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北海道機船漁業協同組合連合会
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ロシア漁業庁長官 大統領ウズベキスタン訪問に同行 同国にロシアEEZ内漁獲割当 漁業協力議定書署名  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2024-05-28 11:35:37 | 日記

 

2024年05月28日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア漁業庁長官 大統領ウズベキスタン訪問に同行 同国に漁獲割当 漁業協力議定書署名]

ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。

この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。

ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。

2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”に参加、2万1,500トンを漁獲し成功を収めた。(報告担当者 原口聖二:ロシアは漁業政策として基本的にオホーツク海での外国漁船によるスケトウダラ操業を認めていない。)

今年2024年、この特別な共同漁業に配分されたスケトウダラ漁獲割当は、前年同で、オホーツク海とベーリング海において5万1,000トンが配分されている。

ロシアEEZでのベラルーシ人の漁業生産へのアクセス拡大を想定した条項が盛り込まれ始めたのは2020年代になってからで、今年2024年に入り、この特別な漁獲割当にアクセスし操業を行っているのが、ウラヂオストク登記のベラルーシとロシアの合弁企業“ソユーズヌイ・ルイブヌイ・プロムスラ”Союзные Рыбные Промыслы)社であることが分かった緯がある。

なお、ロシアとウズベキスタンは2021年に漁業分野の協力に関する政府間協定に合意、これを締結している。

この協定は、漁業分野の研究・科学技術プログラムの発展、漁業人材の訓練、経験を交換するための専門家の派遣等、2国間の協力が盛り込まれている。

双方は漁業分野における協力強化のため漁業委員会を設立することも計画している。

 

 

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