木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

3月29日 「木曽の地域遺産と保全」シンポジウム

2008年03月30日 | 活動日誌その他
3月29日 木曽合同庁舎講堂にて「木曽の地域遺産と保全」シンポジウムが開催されました。13:00~


 基調講演は『町並みまちづくり物語』『地域づくり読本』の著者である西村幸夫氏(東大工学部教授)。
 各地の世界遺産とその選定理由を中心とした事例報告が主でしたが、その選定理由が常に地域の歴史の生い立ちにある事、さらに文化の背景を知る事で、地域の遺産の価値をどう(地元の人が)とらえるべきかという重要なテーマを突きつけられる内容でした。それは見方を変えれば、地域の人自身の文化に対する造詣と表現する能力、いわばそこで生活する人の文化的な視点が問われるといっても過言ではありません。

 次の菅原聡氏(信大名誉教授)の講演「森林の保護・再生」は、木曽地域の特徴的な文化として「木の文化」「森林文化」についての提唱でした。
 森林を利用する文化に関しては、私はむしろ木曽だけではなく日常雑器から建築物に至るまで、先史時代以来の日本の文化を特徴づけるものとの理解です。国内の都市部はアスファルトやコンクリート建築で形作られた近代文化でその空間が占められますが、むしろ森林圏である木曽こそ積極的に「木の文化」を保全していく地域だと考えています。
 菅原氏の講演では「日本の自然保護の手法は『調和』を基本とし・・・木曽の場合は人間が自然との調和をうまくコントロールしてきた森林」という言葉が印象的で、昔から木曽の人は、森林や自然とうまく共存して森林文化を保全してきたという認識を強くするものでした。

 木曽の地域遺産保全については、まずはそこに住む人が木曽全体の歴史と良さを深く理解する事が前提です。
 地域遺産、文化遺産などと聞くと学術的でお堅いイメージがありますが、私達の周辺にあるものはすべて生活文化といえるもの。まずは身近な生活:生活をとりまく衣食住、習慣、信仰、風俗、風景などに、もう一度目を向けてゆくのから始めるのが良いと思います。
 具体的なシンポジウム内容は私個人が期待していたものとは違いましたが、「木曽の地域遺産」というテーマに惹かれて集まった人達の顔ぶれは、商工会や林業関係、NPOなど色々な顔ぶれでした。その数を思うと、様々な立場で地域の宝を模索しようとする姿勢が強くにじんでいるように感じました。


3月28日 議会報編集委員会にて

2008年03月28日 | 木祖村議会と議員
3月26~28日 議会報編集委員会(古畑・深沢え・星)

 今日は印刷レイアウトの確認と本文チェック。
 3月定例会の議会報は新年度予算での発行になるので、印刷業者を入札で決めてから発注することになります。今まで頼んでいた印刷屋さんよりも安くなるかもしれないとの事ですが、まだ発注先が決まっていません。

 印刷所が決まり次第4月早々には入稿する予定でしたが、ここへ来て問題が。
 議会報には一般質問のほか、各委員長による委員会報告を掲載しますが、連合審査となった合同委員会の原稿の一部がまだ提出されていないのです。
 3月定例会の審議内容は当初予算に関わる内容なので、できるだけ詳しく掲載するの議会報編集の方針です。提出された原稿をそのまま掲載するだけでなく、テープを一部聞きなおし、漏れがないように加筆修正もします。原稿を担当する委員長に矢のように催促の電話を入れますが・・・
 この土日にも必ず原稿を出してもらうように要請し、今後の入稿スケジュールを決めました。

 3月定例会の議会報は、16ページ以内・4月17日発行の予定です。

 議会報を村民により身近なものにするために、村内商店の広告を掲載してはどうかとの意見が出ました。他の町村では広告費を取って自治体の広報に個人商店の広告を掲載している例もあるようです。都市部の自治体HPでは広告掲載規則まで作って、地元中小企業の広告を掲載する例もあります。
 自立の村の広報の形としては、面白い取り組みかもしれませんね。商工会の皆様にも是非ご検討いただければと思います。




木祖村のニュース:続・木祖村の福寿草

2008年03月27日 | 木祖村NewsClip
 タイムリーな報道でうれしい限りです。木祖村の良いところを村全体が再認識し、村外の人にも隠れた名所があることをもっと知ってもらえればと思います。
 先日このブログでも取り上げた木祖村のフクジュソウの話題。ブログにあの記事をアップした翌日は、いきなりアクセス数が跳ね上がりました。「木曽の源流の村」に一般の方が何を求めているのか、手ごたえを感じていたところです。

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■フクジュソウで観光名所に 木祖村菅の有志が群生地づくり
(3月27日付 市民タイムス)


木祖村のニュース:ガーデニングに!流木チップ無料

2008年03月26日 | 木祖村NewsClip
 木祖村の味噌川ダムでは、春になると毎年ダム湖(奥木曽湖)にたまった流木を集め、チップにして無料提供しています。
 公園の歩道や遊具の下に敷いたり、庭の雑草が生えないように植木の周りに敷き詰めたり、その活用方法はいろいろあるようで、中には軽トラック一杯につんで持って行く人もいるようです。

 ちなみに私も蓋付バケツで何度かもらいにいきました。チップはヒノキの香りがするので、生ゴミ処理機で出る乾燥生ゴミと土をほどよく混ぜて地面に撒きます。
 住宅の裏の敷地に植えたスズランとスノードロップの芽が出ていました。今後の開花が楽しみです。

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■流木チップ自由にどうぞ 木祖の味噌川ダムで無料放出
(3月26日付:市民タイムス)

3月25日 源流シンポ実行委専門部会

2008年03月25日 | 木祖村議会と議員
3月25日 13:00~
 全国源流シンポジウム実行委員会専門部会代表者会議

 本年夏に木祖村で行なわれる「第9回全国源流シンポジウム」の実行委員会専門部会の代表者会議が行なわれました。会場に集まったのはおよそ80名。


 実行委員会では各専門部会に別れ、それぞれの企画・立案に入ります。各部会は以下の通り。
 ・アトラクション部会
 ・エクスカーション部会
 ・会場設営部会
 ・食・出店部会
 ・総合案内部会

 議会は当初から会場設営部会が割り当てられていましたが、私は個人的にエクスカーション部会へ。深沢議員はアトラクション部会に所属を決めていました。
 今日の代表者会議前に村内からスタッフの募集をしたところ、10名余の応募者が集まっていたようですが、当日急に各部会への希望を募ったため、そのうち5人がエクスカーション部会へ。当初12名だったものが17名と、メンバーが賑やかになりました。

 部会では、予期しない展開で、私がエクスカーション部会の会長を拝命することになりました。
 村民にも村外から来た人にも木祖村の魅力をアピールし、良いエクスカーションだったと言われるよう頑張ります。



 17:00~ 転任教職員送別会に出席。




3月24日 議会報編集委員会

2008年03月24日 | 木祖村議会と議員
3月24日 議会報編集委員会(古畑・深沢え・星)

 議員の皆さんも慣れてきたのか、今回は一般質問の全原稿8人分が予定通り出揃いました。3月定例会の議会報は、20年度の予算関連の掲載、委員会での審議内容も多いため「主に審議された内容」にページを割くことになりそうです。
 また、過日の村づくり委員会での意見に配慮して、議会日誌をもっと詳しく掲載することになりました。

 過去に出された議会報を参考に、見やすい紙面について検討。昔の議会報を見ると、かなり文字が小さかったり、写真が多かったりと、その時々の編集委員会の方針が垣間見えて面白いです。
 今回、村民の高齢化もあって「信毎のように、もっと文字を大きくしたほうが・・・」との声もありますが、費用とページ数の関係から当分はこのままになりそうです。

3月21日 木曽谷のセツブンソウ

2008年03月21日 | 活動日誌その他
 木曽谷の北の入口、日出塩でセツブンソウが満開と聞いて見に出かけました。

 セツブンソウはその名の通り、旧暦の「節分」の頃に咲くのでそうよばれています。
 福寿草と同じく陽をあびて開く花で、杉や枯葉の間から太陽の光を求めて一斉に同じ方向に向く姿がいじらしく、その淡く薄い花びらが儚さを感じさせます。

 塩尻市では隣接して公園を整備し、本格的に増やす試みを始めています。育成地にもわずかながら咲いているのを見つけました。来年はどれだけ増えているでしょうか。

 自生地の周辺に、よく見ないとうっかり踏みつぶしてしまいそうな小さなコロニーが点在しているのを見ると、やはり本来の自然の姿に勝るものはないと思います。

3月21日 こだまの森イベント情報:続 TAICO CLUB

2008年03月21日 | 木祖村NewsClip
3月21日 TAICO CLUB続報です。

来たる6月7日(土)~8日(日)に、木祖村・こだまの森で行なわれる野外ミュージックフェスティバル「TAICO CLUB」では、下記でボランティア・スタッフを募集しています。

■タイコクラブオフィシャルサイト http://www.taicoclub.com/

・ボランティアスタッフ募集のお問い合わせはこちらへ
  http://www.taicoclub.com/news/view/10

 どのような形でも構いません。皆様是非一度、木祖村のこだまの森へ。

3月19日 木祖小学校卒業式

2008年03月19日 | 木祖村議会と議員
3月19日 木祖小学校卒業式に出席しました。8:45~

 ご卒業おめでとうございます。
昨日に続き、木祖小学校の卒業式がありました。19年度卒業生は28名です。
 木祖小学校の全校生徒は145名。卒業生が少ないと出席する父兄の数も少なくなるので、在校生や来賓・教職員に比べると、父兄席がちょっと寂しく感じます。 

 卒業生入場の際、在校生がエルガーの「威風堂々」をアルトリコーダーで演奏するというのはとてもユニークでいいですね。心のこもった演出です。
 一番感動的だったのは、卒業証書の授与式で、校長先生が「○○さんは、××会の時に積極的に△△しましたね・・・」とそれぞれの生徒の思い出を語りながら手渡していた事です。少人数の小学校だからこそ、先生の目が隅々まで届いているのが感じられ、一人一人をやさしく見守る気持ちがあふれていました。

 新しい中学の制服に包まれ、堂々とした姿で卒業生が退場。先生方が無事卒業生を送り出し、達成感のある表情をしていたのが印象的でした。

3月18日 木祖中学校卒業式

2008年03月18日 | 木祖村議会と議員
3月18日 木祖中学校卒業式に出席 8:30~

 春は別れの季節です。今年の卒業生は30人。村の子供達は、小学校から同級生の顔ぶれがほとんど変わることなく義務教育を受けるのですが、卒業後は友達が別の高校へと分かれることになります。校長先生も転出されるとの事でした。


 卒業式の歌といえば、「仰げば尊し」「蛍の光」が定番で、父兄や出席者も自分の卒業式を思い出してはジンと来たものです。最近では全国的に「贈る言葉」や「旅立ちの日」などが増え、学校独自に選曲するのが増えているようです。

 木祖中では「手のひらをかざして」を在校生が唱いました。(全く知らないんですが・・・)。
 卒業生が唱った歌は「河口」。
 もしかして筑後川の?。4パートの複雑な合唱曲で、いやー先生、すごい選曲です。相当練習しただろうなあと思いながら聞いていました。木曽川の源流育ちの村の卒業生にとって、「河口」は大海への入口に立つという意味がこめられています。今後彼らが様々な出会いを迎え、広い世界を予感させるイイ歌でした。

 卒業生のみなさん、これからもガンバってください。

3月15日 木曽で最初の福寿草

2008年03月16日 | 活動日誌その他
 ここ数日の温かさと雨で残雪も溶け、先週あたりから木祖村全域が福寿草の見ごろを迎えました。私がよく目にする群落は村内の塩沢のものですが、村内には10箇所以上の少群落があるとされます。木祖村では19号沿いの吉田地区に大群落があり、ここを本来の自生地として村中に広がったとも言われます。

 なお、木曽に見られる福寿草には2種類あり、フクジュソウミチノクフクジュソウがあるそうです。後者のミチノフクジュソウは日義・三岳・木曽福島などでも群落が確認されているようですが、2種類が確認できるのは今のところ木祖村だけかもしれないとの事。

 ミチノフクジュソウの花期はフクジュソウよりも2~3週間遅れることからも、木祖村は木曽で一番最初に野生のフクジュソウが咲く村といえるかもしれません。
 日陰に残雪の残る土手に黄色い花を見つけると、やっと本当の春を迎えた気がしてほっとします。地域の花として大事に保護してゆきたいですね。

3月14日 平成20年3月木祖村議会3

2008年03月14日 | 木祖村議会と議員
3月14日 定例会再開 9:00~12:15

■議案第3号~18号 可決
・議案3・5・6号(給与に関する条例の一部改正)
 年が変わっても厳しい行財政運営が続く木祖村です。木祖村議会議員の報酬は今年度も据え置きする一方で、教育委員長・同委員・監査委員の報酬は引き上げることになりました。
 特別職の給与・議員報酬の増減については、昨年特別職のカット分を戻し、一部で増額、一部は据え置き。木祖村全体の収入は増えていないのにも関わらず、なんだか一貫性に欠けると感じるのは私だけでしょうか。
 教育委員に対しては、学校行事への委員の出席率が低い事。教師との机上論だけではなく教育現場を実見するよう指摘がありました。

・木祖村手数料条例の一部改正
 住基カード交付手数料関連。総務省の住基カード普及促進策(1月18日発表)で、カード発行手数料を無料にした市町村には、3年間の限定措置で1枚当たり500円の特別交付税を増額することになりました。これにより木祖村では住基カード発行手数料無料になります。

・木祖村福祉医療費給付金条例の一部改正
・木祖村教育資金利子補給金交付条例の制定
・木祖村奨学金貸付基金条例の一部改正
 木祖村の子育て支援政策です。福祉医療費給付金は従来6歳までが対象だったものを15歳(中学三年)までに。利子補給金交付条例の制定は教育ローンの財政支援。奨学金貸付基金は、基金の総額を1001万3千円から2000万円に変更。

・木祖村郷土館設置条例の一部改正。
 昨年(12月19日)一般質問での私の提案が通り、郷土館入館料が改正されました。木祖村郷土館の入館料は4月1日以降、一般(大人)300円、子供(小中学生)100円、団体割引(30人以上)200円になります。
 もっと安くしたほうが・・・という意見もありましたが、郡内の同様施設の金額水準や、実際に村内の子供を持つ親ごさん達にも意見を聞いた結果の金額設定です。今後は源流シンポジウムを控え、展示内容についても積極的に提言してゆく予定です。

・辺地総合整備計画の策定について
 辺地債という特例債があります。これは、辺地に指定された自治体が発行する借金で、公共的施設の総合的な整備計画のもとで実施される事業に対して認められ、元利償還金の80%が普通交付税で交付される制度です。
 この辺地債を使って、村道寺平斧の沢線の舗装、村道栗屋線の舗装を行なうことになります。

 なお村道斧の沢線は、『やぶはら高原里山歩きコース』である水木沢天然林~こだまの森間のトレッキングルートにつながる部分で、今年度は、水木沢天然林~床並沢への遊歩道も、郷土の森管理費で整備する予定になっています。

その他、後期高齢者医療制度のスタートに伴う条例改正等

■議案第29号~35号 可決
・平成20年度予算についてです。
 「自立」宣言以来、一段とソフト政策に力を入れた一般会計となっていますが、様々な角度からの討論に時間をさきました。(詳細は議会報にて)

■議案36号 木祖村基本構想の策定 可決

○議会人事 松塩筑木曽老人福祉施設組合議会議員の選挙
 深沢妙子議員辞職により欠員となった議員を選出。昨年5月臨時議会で田上氏が立候補の意を示していた経緯から、議長指名となりました。

■発議第1号~5号 可決
発議1:飯田国道事務所・出張所の執行体制等の拡充を求める意見書の提出
 道路財源維持問題とも関連し、反対意見あり。

発議2:新保険業法の経過措置期間の延長を求める意見書の提出
発議3:新保険業法の適用除外を求める意見書の提出
 いずれも、「共済」制度の継続を訴える内容。

発議4:森林環境税の創設と、森林・林業・木材関連政策の充実を求める意見書の提出
 山村地域活性化・CO2削減のための財源確保、国産材や間伐材利用拡大、林業の育成整備、災害防止観点からの治山対策等を国に求めるもの。

発議5:公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書
 公契約法の制定、公共工事の入札および契約の適正化に関する法律の実効ある施策推進を求めるもの。


■議会全員協議会 13:15~
協議事項
1.村内薮原地区の土地利用について
2.木祖村障がい者計画(素案)について
3.木祖村国民健康保険:特定健診実施計画策定について
4.味噌川ダム管理所現況報告
その他

3月12日 村づくり協議会との懇談会

2008年03月13日 | 木祖村議会と議員
3月12日 19:00~ むらづくり協議会との懇談会

 3月12日の定例会終了後、夜7時から「むらづくり協議会」と議会との懇談会が行なわれました。
 「むらづくり協議会」は、自立選択後に設置された『木曽川源流の里むらづくり協議会』の後継組織で、自立プランの推進に向けた政策の研究・協議を行い、村に提案する、【諮問機関】という位置づけになっています。残念ながらこの日出席された協議会委員は全体の半数にも満たない状態でした。

■協議内容
1:木祖村第4次総合計画の内容について詳細検討
2:その他、議会に対する要望等
 
 1は、文言や表現方法などに至るまで詳細に検討が行なわれ、内容の不足部分についての提言などが行なわれました。
 2では、議員の自己紹介を・・・から始まり、割とざっくばらんな雰囲気で、議会に対するお願いや具体的な政策への提言などがありました。

 協議会から「議会も住民とのコミュニケーションをはかって欲しい」との声がありました。
 議会としても一部議員はむしろそれを望んでいます。私は、村が先月行なった行政懇談会のように、議会サイドが各地区を巡回して「車座集会」的な機会をもつべきと考えています。中には個々に(自分の地域だけで)やれば良いと、村全体の声を聞くことに消極的な姿勢もあるようですが・・・このあたり、議長さんはリーダーシップを発揮して議会をまとめてもらいたいです。

 また懇談会を通じて感じたことは、村長の諮問機関である「むらづくり協議会」でさえも、これまでの定例会での内容が伝わっていないのではないかという不安です。ある人の提案は、すでに村が昨年から着手もしくは検討中の内容だったので、正直言って議会報や村報(広報きそ)が読まれていないのではないかとさえ思えました。議会報委員で、かつ村の広報・公聴の充実を考えている私にとっては、ちょっとブルーに・・・・

 ・・・・この日は朝からずっと議場~予算審議に精神集中、そして5時半頃一旦自宅で夕飯準備と資料の下準備、7時から協議会に突入。さすがに疲れていたかもしれませんけどね。

木祖村のニュース:本年度も村営住宅建設

2008年03月13日 | 木祖村NewsClip
 木祖村の今年度一般会計当初予算案は、21億1742万6000円。

 歳入は、村税だけでも2505万4000円の減です。主に味噌川ダムの固定資産税が減ったことも大きいですが、村民税の個人・法人ともに減少の一途をたどっています。
 そんな中で今年度も過疎少子化対策として、村営住宅を新たに2棟(6戸)建設し定住促進を図ることになりました。過疎対策事業債を利用しての村営住宅整備事業です(7千989万円)。若者の村外流出に、いまのところはこれで歯止めがかかっている状態です。

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■木祖村の予算 村営住宅建設に7900万円余を計上
(2008/3/12 信州らいぶおん/信濃毎日新聞)

3月12日 平成20年3月木祖村議会定例会2・合同委員会

2008年03月12日 | 木祖村議会と議員
3月12日 定例会再開 9:00~

■議案第29号~36号まで上程、提案説明、付託。

■11:15~ 常任合同委員会連合審査会の開催

陳情・請願等の審議

1:JRのダイヤ改正について
 → 採択
2:「鳥獣被害防止措置法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然復元と被害防除に使うことを求める意見書提出に関する陳情
 →継続審査
3:飯田国道事務所・出張所の執行体制等の拡充を求める陳情書
 → 採択
4:老人医療費給付事業の継続を求める陳情書
 → 継続審査
5:新保険業法から共済制度の適用除外を求める陳情書
 → 採択
6:森林環境税の創設と、森林・林業・木材関連政策の充実を求める陳情
 → 採択
7:「公共工事における賃金等確保法」(仮称)の制定など、公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書提出を求める請願書
 → 採択

 1については、近年のJRの営利追求型の姿勢に対し、あれで公共交通といえるのかとの声も。高校(蘇南)の始業時間をダイヤのために9時に遅らせざるをえない実態は、教育現場だけでなく、通勤、住民生活にも多大な負担を強いていると思います。全会一致で採択されました。町村会等に働きがけることになります。
 2はクマの保護団体による陳情。残念ながら、実際に被害を受ける中で生活している住民とは考え方にかなりギャップがあるといわざるをえません。4は、すでに国の政策として「後期高齢者医療制度」がスタートしたばかり。ここで旧老人医療を継続すると混乱を招くと思います。

■審議事項
【1】平成20年度予算概要及び財政状況について
【2】平成20年度特別会計予算概要について
【3】付議議案審議

・平成20年度予算については、200ページ以上にわたる内容を細かい部分まで精査し、疑問に思った点を次々に質問します。
 予算書というのは主に数字(金額)の羅列で、何故この金額か、どうして計上されたのか、何台分?、何人分?、金額が果たして適正か、その後どうなるのかといった事は予算書からはわかりません。予算書はあらかじめ皆が目を通すように議会開催以前に渡されます。私の場合は説明を求める場所に付箋をつけたり一応の下調べをするのですが、当日説明を受けるとまた疑問点が出てきます。

 もともと複数の職員が何日もかけて作り上げた予算書です。すべての数字を一人で理解できる議員など存在しません。だからこそ様々な価値観と立場で、複数の人間でチェックするのですが・・・現職議員2名と新人議員7名で審査していることに、本当に充分目を通せただろうかと心配になる事も。前職からの議員が1名減った事の重大さを痛感しています。