Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ TIAGRA フリーハブ 分解整備

2012-03-28 20:40:31 | 自転車整備 ハブ
先日フロントハブの整備が終わったので今回からリアのフリーハブを
分解し整備を進めます 使われているハブはシマノの TIAGRA ティアグラ
廉価な商品ですが中々良く出来た部品です




自転車を洗車した時 一緒に洗ったリアホイールですが






前回カセットスプロケットを取り外し
現在はフリーボディが視認できます






スプロケットを取り外したフリーボディは油脂で
汚れています 整備を進めるのに細かな部分も
良く見たいので 油脂汚れを洗浄します

使う洗剤は シンプルグリーンのフォームタイプ
泡が優しく部品の汚れを落としてくれます






軽くフリーをこすり 水で流すと綺麗に汚れが取れています
この洗剤は必要以上に 油脂分を落とさないのが良いですね






ここからリアハブの分解に掛かります フリーホイール本体の
ロックナット側の様子です 洗浄したのはこの辺の構造を
確認する為です 初めての部品は観察しながら整備の行程を
考えます




反フリー側です






分解はこの黒い防水シールを外す処から始めましょう
先の細い物で外すきっかけを作ると簡単に外れます






ノンギアサイドの構造です 分解はこちら側から
やりましょう このハブに合うハブスパナを探します






このハブのフロントは 13mm でしたが リアは
15mm のハブスパナを使います




ハブスパナを玉押しに掛け ロックナットにはモンキーを
使いナットを緩めます スポークに指を挟まない様に気を
付けましょう ※ ここのネジは正ねじです






ロックナットを外し ワッシャーも外します






玉押しも外しました 廉価版のハブなのに綺麗に
研磨された玉押しが使われています






これでシャフトが自由になりました グリスはデュラじゃ
ないのかな やや白っぽいグリスが使われています






ハブシャフトはフリー側から抜きます






ここはシャフトを引き抜くだけで 難しい作業は
必要有りません




フリー側のスチールボールです ここは他の所と比べ
グリスが汚れ気味です こんな事も良く観察しておくと
負荷が掛かったり 防水の弱い部分などが推測出来
次の整備に役にたちますよ






ボールは先の細い物で取り出しました こちらにも
薄い防水シールが入っています これで回転部分の
分解は終了です






玉受け部やフリー内部を掃除しました この後
このフリー本体を取り外し グリスアップと進めて行きますが
記事が長くなってきたので それは次回にさせて頂きます





淡い色の花ですね気持が落ち着きます 雨が降るたびに春の気配が近づきます
では次回もお付き合い下さい

前回の作業 【 自転車 カセットスプロケットを取り外す 】

次の作業 【 シマノ リアハブ フリーホイール 分解 組立 】

コメント (2)
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