沢)工事現場
 ・薮原簡易水道塩沢水源地 
 ・寺の沢砂防工事
 ・こだまの森多目的グランド、同ソフトバンク電波塔建設予定地
 ・菅遊休荒廃地(そば畑)、ケト沢災害箇所・・・などなど。

 神谷林道の終点である「神谷峠」には朽ちた「神谷峠頂上」の標柱が残されていました。
 そこから先は叢におおわれ、うらぶれた状態です。かつては薮原からこの峠を越えて、伊那方面との交流があったわけですが、使われなくなったとたんに荒廃してしまう道の姿に時代の波を感じます。

 前回の一般質問で要望した電波改善計画(私的には、ツイッターで度々ぶち上げてきた「過疎地補完計画その1:電波補完計画でしたが・・・笑)。
 こだまの森を中心にソフトバンク電波塔(30m)他、村内数か所に中継地(15m)が設置されることになり、その建設予定地も確認できました。近い将来、やぶはら高原スキー場こだまの森、民宿エリアを含め、村内のほとんどでソフトバンク電波がカバーされます。
 これで、観光客や都会からUターンする若者にとっても不便は解消される。こだまの森でのイベント誘致やスキー場存続など、村の観光振興の一助にもなればと思います。

9月9日 木祖村9月定例議会2:常任委員会連合審査

2010年09月09日 | 木祖村議会と議員
木祖村9月定例会2日目 9:00~

●常任委員会連合審査会
・陳情審査2件 国交省の地方出先機関の存続を求める陳情等 →継続審査へ
・議案第59号から議案第61号の審査。内容は以下の通り。
 木祖村過疎地域自立促進計画 の策定について
 長野県地方税滞納整理機構の設置について
 木曽広域連合規約の一部変更

◎平成21年度一般会計、特別会計決算審査
(議論された内容の詳細については、議会報をご覧ください)

 午後から村内現地踏査(つづく)

9月8日 平成22年9月木祖村議会定例会1

2010年09月08日 | 木祖村議会と議員
9:00~ 平成22年度木祖村9月議会 会期9月8日から9月17日まで。

■行政報告等(抜粋)
・やぶはら高原ハーフマラソン7/18:エントリー2065名、出走者1830名
・木曽川源流夏祭り7/31:約1300名が参加
・東海地区木祖村人会発足:8/28第1回通常総会開催
 (57名登録、28名が出席)
・木祖村総合某材訓練8/29:約1000名の村民が参加
・平成22年度県の元気作り支援金決まる

■陳情書2件付託、議長行動他
■木曽広域連合議会の報告

■専決報告2件
・一般会計補正予算 9,589千円の追加
 村営水道繰出金、直売所エアコン購入費、他災害復旧事業費等
・村営水道特別会計補正予算 3,326千円の追加
 豪雨災害に伴う薮原簡易水道施設維持管理費

■議案第54号から議案第61号まで上程、提案説明、付託
・人事案件(監査委員・教育委員)については可決
■認定第1号から認定第7号(21年度決算)まで上程、提案説明、付託


13:00~
◎決算審査意見書報告(松原代表監査委員)

【散会】

13:30~
●常任委員会連合審査

【本会議再開】議案56~58について可決
・一般会計補正予算 68,349千円の追加
・国保特別会計補正予算 12,120千円の追加
・村営水道特別会計補正予算 1,125千円の追加

以上、詳細は議会報にて。