ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

韓国大型巻き網業界 ロシア南クリール海域操業を検討

2018-08-31 15:24:05 | 日記

2018年08月31日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国大型巻き網業界 ロシア南クリール海域操業を検討]
韓国大型巻き網業界はロシア南クリール海域の操業を希望している。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
韓日漁業協定を妥結することができず3年目をむかえ、経営難に直面している大型巻き網業界がロシアの南クリール海域操業を検討していることが分かった。
2018年8月29日、大型巻き網水産業協同組合は、韓日漁業協定決裂長期化による漁場縮小と業種別競争の激化など取り巻く環境が厳しく、同漁業の存続を目的とする基盤作りのために、ロシアの南クリール海域などの新規漁場開拓が必要であると発表した。
一方、韓国海洋水産部は、業界からまだ要望書などが受理された状況ではなが、もしそのような行動がある場合には真剣に検討したいとしている。
なお、大型巻き網漁船がロシア水域で操業を行うためには、漁獲割当、操業期間など条件を決定する韓ロ漁業委員会の協議、合意を経なければならない。
(報告担当者 原口聖二:韓国サンマ漁船もロシア南クリール海域の許可を得ているが、北方領土周辺海域を避けることとなっている。)

 

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北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある

2018-08-30 13:46:59 | 日記

2018年08月30日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある]
北朝鮮違法操業の背景に中国との密貿易がある。自由アジア放送(RFA)は次のとおり伝えた。
(アンカー)
国連の対北朝鮮制裁で北朝鮮産水産物の輸出の道が止められたのに、最近、日本の沿岸で違法操業をしている北朝鮮の漁船がまた増えているとのことです。
すでに5月末から姿を現しているようです。
対北制裁の影響でイカ漁が抑止されていましたが、最近、また取引が活発になり、海に出るイカ漁船も増えました。
その背景には、北朝鮮と中国の間に盛んに行われている大規模な密輸がありました。
記者ノ・ジョンミンが伝えます。
(記者ノ・ジョンミン)
清津∙羅津などでイカの取引が活発化しています。
対北朝鮮制裁の後暴落したイカの価格は回復に転じています。
鴨緑江(国境)上流を中心として、北朝鮮と中国が大規模な密輸を行っている実態があります。
中国のイカの需要のこたえる形で北朝鮮によるイカの違法漁業が活発化しているのです。
日本のメディアである“アジアプレス”が自由アジア放送に伝えた内容によると、咸鏡北道清津と羅津などでイカの取引が活発に行われているとのことです。
イカの価格の値上がりの理由は、イカが中国に密輸されるからです。
北朝鮮と中国の間でイカの大規模な密輸が行われ、需要も拡大しました。
今年5月中旬から、鴨緑江上流と豆満江上流などで貿易会社と新興富裕層を中心に大々的な密輸が盛んに行われているとのことです。
昨年採択された国連の対北制裁によって北朝鮮産水産物の道が止められ、イカをはじめとする漁が以前のように儲からず、取引も活発ではありませんでしたが、密輸が活発化し、操業にでる北朝鮮住民が増えていると“アジアプレス”大阪事務所の石丸次郎代表は説明しました。
北朝鮮のイカ操業は年間約2億ドルを稼ぐ主要な外貨収入源と見積もられています。

 

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韓国京畿道水原市場 スケトウダラ等10魚種 放射能検査すべて安全適合

2018-08-29 17:03:02 | 日記

2018年08月29日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国京畿道水原市場 スケトウダラ等10魚種 放射能検査すべて安全適合]
韓国京畿道水原農水産物卸売市場は、流通しているスケトウダラ等、水産物10魚種の放射能安全性の検査で、すべて「安全適合」の判定を受けた。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
水原農水産物卸売市場は、2018年8月20日、市場で流通している水産物10魚種について、京畿道保健環境研究院農水産物安全検査所に放射能安全検査を依頼、すべての試料が安全である旨の結果を受けた。
同検査所は、ヨウ素、セシウムなどの放射性物質が、基準値以上検出するかどうかを検査した。
水原農水産物卸売市場は、2014年1月から現在まで20回にわたり、流通している水産物155件を対象に、安全性のチェックをしており、すべてで安全適合判定を受けている。
同卸売市場管理課課長は、食の安全管理に最善を尽くしたいとし、すべての農水産物をきっちり点検して、市民が信頼できる農水産物卸売市場にしたいと述べた。

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ロシア漁業ニュースヘッドライン 2018年09月  http://kisenren.com

2018-08-29 11:23:48 | 日記

2018年09月10日

ユーザー  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、ロシア漁業庁は、ロシア漁業者の漁獲割当が来年2019年に更新されるにあたり、極東海域の同年から2034年までの15年間の各漁業会社の配分比率の算定を終え、2018年8月1日付No.522によりこれを決定しました。今後、ロシア漁業庁と漁業者の資源利用に関する契約手続きが開始され、年内にこれを完了する予定となっているとのことです。

ただ、一方で、新たな漁獲割当において過去の漁獲実績を考慮する”歴史的原則”が承認されているものの、カニについては、その対象割合、”投資クオータ”、“オークションによる配分”との整合性が、まだ明確になっていません。カニについては、TACの50%を“オークションによる配分”とする提案がされているとのことですが、経済的正当性の欠如、リスクが指摘されており、ロシア漁業庁は外部の調査会社にこの分析を依頼、発注することにしました。

 今月号においても、引き続き大きな問題に発展しているカニの漁獲割当に関するこれらの情報を集約しTopNewsとしてご報告申し上げます。

 なお、今年2018年漁期、カムチャツカ地方の同年8月8日までの太平洋サケマスの漁獲量は27万5,300トンに達し、データが残っている過去110年間で最大となりました。来遊が北部へ集中する太平洋サケマスの概況についても、あわせてお知らせ申し上げます。

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

 

Contents

TopNews  カニ漁獲割当問題 ロシア漁業庁 オークション実施のリスク分析外注へ

・カニ漁獲割当問題 ロシア上院食料農業政策環境評議委員会が審議(カニ漁獲割当配分問題関連外1件)

・15年間のロシア漁獲割当 配分比率が確定する(漁業政策および漁業協定関連等外5件)

・”ドブロフロート”投資クオータを利用しスケトウダラ製品加工場建設開始(投資クオータ関連外1件)

・スケトウダラ・ズワイガニ 北海道隣接サハリン州 高い状態を維持(ロシア漁業者底魚等操業関連外5件)

・カムチャツカ地方 サケマス漁獲27万5,300トン 110年間で最大(太平洋サケマス操業関連外15件)

・ロシア イワシ・サバ漁業船団配置(ロシア イワシ・サバ操業関連外3件)

・ロシア サンマ漁業船団配置(ロシア サンマ操業等関連外3件)

・ロシア沿海地方国境警備局が4隻の中国漁船を拘束(FOC/IUU取締情報関連外1件)

・ノルウェー新漁業大臣 Harald Tom Nesvikが任命される(その他ロシア漁業関連情報等外14件)

・ヴェトナム産ナマズ・フィレの米国輸入規制 WTOが紛争パネル設置(ヴェトナム養殖ナマズ関連)

・またがり資源スルメイカ 中国漁船 既に905隻が北朝鮮海域で操業(韓国スケトウダラ等市場関連外6件)

 

計66オリジナル報告

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スケソウすり身高騰 カマボコ、ちくわ…価格に影響か  ロシア スケトウダラ価格が上昇する

2018-08-28 10:56:30 | 日記

2018年08月28日
北海道新聞
[スケソウすり身高騰 カマボコ、ちくわ…価格に影響か]
■米国産値上がり、道内漁獲も減少
カマボコやちくわなど、練り製品の原料となるスケソウダラのすり身価格が高騰している。最大の調達先となる米国産は欧州から魚のフィレ(切り身)の引き合いが強まり、国産も最大産地の道内でスケソウダラの漁獲量が落ち込んでいるためだ。練り製品製造会社の一部は今月、平均10%の値上げに踏み切っており、おでんなど冬の最需要期に向けて、消費者の懐に響く可能性がある。
すり身は国内使用量のうち、輸入品が約8割を占める。2017年の輸入量は24万4764トンで、その約半分が米国産だ。
アラスカ沖を漁場とする米国のスケソウダラ漁は、春と夏が漁期で、日本の商社や大手水産会社は年2回、米国のすり身メーカーと交渉して輸入価格を決めている。全国蒲鉾(かまぼこ)水産加工業協同組合連合会(東京)によると、春の交渉では、昨夏に比べて輸入価格が1キロ当たり10%程度上昇した。
漁獲量は安定しているものの、健康志向の高まりを背景に欧州で魚のフィレが人気を集めるなど世界的に拡大している需要が、値上がりの背景にある。
一方、輸入すり身を補う国産スケソウダラの漁獲量は減少傾向だ。道内では東胆振などで不漁が続き、17年の漁獲量は前年比2%減の11万9千トン。輸入価格が上昇しても、すり身の調達先として米国に頼らざるを得ない事情がある。
こうした原料の値上がりを受けて、水産練り製品製造会社で価格を引き上げる動きが相次ぐ気配だ。小樽市に工場を持つ大手の一正蒲鉾(新潟市)は8月20日出荷分から、練り製品や総菜を平均10%値上げ。かま栄(小樽)は年内にも、カニを使ったカマボコなど一部商品の値上げに踏み切る可能性がある。コスト削減などの企業努力で販売価格への転嫁を最小限に抑える考えだが、カニ価格も上がっており「ダブルパンチを受けている」(同社)。
すり身価格を左右する米国産スケソウダラについて、全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会は「今後も高値傾向が続くだろう」とみている。(加藤千茜)

(関連配信済情報)

2018年08月14日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア スケトウダラ価格が上昇する]
今年2018年、ロシアのスケトウダラ価格は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場の需要から急激に上昇している。
ロシア農業省によると今年2018年8月上旬のスケトウダラの極東地方での卸売価格は1kgあたり約78ルーブルとなった。
前年2017年同期は約63ルーブルだった。
これにより、ロシア中央部でのスケトウダラの価値も高まり、卸売価格は2017年8月から2018年8月までに25%増加し、1kgあたり76ルーブルから94ルーブルに上昇した。
スケトウダラはロシア人の中で3番目に人気がある魚である。
1人あたりの消費量は、ニシン2.81kg、太平洋サケマス2.73kgに次いで2.59kgとなっている。
ロシア産スケトウダラは主に輸出品であり、国内市場での価格は国際市場価格によって決定される。
ロシアのスケトウダラ価格の上昇は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場での需要の増加の影響を受けている。
ロシアは世界最大のスケトウダラの供給者で、2017年、ロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量は180万トンであり、そのうち80万トンが製品輸出された。

 

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米中貿易戦争 アラスカ州選出上院議員サリヴァンは”漁業者ファースト”を求める

2018-08-25 22:17:53 | 日記

2018年08月25日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[米中貿易戦争 アラスカ州選出上院議員サリヴァンは”漁業者ファースト”を求める]
アラスカ州選出上院議員ダン・サリヴァンは、2018年8月23日、水産業界支援のため米国国際貿易委員会の公聴会で証言を行った。
サリバンは、トランプ政権が中国から輸入される製品2,000億ドル相当の第3弾の関税措置案に反対する証言を、米国国際貿易委員会(USTR)委員会301委員会の公聴会で行った。
この対象製品には、主にアラスカの漁業者が漁獲した9億ドルの米国産水産物が含まれている。
サリヴァンは、赤字を是正し、公正な貿易を国家が維持するためには、多くの作業が必要だと知っているが、米国漁業者を第1に考え、アラスカ漁業を支援すべきだと語った。
また、サリヴァンは、第3弾の関税措置案の対象となる製品のうち、9億ドル以上が米国の水産物であり、主にアラスカの漁業者によって漁獲され、その多くは再び米国市場に向けられているものだと言及、これが中国人漁業者が中国漁船で漁獲した製品なら、おそらく自らも理解するだろうが、そうではないと指摘した。
サリヴァンは、関連する中国製品を貿易措置案(第3項・第16項)から撤廃する検討を要請、現在の提案は、ロシアや中国の業界に有利で、それが政権の意図ではないと確信していると語り、それを変更することを求めると加えた。

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”ノーヴァヤ・アリャスカ・ヴォルホフ”がジャパン I.シーフードショーに出展

2018-08-24 13:57:26 | 日記

 

2018年08月24日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[”ノーヴァヤ・アリャスカ・ヴォルホフ”がジャパンI.シーフードショーに出展]
ロシア企業”Новая Аляска Волхов”(ノーヴァヤ・アリャスカ・ヴォルホフ:以下”ヴォルホフ”)社は、2018年8月22日から同24日までの間、東京で開催された一般社団法人大日本水産会主催の第20回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に出展、バレンツ海産タラバガニ等の製品のプロモーションを行った。
”ヴォルホフ”は”Северо-Западный Рыбопромышленный Консорциум”(セヴェロ・ザパドヌイ・ルイボァプロムシェヌイ・コンソルツイウム:北西漁業会社共同体:以下”СЗ Р К”)の製品製造・販売部門を担っている。
”СЗ Р К”はロシア北西海域で最大規模のカニ漁船団を編成しており、年間にタラバガニとズワイガニをそれぞれ約1万トン漁獲している。
”ヴォルホフ”社は2003年に設立され、工場はノヴゴロドにある。
販売されるすべての製品は、バレンツ海の冷たく清潔な海域(FAO27)で”СЗ Р К”船団が漁獲した原料に特化して製造したものとなっている。
”ヴォルホフ”社は各顧客への直接的アプローチにより、ロシア、ヨーロッパ市場で基礎を築き、アジア市場に参入することに成功した。
 

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ロシア外務省が3回目の南クリール共同経済活動現地調査の延期を報告

2018-08-24 09:09:09 | 日記

2018年08月24日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会
[ロシア外務省が3回目の南クリール共同経済活動現地調査の延期を報告]
ロシア外務省報道官マリア・ザハロワは、当初2018年8月16日に予定されていた、3回目となる南クリール共同経済活動現地調査が延期されたことをブリーフィングで発表した。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
この調査では、水産養殖にかかる具体的プロジェクトについて議論されることが期待されていた。
ザハロワは、当時、悪天候が続き、ロシア側の関係者が、現地入りできなかったこと等を説明した。

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シェスタコフ 南クリールにおける具体的プロジェクトは時期尚早

2018-08-21 08:35:19 | 日記

2018年08月20日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[シェスタコフ 南クリールにおける具体的プロジェクトは時期尚早]
”日本の代表者はサンクトペテルブルクで開かれる第2回国際漁業フォーラムに出席する”
ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、先の記者会見において、南クリールにおけるロ日共同経済活動は協議の段階であり、具体的プロジェクトは時期尚早だと語った。
また、日本の漁船は既にクリール列島沿岸で漁業を行っており、これは相互の漁獲割当に関する合意に基づき行われていて、ロ日間はすべて秩序だっていると指摘した。
更に漁業は、ロシアと日本が長年活発に協議を行い、経験を分かち合い、輸出入し、合同科学研究に参加している分野だと言及、日本の代表者は当然のごとく、9月にサンクトペテルブルクで開かれる第2回国際漁業フォーラムに出席すると加えた。
”Sputnik”のタチヤナ・フロニがリポートした。

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ロシア スケトウダラ価格が上昇する

2018-08-20 10:46:51 | 日記

2018年08月14日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア スケトウダラ価格が上昇する]
今年2018年、ロシアのスケトウダラ価格は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場の需要から急激に上昇している。
ロシア農業省によると今年2018年8月上旬のスケトウダラの極東地方での卸売価格は1kgあたり約78ルーブルとなった。
前年2017年同期は約63ルーブルだった。
これにより、ロシア中央部でのスケトウダラの価値も高まり、卸売価格は2017年8月から2018年8月までに25%増加し、1kgあたり76ルーブルから94ルーブルに上昇した。
スケトウダラはロシア人の中で3番目に人気がある魚である。
1人あたりの消費量は、ニシン2.81kg、太平洋サケマス2.73kgに次いで2.59kgとなっている。
ロシア産スケトウダラは主に輸出品であり、国内市場での価格は国際市場価格によって決定される。
ロシアのスケトウダラ価格の上昇は、中国市場の拡大とヨーロッパ市場での需要の増加の影響を受けている。
ロシアは世界最大のスケトウダラの供給者で、2017年、ロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量は180万トンであり、そのうち80万トンが製品輸出された。

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またがり資源スケトウダラ・ズワイガニ 北海道隣接サハリン州 高い状態を維持

2018-08-20 10:41:53 | 日記

2018年08月20日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[またがり資源スケトウダラ・ズワイガニ 北海道隣接サハリン州 高い状態を維持]
サハリン海洋漁業研究所サフニロは、2016年、2017年の漁獲情報等もとに、“またがり資源”に評価される北海道隣接サハリン州の周辺(東西サハリン・南北クリール)海域のスケトウダラ等について、過去と比較して高い水準の資源量を維持していると報告した。
(2016年)
2016年、サハリン州周辺海域では太平洋サケマスを除き46万4,300トンの水棲生物資源が開発された。
最も生産が大きかったのが北クリール海域で19万8,800トン(42.83%)、これに南クリール海域12万7,500トン(27.46%)と東サハリン海域12万6,500トン(27.24%)が続き、西サハリン海域は1万1,500トン(2.5%以下)でもっとも小さかった。
サハリン州周辺海域全体で最も生産が大きかった魚種はスケトウダラで28万6,300トンを占めた。
当該魚種生産の海域別内訳は東サハリン海域10万5,100トン、北クリール海域7万3,900トン、南クリール海域7万3,900トン、そして西サハリン海域が500トンだった。
また、同様に“またがり資源”と評価される東サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)について、禁漁措置を終え、同年から商業操業が再開、1,400トンが生産されて当該漁業の成功が指摘された。
(2017年)
昨年2017年のサハリン州海域の太平洋サケマスを除く水棲生物資源の開発量は52万4,900トンで、2016年を13%上回った。
最も生産が大きかったのが北クリール海域で19万8,500トン(37.82%)、これに南クリール海域18万5,000トン(35.25%)と東サハリン海域11万8,400トン(22.56%)が続き、西サハリン海域は2万3,000トン(4.37%)でもっとも小さかった。
サハリン州周辺海域全体で最も生産が大きかった魚種は、前年2016年同様スケトウダラで28万7,300トンを占めた。
当該魚種生産の海域別内訳は東サハリン海域9万3,700トン、北クリール海域10万6,300トン、南クリール海域8万7,000トン、そして西サハリン海域が300トンだった。
また、同様に“またがり資源”と評価される東サハリン海域のズワイガニ(オピリオ)については、1,500トンが生産され2016年に引き続き当該漁業の成功が指摘された。
更にマダラ、カレイ類が重要な漁業となった。
東サハリン海域での操業においてカジカの混獲が多く、1,200トンになった。
傾向としてサハリン州周辺海域のスケトウダラは、過去と比較して高い水準の資源量を維持しており、また、マダラとカレイについては若干の変動はあるものの比較的安定していると評価された。

 

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ノルウェー 数百トンレヴェルでタラバガニ違法漁獲 闇市場形成

2018-08-20 01:29:12 | 日記

В Норвегии растет черный рынок краба

2018年08月20日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ノルウェー 数百トンレヴェルでタラバガニ違法漁獲 闇市場形成]
ノルウェー漁業当局は、同国において認められた漁獲割当を数百トンレヴェル超過してタラバガニが漁獲されていると推定、闇市場の形成を懸念している。
ロシア業界紙(WEB)が伝えた。
ノルウェー漁業当局は、漁獲割当1,850トンを数百トンレヴェル超過してタラバガニが漁獲されていると推定している。
違法漁業は、ノルウェーが今年記録的な量のカニを輸出しているという事実と関連している。
ノルウェーは、韓国、米国、日本の市場の高騰した需要から違法漁業により利益を得ている。
今秋、ノルウェーの裁判所は、違法カニ取引の大規模な事件の審理を行う。
”Snefjord King Crab”社の前代表は証明書類なく23トンの製品を購入していた。
担当検察官Thomas Darellは、カニの需要が利用可能な漁獲割当を上回っているため、他者が同様の行為を続ける可能性があると指摘した。

(報告担当者:原口聖二)
バレンツ海のタラバガニは、ズワイガニとともに1960年代に旧ソ連が極東海域から移植、2000年代に定着し、繁殖を続けている。

 

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ギドロストロイ 色丹島沖合でイワシ・サバ操業を活発化させる

2018-08-19 02:30:51 | 日記

2018年08月19日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ギドロストロイ 色丹島沖合でイワシ・サバ操業を活発化させる]
“Гидрострой”(ギドロストロイ)社所属兼業型漁船“Торон”(トロン)と“Торленд”(トルレンド)が、色丹島沖合でのイワシ・サバ漁業を活発化させている。
操業にあたりフェロー諸島の専門家が技術指導を行った。
この2隻はノルウエーで建造され、同社が昨年2017年、同時に入手したもので、表層2艘曳きが可能となっている。
”トロン”と”トルレンド”は、全長44.9m、10人乗り、様々なトロール・巾着網漁業が可能で、450トンの製品保管能力がある。
漁獲物は、“ギドロストロイ”社傘下の色丹島“Крабозаводск”(クラバザダヴォドスク)工場へ供給されている。
同社は、やはり昨年2017年9月、この工場のためアイスランド製のイワシの処理ラインを購入している。

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四島現地調査を中止 悪天候でロシア側到着できず 北海道新聞(十亀敬介/ユジノサハリンスク細川伸哉)

2018-08-18 19:43:32 | 日記

2018年08月18日
北海道新聞(十亀敬介/ユジノサハリンスク細川伸哉)
[四島現地調査を中止 悪天候でロシア側到着できず]
外務省は18日、北方四島での日ロ共同経済活動の具体化に向けた3回目の現地調査を中止すると発表した。ロシア側代表団が四島周辺の悪天候で、国後島に到着できなかったため。日ロ両政府は調査の日程を再調整する。前日までにチャーター船「えとぴりか」(1124トン)で国後島沖に到着した日本の調査団(団長・長谷川栄一首相補佐官)は18日午後、根室市の根室港に引き返す予定だ。
モスクワなどからのロシア側代表団は当初15日に国後島に入る予定だったが、サハリン州ユジノサハリンスクからの定期便が国後島の濃霧などの影響で17日まで3日連続で欠航した。18日の便も運航できるか微妙なため、現地入りを断念した。
道内外の企業・団体関係者ら54人で構成する日本の調査団は17日朝に根室港を出港し、同日夕に国後島沖に到着した。チャーター船には、日本の人道支援で道内の医療機関で治療を受けた四島のロシア人が同乗しており、国後島沖でロシア船に移ってもらった後、調査団は上陸せずに根室港に引き返す。
日ロ両政府は今後、調査日程を再調整するが、9月にロシア極東ウラジオストクで予定されている日ロ首脳会談前の現地調査実施は日程上、厳しい情勢だ。

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ノルウェー新漁業大臣 Harald Tom Nesvikが任命される

2018-08-15 00:28:17 | 日記

 

2018年08月14日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ノルウェー新漁業大臣 Harald Tom Nesvikが任命される]
2018年8月13日、ノルウェー新漁業大臣にHarald Tom Nesvik(進歩党)が任命された。
前大臣Per Sandbergが、首相官邸に通報なしで、イラン生まれのガールフレンドと過ごすため、同年7月イランへ渡航したことで辞任したため、今回の人事となった。
Harald Tom Nesvikは1966年5月4日生まれ。
1991年から1993年までの間” Møreog Romsdal”水産大学において水産物の輸出マーケティングを学んだ。

 

 

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