木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

5月27日 木曽菅古道で新たな石造物

2008年05月27日 | 活動日誌その他
5月27日 地元の有志によって復元整備が行われている菅古道で、新たな石造物を確認しました。これで『木祖村の石造文化財』(木祖村教育委員会1985)に未掲載のものは3件目になります。

 場所は、野中沢源流部で菅古道(くまざわ道)保全作業の過程で「親水公園」(仮称)と呼ばれている場所の対岸上部。従来の道からは全く見えない少し高い位置でした。
 墓碑らしきものが3~4基あり、そのうち1基は「法悦禅女 三月二十七日」と彫り込まれています。このほか、真ん中に窪みが掘られた方形の台座も別にありましたが何が乗っていたのかはわかりません。

 「法悦禅女」とあるからには、おそらく女性の墓でしょう。年代は不明。地元の方に聞いても、おそらく村の人の墓ではないだろうし、誰もこんな場所に石碑が立っているとは知らなかったとの事。昔、善光寺参りの尼さんがこの地に来てなくなったらしい云々・・・との言い伝えもあるようです。

 野中沢の右岸、菅橋方面側の村道より少し標高の高い山中に、2年ほど前に確認された「智光禅定尼 寛政六年 十一月五日」銘の墓があります。これも、考えられていた菅古道から少し高い奥まった位置にありました。

 今後も新たな発見がありそうです。

 過去の「菅古道」の話題は以下
http://blog.goo.ne.jp/kisonavi/d/20080502
http://blog.goo.ne.jp/kisonavi/d/20080407
http://blog.goo.ne.jp/kisonavi/d/20071015
http://blog.goo.ne.jp/kisonavi/d/20070925
http://blog.goo.ne.jp/kisonavi/d/20070729