黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

今宵の晩御飯

2004-12-11 22:06:08 | Weblog
今日は家人が私以外に誰もいない日でした。ですから
自分のためだけに、自分で晩御飯を作りました。

昨日より明石の駅前にすこし変わった食材や新鮮で
安全な食品を売っているスーパーができました。
いつもは少しお高いものもあるけれど、オープン記念で
お買い得なものもあるかなと買出しを兼ねて出かけて
きました。

今週はご馳走続きでしたので、少し胃を休ませる必要が
あります。ですから、お肉とお魚を使わずに何かできない
かなと考えて、買い物をしました。

買ったのは神戸市西区産のブロッコリーと岩岡ねぎと言う、
立派な白葱とそこのプライベートブランドの厚揚げ。しめて
500円ほどでした。あと千葉県産落花生とつき立ての豆大福。
これは三時のおやつです。

さてさて何を作ったかといいますと、厚揚げとブロッコリーの
トロリ炒めと岩岡葱の中華風スープ。どちらも茹でるといためるで
作れる簡単メニューです。味付けは塩とだしの素と胡椒。いたって
シンプルです。

ちょうど出来上がるくらいに母帰宅。外で食べてきたそうですが、
少し味見をしてもらいました。とっても美味しくできているそうです。

最近、少し料理が上手になったのかもしれません。
それとも、素材のおかげでしょうか?

なにはともあれ、ご馳走様でした。
コメント (8)
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heartache on dining

2004-12-11 08:53:13 | Weblog
母と二人きり、ご飯を食べたり車に乗ったりしている時の話題は
決まって家族の話です。

大抵は妹のことや母の恋人のことなのですが、私が一番好きなのは
父との別れ際あたりの話です。

ノンダクレでどうしようもなく、私たちを捨てたともいえるような
行動でひとり、自爆して、巻き添えとして家族と言う入れ物を破壊した
父。

それでも母から父との事、父の事、別離の日までを聞きたいのは
奪われてしまった幸せだったころを取り返したいからゆえの行動
かもしれません。

さてこの前の夕食時に母から聞いた話。それは母が祖母に父との離婚を
伝えた時の事です。

その話を聞いても祖母は別段驚きたてたり、めそめそ泣いたりする
こともなく、母に「ここは(母の名前)の家やからいつでも帰ってきても
いいんやで。ちょっとみんなで住むのには狭いけど、楽しく暮らしていく
ほうがいいやんか。」と。そして続けて「でも別れる事になったんは
(父の名前)だけが悪いんじゃない。そんな風に(父の名前)を心変わり
させてしまった(母の名前)にも悪いところがある。お互いがもう少し、
相手を優しくできていたならまた違ってたんやで」と。

このとき、これを聞いて母が泣いたかどうかは聞いていません。
でも、私は夕食のコロッケを食みながら、涙が止まりませんでした。

どんな物事に対しても、正しかった祖母。死ぬまで貧しく、ドラ息子に
苦しめ続けられた祖母。世を斜めに見るようになってもおかしくない筈
なのに。何が祖母を支えていたのでしょうか。

今となってはもう解らないけれど、そんな祖母の遺伝子を引き継いでいる
ことを誇りに思っています。

と思うと、更に涙が止まりません。

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道ばたにて

2004-12-11 01:02:16 | Weblog
恋仲の人と晩御飯を食べに。冬のこの時期にふさわしく
なべを頂きました。

帰り際、係りの方がワインを持ってきてくれました。
キリストが再臨し、皆がそれを見つめる絵の書かれた
箱に入った、透き通るピンク色の2001年産のワイン。
この時期に席を予約した方への特典だそうで、恋仲の人は
ワインを飲まないと言うことなのでありがたく頂きました。

駅までの帰り道、恋仲の人が友人と行ったワタミの店員の
あまりの酷さとお粗末さを聞きながら「接客業で教育が行き届いて
いないのは致命的、ワタミフードサービスイラナイ」なんて思いながら
歩いていると、大道芸の人が曲芸の準備中でした。

その準備しているものの中には燃えるたいまつ一本。私も恋仲の人も
興味心身で見つめていました。

曲芸は中国ゴマに始まり、シガーボックス、そして燃えるたいまつでの
ジャグリングでした。私も恋仲の人も夢中です。目の前で行われる奇芸に
視線が釘付けです。途中、警備員が様子を伺いに来て、見物していた
ヨイドリアンのおじさんとひと悶着ありましたが、おおむね順調に
終わりました。

最後におひねり出そうと財布に手をかけましたが、私はそれをやめて、
さきほどいただいたワインをおひねり用の帽子の中に入れました。
燃える炎と油の燃える匂いとこんな冬の日に。お金を入れるよりも
赤ワインを入れたほうがなんだか素敵でしょう?

少し飲んでみたくなるピンク色だったけど、私はこういう使い方が
できたのがなんだか、とてもうれしいのです。

今頃、飲んでいてくれれば尚ハッピーですが。
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