Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

パンク張り パッチゴム検証

2014-10-04 20:38:12 | 自転車整備 その他 
パンク修理をする時にはチューブにパッチゴムを張ります それはどの位の期間
使用に耐えどの程度の張り付き方をしているのでしょう




自転車のチューブには気体の透過性が極めて小さい
ブチルゴムが良く使われています 一般車や競技用の
W.O チューブ チューブラーもそれは同じです






そんなチューブもパンクをすればゴム糊と
パッチゴムを使い修理をします この修理を
した物がどの位の期間使用に耐えるのか見て
みましょう

ただ修理の為の商品はかなり多くの物が有ります
今回私が試してみるのは手元に有る物だけなので
全てのものに当てはまるとは限りません






このパンク修理は私の先輩が行ったもので少なくとも
修理後 7年は経っています 全ての整備が出来る方ですが
丁寧に仕事を進めるタイプでは有りません そんな修理が
された パッチゴムをめくってみましょう








かなり強い手応えを感じながらパッチゴムが剥がれて
行きます 正直な処チューブに穴が開くのじゃないかと
思っていましたが パッチゴムの一部が千切れながら
めくる事が出来ました






ゴム糊が思いの外強く残っています チューブを
切って貼ってみました 落ちない程度には引っ付きます

チューブの段差にパッチゴムが充分に馴染んでいないなど
パッチを張ってからあまり圧着がされていなかったのじゃ
ないかと推測出来ます でも修理から 7年経った状態でも
チューブ、修理箇所共に問題無く使えるレベルだと思います






少し違う事をしてみましょう
新たに修理箇所を作ってみます 模擬修理です




パンク修理には 穴の周りの研磨から始めます
それにはペーパーや軽石を使います






ペーパーが使い易い様に 小さな木片を用意し
それにペーパーを巻くと良いですね




穴の周りの修理部分を軽く擦れば良いですが
チューブの段差やヒゲが有ればなるべく角が
無い様にすれば良いと思います






あえて段差のある所を擦ってみました この程度で
良いと思います






パッチゴムを切り取り用意します






実際に修理を行う場合 穴の大きさやその数と位置
その様な事を考えながら大きさを決めれば良いですね






必要な大きさに切りましたが ここから修理に
必要なカットをします






各辺 直線部分はハサミを斜めに使い
パッチの切り口を斜めにします






パッチの四隅の角を落し 鋭利な角を無くします
これらをする事で修理後にめくれ難いパッチゴムに
なります






今回は同じ物を 2枚作りました




ゴム糊です これにも色々な商品が有ります
この赤いチューブはホームセンターで買って来た
ものです






チューブのパッチゴムを張る部分に塗り拡げます
この時、指が滑らかに動かせる程度の量は欲しいですね






チューブに良く塗り込みました チューブの表面が
やや溶けている手応えを感じます






先程のパッチゴムです 裏には布が張って有ります








布を剥す時は パッチを捩じり布の一部を
破ると上手く剥せます






剥したパッチを修理箇所に貼ります




今回は二枚貼りました






パッチゴムの上から樹脂ハンマーで叩き 強く
圧着します 万遍なく叩いて下さい 特に段差の
部分は念入りにしたいですね




良く叩き圧着しました ここはパンク修理で
大切な部分だと思います






辺の部分も良く着いています






段差の上も隙間なく圧着されています






これで模擬修理は完了です 




この状態で少し放置し後日パッチゴムを
剥してみましょう その風景はまたご紹介
させて頂きます





これは白粉花(オシロイバナ)の種ですね 来年も綺麗な花を楽しませて下さい

パンク修理の後 その修理部分の耐久は今迄全く考えた事は有りませんでした
それだけトラブルの無い修理で、もし不具合が有るならおそらく施工上の問題でしょう
先日の記事に頂いた耐久性、劣化と言うコメントが少し気になり放っておけなくて
今回のお試しです

先日の記事 【 クリンチャー用チューブ パンク修理 】

次の記事 【 パンク修理用 パッチゴムを剥す 】

コメント (4)
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