ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報120“Divine”

2012-11-29 16:31:34 | 日記
2012年11月28日
サハリン発
[サハリン国境警備局がFOC船から正規書類のない大量のカニ製品を発見]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、所属警備艇が、2012年11月23日、オホーツク海南西海域をパトロール中、シュエラレオネFOC船“Divine”発見、これを検査したところ、正規書類のない大量のカニ製品を所持していたことが分かったと発表した。
“Divine”の乗組員はロシア人とウクライナ人で構成されており、船内からは冷凍タラバガニの足160トン、原魚換算約300トン相当の製品が発見された。
当局は、この事件の更なる調査を進めていると報告した。
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中国企業“パシフィックアンデス”にロシア漁業資産売却命令

2012-11-29 13:49:16 | 日記
2012年11月28日
モスクワ発
[中国企業“パシフィックアンデス”にロシア漁業資産売却命令]
ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を管理しているとされた中国企業“パシフィックアンデス” (PacificAndes International Holdings)に対して、ロシア連邦独占禁止庁長官アルテミエフが、2012年11月28日、外国投資政府委員会は、法令違反により、ロシア漁業資産の売却命令をする決定をしたと発表した。
アルテミエフは、中国企業“パシフィックアンデス”の極東における現在の活動は合法的ではないと指摘、中国同社は違法に取得したロシア漁業資産を売却し、ロシアから退去しなければならないと言及した。
また、アルテミエフはロシアにおいて漁業は戦略的産業分野に位置付けられていて、現行法律の下では、外国投資管理のための政府委員会の承認を受けてのみ、その投資活動が許されるが、現時点において同社はその許可を得ておらず、また、ロシア政府も同社によるロシア漁船等資産購入のための許可を与えていないと語った。
更に、アルテミエフは、中国企業“パシフィックアンデス” はロシア漁業会社を実質支配し、ロシア漁業者名義で漁獲割当を確保して、主たる利益を得ていたと加えた。

(関連過去情報)

2012年10月19日 モスクワ発
[問題解決のため“パシフィックアンデス”と「ロシアの海」が合弁へ]
世界最大のフィレ製品取引業者の中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)は、ロシアの水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)と主要事業を合弁で行う可能性がでてきた。
これは、ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を不当に管理していたとされる“パシフィックアンデス”の展開に関する問題を、ロシア政府が平和的に解決させるためのシナリオとみられ、先週(2012年10月7日からの週)、石油トレーダーで“ルスコエモーレ”主要株主のチムチェンコとロシア第1副首相シュバロフが、この件について協議したとされる。
ロシア側の提案には、中国側の加工施設の無料での使用等が盛り込まれている模様だ。
ロシア連邦独占禁止庁は、この合弁事業を行う場合、ロシア側が51%以上、中国側は49%以下に資本比率を設定すべきだとしている。

2012年04月26日 ウラヂオストク発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業参画へ]
専門家が、最近、中国人オーナーとの提携について極東漁業会社の調査を開始したことを示唆する一方、大手水産グループ*“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)が、極東漁業会社から資産売却の申し入れを受けていることを明らかにした。
投資関係者は、この中国資本に関する調査が、同グループの資産入手コストを下げ、低下価格なものにすると指摘している。
大手水産グループ“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、かねてから極東漁業に関心をもっており、幹部関係者によれば、中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)に関する噂と、提携されていたとされる極東漁業会社への調査は、彼らの資産価値を削減させ、市場価値を下げる、安全な圧力ということができると語った。

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ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業会社4社買収へ

2012-11-27 12:02:32 | 日記
2012年11月26日
モスクワ発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業会社4社買収へ]
ロシア水産業界紙は、ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)が、スケトウダラ、ニシン等の漁獲割当をもつ極東漁業会社“ТУРНИФ”(トウルニフ)、“Интрарос”(イントラロス)、“Востокрыбпром”(ヴォストークルイブプロム)、そして“Совгаваньрыба”(ソフガバニルイバ)の4社の買収を進めていると伝えた。
買収金額は約5億米ドルとされる。
“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は今年2012年3月に、ロシアの漁獲の20-30%を獲得することを短期的戦略目標におき、ロシアだけではなく、世界最大の漁業会社となる計画を示していた。
アナリストは、このようなアイデイアは、石油トレーダーで大統領プーチンの親友でもある“ルスコエモーレ”主要株主のチムチェンコによるものだとしている。
この4社は、ロシアスケトウダラ漁業者協会(報告担当者:原口聖二*現在、ロシア独占禁止庁から独占禁止法違反で提訴されている)の主要構成会員船主で、これらの所属漁船は合計11隻、今年2012年の総漁獲量は18万8,700トン以上で、TACの占有率は10.7%に達することになる。
さらに、衝撃なのは、“ルスコエモーレ”が、ロシアスケトウダラ漁業者協会の会員船主を少なくても1ダース以上入手する計画を示している点であり、今後の極東漁業の再編に大きなインパクトを与えるものと予想される。

(以下参考過去情報)
2012年10月26日 モスクワ発
[極東漁業会社と業界団体の独禁法違反にかかる第1回目の会合が行われる]
ロシア連邦独占禁止庁は、2012年10月23日、ロシア極東の53の漁業会社とロシアスケトウダラ漁業者協会にかかる独占禁止法違反、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を不当に管理しているとされる中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)との提携に関する調査報告についての第1回の会合が行われたと発表した。
これらの極東の漁業会社の行動は、競争の保護に関する連邦法N135-11の1項、それを調整する業界団体のスケトウダラ漁業者協会の活動は同5項に違反しており、不当に製品価格を統制して市場を分け合っているカルテルの疑いがもたれている。
この事件にかかる調査は、ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を管理しているとされる“パシフィックアンデス”の問題に端を発し、今年5月から8月までの間、関係者を対象に抜き打ちで行われていた。
ロシア漁業庁は“パシフィックアンデス”を含め、外国企業がロシア漁業会社の資本に不当に参加している証拠が発見された場合、ロシア排他的経済水域における水棲生物資源の漁獲割当を否定する根拠になると指摘している。
なお、ロシアスケトウダラ漁業者協会は、同日付で、これらの疑いを否定する声明を発表した。

2012年10月19日 モスクワ発
[問題解決のため“パシフィックアンデス”と「ロシアの海」が合弁へ]
世界最大のフィレ製品取引業者の中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)は、ロシアの水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)と主要事業を合弁で行う可能性がでてきた。
これは、ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を不当に管理していたとされる“パシフィックアンデス”の展開に関する問題を、ロシア政府が平和的に解決させるためのシナリオとみられ、先週(2012年10月7日からの週)、石油トレーダーで“ルスコエモーレ”主要株主のチムチェンコとロシア第1副首相シュバロフが、この件について協議したとされる。
ロシア側の提案には、中国側の加工施設の無料での使用等が盛り込まれている模様だ。
ロシア連邦独占禁止庁は、この合弁事業を行う場合、ロシア側が51%以上、中国側は49%以下に資本比率を設定すべきだとしている。

2012年04月26日 ウラヂオストク発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業参画へ]
専門家が、最近、中国人オーナーとの提携について極東漁業会社の調査を開始したことを示唆する一方、大手水産グループ*“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)が、極東漁業会社から資産売却の申し入れを受けていることを明らかにした。
投資関係者は、この中国資本に関する調査が、同グループの資産入手コストを下げ、低下価格なものにすると指摘している。
大手水産グループ“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、かねてから極東漁業に関心をもっており、幹部関係者によれば、中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)に関する噂と、提携されていたとされる極東漁業会社への調査は、彼らの資産価値を削減させ、市場価値を下げる、安全な圧力ということができると語った。
* “Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)は、ロシア最大手の水産加工製品供給者。報告担当者もモスクワ出張の際に、小売店頭で必ず右上のロゴ製品を見かける。いくつかの情報によると、主要株主には、首相プーチンの親友で、ビジネス成功の陰にその友好関係があるとされる石油トレーダーのチムチェンコがいるとされている。
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サハリン・クリール地域はサケマス操業を完了する

2012-11-27 11:59:21 | 日記
2012年11月26日
サハリン発
[サハリン・クリール地域はサケマス操業を完了する]
2012年11月22日、国後島の“ユジノクリリスキールイバコンビナート”(Южно-Курильский рыбокомбинат) はペルヴヒナ湾においてシロザケ操業の最後の網揚げを行った。
択捉島では、唯一“クリリスキールイバク”(Курильский рыбак)が、レイドフキー川において、1日あたり2-3トンのシロザケ操業を行っている。
ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局によると、今年2012年漁期、2万7,767トンのシロザケが商業生産され、勧告漁獲量の92.88%が達成された。
この内、東サハリン漁業区では南クリール漁業区より7,000トン多い、1万4,280トンが生産された。
また、サハリン・クリールの各漁業区において勧告漁獲量の93.34%相当となる9万9,315トンのカラフトマスが生産され、この内、東サハリン漁業区で6万5,838トン、南クリール漁業区において2万7,909トンが漁獲された。
なお、サハリン・クリールの各漁業区の今年2012年漁期の太平洋サケマスの漁獲量は12万9,730トンに達し、直近不漁年の2010年を1万5,230トン(113.3%)上回る結果となった。
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ロシア漁業者が南クリール海域のサンマ操業を終える

2012-11-25 16:10:55 | 日記
2012年11月23日
サハリン発
[ロシア漁業者が南クリール海域のサンマ操業を終える]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、ロシア漁業者による南クリール海域のサンマ操業を完了したと発表した。
今年2012年漁期、ロシア漁業者は6万1,500トンのサンマを生産し、この内6万300トンをロシア排他的経済水域(開発率47.1%)で、また1,200トンをその外部水域で漁獲した。
また、南クリール海域において、政府間協定に基づき、日本漁業者は2万2,300トン(漁獲割当消化率57.4%)、また、韓国漁業者は6,100トン(同81.3%)を生産した。
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ロ中はIUU漁業防止協定年内署名を目指す

2012-11-22 08:25:54 | 日記
2012年11月22日
モスクワ発
[ロ中はIUU漁業防止協定年内署名を目指す]
ロシア漁業庁は、中国と今年2012年内のIUU漁業(密漁密輸)防止協定署名に向け交渉を続けていると発表した。
両国は、ロシア排他的経済水域における“灰色操業”(報告担当者:原口*中国漁船の北朝鮮フラッグによる操業と推察)と水産物密漁密輸を防ぐためのメカニズムの構築する必要がある。
現在、ロシア当局が発給する原産地証明の確認の方法と対応、水棲生物資源のモニターの計画等が検討されている。
(関連過去情報)
2012年09月25日
モスクワ発
[ロシア漁業庁は中国とのIUU漁業防止協定署名のため譲歩を検討する]
ロシア漁業庁は、中国との水棲生物資源密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名のため、障害となっている、中国によるロシア海域の水棲生物資源を利用するための料金未払いに対する罰金の支払いを免除する提案を行っている。
この提案は、ロシア漁業庁長官クライニーからロシア安全保障理事会事務総長*パトルシェフに対して、訪問先のウラヂオストクの会合で行われた。
ロシア漁業庁によると、中国は、ロシアとの合意に基づく、2004年に発生の債務、61万1千ドルの支払いを履行しておらず、2012年4月1日現在、この8年間で罰金はかさみ債務は160万ドルに膨らんでいる。
ロシアにとって中国とのIUU漁業防止協定署名は大きな課題となっており、この実行を円滑にするため、障害となっている中国の罰金部分支払いを免除しようとする提案である。
ただし、ロシア漁業庁は、確かに中国は、ロシア海域の水棲生物資源を利用したのは事実であり、元金となる61万1千ドルの支払義務は依然として残ると指摘している。
ロシアは同様のIUU漁業防止協定について、EU、韓国、北朝鮮、そして日本とは署名済であり、中国とは、それに至っていない現状となっている。
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韓国農林水産食品部 第22回韓ロ漁業委員会の結果について

2012-11-21 18:23:08 | 日記
2012年11月22日
韓国発 
[韓国農林水産食品部 第22回韓ロ漁業委員会の結果について]
2012年11月12日から同20日までモスクワで開催された第22回韓ロ漁業委員会は、事前に合意された議題のほとんどの協議を終えたが、ロシア産カニの輸入手続きに対する見解の違いで合意することに失敗した。
ロシア側は、自国産カニの輸入時、保税区域に入る荷役前の段階で、ロシア政府が発行した原産地証明書を確認し、その後入港及び荷役するかどうかを決定するよう強く要求、これに対し韓国代表団は、 "原産地証明書は、輸入通関の段階で必要となる"書類であり、証明書の不備で荷役を拒否することは、国内制度上の対応が困難だという立場を説明した。
事前の合意された議題とは、オホーツク公海操業、今年の操業評価、スケトウダラとサンマの操業海域拡大、操業船のロシアEEZチェックアウト手続、イカ操業指揮船の運航、極東地域水産投資等である。
韓国国民の年間スケトウダラ消費量は26万トンレベルで、供給はほとんどロシア産を中心に海外海域産に依存しているが、今年の生産量と輸入量も前年並みに維持される見込で、国内在庫も11万トンを持続維持、十分な在庫で、スケトウダラ価格は前年より低い水準を維持すると予測している。
政府は今年2012年末、または来年2013年初めに再開される予定のロシアとのフォローアップ会合でスケトウダラなど、韓国漁船の2013年度の操業クォータの確保に注力する方針である。
また、ロシア産カニの輸入問題に関しては、国内で実施されている原産地証明制度と一緒に違法に漁獲された製品を遮断するため積極的に協力することについて、ロシア側の理解を得ることに努める。
操業クォータ合意が遅れてもスケトウダラとマダラの操業時期が5月から開始されることを勘案すると、すぐに操業への影響はないとみられる。
それとは別に、政府は韓ロ漁業交渉決裂による心理的不安感が蔓延してスケトウダラの価格が上昇した場合、ロシアとの*合弁数量(報告担当者:原口*ロシアフラッグ操業 韓国内国貨物扱い)の国内持ち込みを拡大して需給と価格の安定を図る計画である。
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韓ロ漁業委員会 ロシアを納得させるIUU防止対策が提示されていないと指摘

2012-11-21 12:54:05 | 日記
2012年11月20日
モスクワ発
[韓ロ漁業委員会 ロシアを納得させるIUU防止対策が提示されていないと指摘]
ロシア漁業庁は、来年2013年の韓国漁業者がロシア排他的経済水域における漁獲割当を失う可能性があると、あらためて発表した。
第22回韓ロ漁業委員会において、韓国側がロシア側を納得させる、実効あるカニのIUU漁業(密漁密輸)防止対策を提示することが出来なかったのがその理由だ。
モスクワで開催された韓ロ漁業委員会は当初、2012年11月12日から同16日までの日程だったが、翌週の20日まで延長し、協議を続けたものの合意に至らなかった。
ロシア漁業庁によると、2012年11月15日から、ロシア当局が発給する原産地証明があることを条件に韓国はロシア産のカニ輸入が可能となる規制が行われることとなったが、韓国側は、この制御に関する実際のメカニズムを示していない。
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韓ロ漁業交渉は日程どおりの合意に至らなかった

2012-11-19 13:25:20 | 日記
2012年11月19日
モスクワ発
[韓ロ漁業交渉は日程どおりの合意に至らなかった]
ロシア水産業界紙は、2012年11月12日から同16日までの間、モスクワにおいて、第22回韓ロ漁業委員会が開催され、韓国漁業者のロシア排他的経済水域における漁獲割当配分のための交渉が行われたが、両国は合意に至らなかったと韓国KBSが報じた旨伝えた。
ロシア側は、韓国漁業者への漁獲割当配分について、韓国側が第3国FOC船によるカニのIUU漁業(密漁密輸)を防ぐため、実効ある措置をとることを条件としていたが、このあり方の食い違いが、双方の妥協可能な範囲ではなかったものとみられる。
なお、両国は、11月19日から引き続き2回目の交渉を行う模様だ。
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ロシアFOC/IUU取締情報119”58IwaeaMaru” (第58Iwaea丸)

2012-11-16 14:32:19 | 日記

2012年11月16日
サハリン発
[サハリン国境警備局がカンボジアFOC船”58IwaeaMaru” (第58Iwaea丸)を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年11月11日、ロシア排他的経済水域内において、カニを密漁したカンボジアFOC船”58IwaeaMaru”(第58Iwaea丸)を拘束したと発表した。
当局が第58Iwaea丸を検査したところ、船内から専用漁具、390kgの活カニ製品が発見されたが、これらの活動を認める許可は所持していなかった。
これらの天然資源は生息地へ海中還元され、当局の取り締り活動により、ロシア国家の天然資源の損失55万2,000ルーブル以上が未然に防がれた。
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国がカニ原産地証明 ロシア産韓国向け密輸対策

2012-11-16 10:03:58 | 日記
2012年11月16日付北海道新聞から引用
[国がカニ原産地証明 ロシア産韓国向け密輸対策]
ロシア産のカニが日本経由で韓国へ不正輸出されているとする問題で、日本から韓国への輸出手続きに必要な原産地証明書の発給を、これまでの商工会議所などに代わり、16日から水産庁が行う。密輸防止策として、韓国が原産国と経由する国の双方の証明書提出を求めてきたため。12日付で日本商工議所に連絡した。ロシア海域で密漁されたカニの不正輸出を防ぐため、ロシアと韓国は輸入時に原産国の漁獲証明書の提出を求める協定を結び、今春発効した。ただ、日本経由の場合は、日本の原産地証明があれば、原産国の漁獲証明書は不要だった。この「抜け道」を使った不正が疑われることから、韓国は輸入業者に対し、ロシア産のカニについて経由国の証明書に加え、ロシアの漁獲証明書の提出も義務づけた。日本はロシアの漁獲証明書が規に発行されたものかどうか、外交ルートで確認する必要があるため、水産庁が原産地証明書を発給することにした。連絡を受け、稚内工会議所(稚内市)は15日から発給を取りやめた。同会議所では昨年度は20件だった発給申請が、本年度はこれまでで10倍の200件。行き先は昨年度まで中国中心だったが、本年度は韓国向けが目立っていた。
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ロシアはFOC船による密漁密輸防止の有効措置を条件に韓国へ漁獲割当を配分する

2012-11-14 23:33:40 | 日記
2012年11月14日
モスクワ発
[ロシアはFOC船による密漁密輸防止の有効措置を条件に韓国へ漁獲割当を配分する]
ロシア漁業庁広報は、現在モスクワにおいて第22回韓ロ漁業委員会が開催されており、ロシア側は、韓国が第3国FOC船によるカニのIUU漁業(密漁密輸)を防ぐため、実効ある措置をとることを条件に、韓国漁業者にとって関心のある魚種を対象としたロシア排他的経済水域における漁獲割当を配分する旨を申し入れていると発表した。
既報のとおり、これまで、密漁密輸カニが日本の特定機関が発給する原産地証明を根拠に、日本を経由して韓国へ流通するチャネルがあった。
しかし、2012年11月15日から、ロシア当局の発給する正規の原産地証明が添付されなければ、韓国はロシア産カニを輸入しないことで合意がなされている。
同庁広報によると、この委員会は11月16日まで続き、前回第21回委員会の合意に基づく、ロシア極東排他的経済水域における韓国漁船の操業に関する情報交換と、来年2013年の両国の協力計画に関する協議、そして議事録の作成が行われる。
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モスクワにおいて韓ロ漁業交渉が始まる

2012-11-14 12:35:43 | 日記
2012年11月14日
モスクワ発
[モスクワにおいて韓ロ漁業交渉が始まる]
2012年11月12日から、韓国漁業者のロシア排他的経済水域におけるスケトウダラ等の漁獲割当のための交渉がモスクワにおいて始まった。
ロシア側は、カニのIUU漁業(密漁密輸)防止について、韓国側が実効ある措置をとらない場合、来年2013年のロシア海域の漁獲割当を剥奪すると警告している。
また、この件に関連し、ロシア側は、韓国が第3国を経由してロシア産のカニを輸入する際、輸出国の特定機関ばかりでなく、ロシア当局が発給する原産地証明の確認も要求した経緯にあり、韓国側はこれに同意している。
しかしながら、この追加的規制発効までの手続きが残っており、その条件について双方が満足しない場合、スケトウダラ等の漁獲割当交渉が合意に達しない可能性もある。
特に、韓国市場おいて、スケトウダラは人気のある魚で、漁業交渉の結果次第で、この価格の高騰もあると関係者は指摘している。
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韓ロIUU漁業防止協定規制強化 第3国機関発給の原産地証明も報告義務付け

2012-11-13 14:58:34 | 日記
2012年11月12日
モスクワ発
[韓ロIUU漁業防止協定規制強化 第3国機関発給の原産地証明も報告義務付け]
ロシア漁業庁は、同庁長官クライニーがモスクワにおいて、韓国の特命全権大使ウイ・ソン・ラク(Ви Сон Лак *写真)と会談し、IUU漁業防止に関する規制強化について協議したと発表した。
この協議の結果、韓国は2012年11月15日から、ロシア産のカニ(活・冷蔵・冷凍・その他)の輸入について、ロシア当局ばかりでなく、第3国の特定機関が発給する原産地証明の内容を、ロシア側へ通報することとなった。
(参考過去情報)
2012年10月30日 韓国発
[ロシア産カニ 日本を経由してロンダリング]
ロシア海域で密漁されたカニの原産地証明を日本の機関が発行することで、ロンダリングされた取引が行われていると伝えられた。
ロシアは最近、日本と韓国がカニの密漁密輸製品の取引を黙認しているとして、韓国、日本と結んだすべての協定を中断、ロシア海域での漁獲クォータ配分を留保できる権利を主張した。
ロシアは、カンボジアなどの便宜置籍船が、日本の北部の港を基地として活動、ロシア海域でカニを密漁、漁獲した製品を日本市場に供給し、一部は日本から韓国へ再輸出されてきたとしている。
韓国に輸入されるロシア産のカニは、昨年2011年2,700トンだったが、今年2012年に入って8月末までで3,000トンに増加した。
この中のどれくらいが密漁密輸製品なのかは分からないというのが韓国輸入業者の説明だ。
日本を通じて韓国に入ってくる密漁密輸カニは、日本で合法的な書類を整えられ、所謂ロンダリングがされているためだ。
鷺梁津(ノリャンジン)水産物市場では昨年2011年、活タラバガニ価格はkg当り2万3,000ウォン程度だったが、今年2012年同期は1万ウォン下落した。
韓国とロシアは、2009年12月締結した水棲生物資源の密漁密輸防止協定に基づき、両国の水産物輸出入に関する情報を共有して密漁密輸製品の取引を禁止している。
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ロシアFOC/IUU取締情報118“TRON”

2012-11-09 17:58:47 | 日記
2012年11月09日
サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船船長が刑事起訴される]
サハリン検察当局は、ロシア排他的経済水域で48トン以上のカニを密漁したカンボジアFOC船の船長を、ロシア連邦刑法第256条3項(水棲生物資源の違法漁獲)に基づき起訴した。
このカンボジアFOC船は“TRON”で、今年2012年6月、操業許可を持たず、ズワイガニを48トン以上、約7万2,000個体漁獲したことが、ロシアFSBサハリン国境警備局の検査で判明し、拘束されていた。
(以下参考過去情報“TRON”事件)
2012年06月25日 サハリン発
[サハリン国境警備局がカニ密漁等3隻のカンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年6月期、カニ等を密漁した3隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この3隻のカンボジアFOC船“SeaDream”“TRON”そして“Арктик”(アルクテイク)は、東サハリン海域ロシア排他的経済水域で当局によって発見され検査を受けた。
最初の2隻からは、違法に漁獲されたズワイガニ(オピリオ)計82.5トン、また、3隻目からはカニの餌向けと考えられる冷凍スケトウダラ5トンに加え活魚水槽が発見された。
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