Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

サドルとハンドルの取付け ポジション出し IRIBE

2014-09-04 20:05:17 | ピスト
IRIBE イリベのトラックレーサーにサドルとハンドルを取り付け
ポジションまで出してしまいましょう





前回サドルの選択も終わりました今回はレーザー照準器もセットし
サドルの位置調整とハンドルも取り付けましょう




レーザー照準器 水平線と垂線をレーザー光で
照射する優れものです






用意したサドルのシートポストとシートチューブ内に
固着防止のグリスを塗っておきます これは絶対に
しておいた方が良い工程です 固着すると本当に
動かなくなります






サドルの高さと前後位置を見ています
レーザー光が示している B.B 芯を基準にしています




サドルの前後角を見ています






ただ幾らレーザーレベルが有っても何か資料が
無ければポジションは決められません この赤い
ファイルの中には 私の自転車のポジションを
測定した物が保存して有ります それを基に再現
しています






再び細かな数字に拘って調整を進めます
1mm 単位の作業です




高さも正確に決めて行きます




サドルの高さと共に前後角もとても大切です






前後角 前後位置はヤグラで調整します 2本締めの
シートポストは微調整が出来てとても良いですが 
古くから有るこのタイプは工具が入り難く少し時間が
掛ります




ここでは色々な工具を試して見ますが 結局
シートポストに付属されていたこの工具が一番
良いですね 
上の物はヒューペルライダーに付属されていた
45年程前のものです でも絶妙な大きさです






サドルの後退寸法 これは UCI の競技規則にも
触れてくるので多くの人が B.B芯を基準にします
サドルの先端から下げ振りを降ろしたり苦労する
部分です 私が使っている機械は B.B芯から上部へ
レーザー光を当ててくれます 
私のサドル位置は B.B芯 からの後退寸法 18mm です
ロードでは 33mm にセットしているのでピストではやや
前乗りと言う事ですね






これでサドルのポジションが再現出来ました
ただこれはこの後乗ってみながら微調整は必要です
数字より自分が感じた事の方が大切だと思います




さてハンドルを選びましょう トラック用のハンドルは
何本か有りますが 私が使えるのはこの2 本です






これは随分長く使っていたハンドルです
アルミのハンドルはしなりが大きいので
鉄を使っていました






CINELLI チネリの鉄のマースバー
MOD CAMPIONE DEL MONDO 少し珍しい
ハンドルです




ステムは NITTO のパール G 一本溝が入った
突出し 100mm の平行ステムです






もう一つこちらもマースバーで NITTO TRIATHLON と
刻印されています






ステムは CINELLI 1A で 95mm の平行 先程の
100mmが長く感じていたので 5mm 短くし 
もうハンドルをしならす力もないので軽合金の
バーと組み合わせた物です




以前のデーターを考えると トップの短い今回の
フレームなら パールの 100mm が良さそうです
一度 CINELLI の 95mm を先に試してみます




あら意外です これでも今迄よりハンドルが 10mm
遠くなります これはヘッドアングルが立っているから
こんな現象が起きるのですね これは問答無用で
こちらに決定です






今回取り付けたサドルとハンドルです 深曲りの
ハンドルを使っていた時期も有ったのですが
短距離の種目を走らなくなってからはマースバーを
使う様になりました





少しづつ自転車の形になって来ました このハンドルテープは OGK の
コルク入りを使っていますがあまりにも厚いので何か薄い物に巻き替えましょう

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2 コメント

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Unknown (にわ まこと)
2014-09-05 09:22:34
にわです。
『数字より自分が感じた事の方が大切』って、大事ですね。数字は人の五感を補足するものであってほしいと思います。なんか傾いてるなあ・・・、測ってみたら0.5°傾いてましたっていうのが正解で、測ったら水平だったからこれは水平だっていうのは、大きな間違いのもとだと思います。
クランクの研磨とバフ仕上げの昔の記事に返事を頂きありがとうございます。大学時代に一生懸命したことって言うのは、一生の宝ですね。私の場合も、多くの仲間と比較的頑丈な体を残してくれています。クランクを受け取った先輩も喜ばれるし、自転車だって喜んでる出ようね。
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にわさん (Kino)
2014-09-05 21:12:10
自転車のポジションは最近係数などを考える人がいらっしゃり
自分の身体測定をし係数を乗除するとポジションが出せると言うもの
これなんかは一つの目安にはなりますが最終的には自分なりの補正はしないと駄目でしょうね

今回の私の様に自分のポジションを再現しても自転車が変われば違和感は有ります
こんな事は文字や数字では表す事が出来ない事ですね

実際毎日真剣に練習をしている選手なら
自転車のポジションの悩みは尽きないと思います

自転車の整備や指導は 相手が喜ぶ顔を見たくて一生懸命出来るのかも分りません
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