黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

甘い物

2004-12-19 23:33:17 | Weblog
そして今日は恋仲の人と神戸駅前に新しくオープンした
お菓子のテーマパーク、「神戸ハーバースイーツ」へ。
地元神戸のコンフェクトリだけでなく、全国各地から
名店が集まっているそうです。前評判もよく、開店以来、
連日の大盛況のようです。

開店から数週間、そろそろ入場しやすくなったかなと
行ってみることに。

甘い考えでした。

ちょうどルミナリエのころというのも重なり、入場制限を
しているほどの混雑振り。入場後も注文するまで30分・・・
私たちは二手に分かれ、それぞれ食べたいものを買って
また待ち合わせることに。

私はどうしてもビゴの店は外せなかったので、まずはそこに
並ぶことに。待てども待てども列は前に進みません。40分後
ショーケース前にたどり着いたときには目当てのケーキは
ありませんでした・・・。

結局ケーキ二つとパンオショコラを買って合流しました。
恋仲の人はウコッケイのプリンと長崎のフランス人マダムが
作るフロマージュとすこし変わったマンゴープリンを買って
いました。

店内の喧騒では落ち着いて食べられません。会場を後にして
静かなところで珈琲を買って食べました。

絶品!どのケーキも非常に美味しかったです。さすが名店と
言われるだけあります。なかでも恋仲の人が選んだマンゴー
プリンはムースケーキのように仕立てられており、ワインで
煮込まれたマンゴーがデリケートな甘みを演出していました。
見た目もポップで可愛らしい、素晴らしい作品でした。

今度は比較的すいている平日に行きたいと思います。

思うところ、旅行で来られている方がお土産に生ケーキを
買われていましたが、これはいただけません。ケーキは
生き物です。その日のうちに食べないと死んでしまいます。
冷蔵庫で一晩寝かされたり、過剰に保冷されたものはもう、
単なる生ごみです。

本当に甘いものを愛しているなら、その日のうちに食べきれる
だけ、買ってください。

そうすれば、ほかの人に、本当にその日に食べたい人にも幸せが
行き届くじゃないですか。
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ルイヴィトンの意匠展

2004-12-19 23:09:05 | Weblog
土曜日は恋仲の人と県立美術館で開かれている
ルイヴィトンの意匠展へ。

この県立美術館はできてから2年ほどしか経って
いませんが、ゴッホやシャガール(多分)など、
注目すべき企画展が目白押しな上、小磯良平の絵画を
多数常設展示しているなど、とても質のよい美術館です。

ですが、なぜか今まで全く行けずにこの度はじめての
見学です。

ルイヴィトンの鞄製作史から、その実際の鞄の展示まで、
本当に質の高い製品とその志の高さに感動させられます。
特に、タイタニック沈没の際には完全防水で水に浮いた
トランクにつかまって助かった話には感銘を受けました。

会場は白い不透明のアクリル板で構成され、広い会場の
中央部分は更にアクリルの板でブース上に作られています。
明るい外周には実際に使われていたトランクや鞄を、ブース
では、製作者に影響を与えたであろう、ジャポネスクの文物や
彼らの私生活の私用品を展示していました。

実際のアウトプットとしての商品を外周に、内向的な、彼らに
インスピレイションを与えたものを内側に。展示する側の
センスある構成には感心させられました。

とても素晴らしい展示品と、それを企画した人に賛辞を贈りたいです。

ただ、ひとつ残念なこと。

こういった企画展では必ず絵葉書を買うのですが、その絵葉書が
よくありませんでした。

もうひとつ。

この美術館は安藤忠雄氏が設計しているのですが、その寒々と
したうちっぱなしのコンクリートが嫌でたまりませんでした。
美しさと豊かさを格納する美術館としてはいただけません。
この点、神戸市立美術館が勝っているのは間違いありません。

でも、収蔵物は魅力的です。次回の企画点はドイツの博物館からです。
楽しみ・・・。
コメント (2)
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