５月６日 小木曽(丸山)公園例祭 14:30～木祖村の小木曽北部の「小木曽丸山公園」にて、公園の整備状況の視察会と例祭が行なわれました。
地域で「丸山」と呼ばれるこの公園には、村指定文化財である丸山観音堂があります。もとは大笹沢の奥にあったものを昭和40年代にこの地に遷座。本尊は明治16年(1883)に造立された馬頭観音像で、毎年５月８日には牛馬の霊を祭る行事が行なわれていました。現在ではGWにあわせて春の例祭が行なわれています。
かつては桜が咲き、村の若者の出会いの場であったこの境内の公園も、近年では樹木が鬱蒼とし、もとよりあった歩道の上り口も判然としないほど雑木が生い茂っていました。
昨年、状況を憂えた住民の一部からの「丸山公園を元のお山の姿に戻したい」という声で、丸山公園整備委員会を結成。地域住民(18区・19区)の手で整備が行なわれ、今回の視察会を兼ねた例祭となりました。
ボランティアで樹木の伐採、枝打ち、下刈りが行なわれ、雑木に覆われていた昔の歩道や古い石碑も姿を現し、遠くからも見通せるようになりました。シダレザクラ、ハナモモ、サツキを植栽したほか、住民個人が自分の庭で丹精込めて育てた木や花を持ち寄って植えるなどして、見違えるように綺麗になりつつあります。
来年には丸山公園全体に花が咲く姿が見られそうです。