真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

今度はオワハラですか?

2015年06月04日 | Weblog
オワハラとは「就活終われハラスメント」の略語のことだ。数週間前、就職活動中の学生に対して、何回目かの面談中に「本気でこの企業に入りたいなら、今ここで他社を断れるよね」と言われた、とても恐いと相談されたと書き込んだ。

それは、学生の自由選択を妨ぐ違法行為で、脅迫に近く、ハラスメントだと伝えた。実は今はこういう類のハラスメントをオワハラと言うのだそうだ。なぜこのような面談が行われ、企業が学生にハラスメント行為をする様になったかと言うと、今年から変更になった面接時期の変更が原因だ。

来春卒業する大学生らの就職活動が学生有利の「売り手市場」で進む中、企業が内定や内々定を出した学生が、他社に流れるのを嫌って、就職活動を終えるよう働きかけを強めている。

就職活動中の大学生が恐怖に晒されている具体的なオワハラは、内定を貰った学生が内々定書類をとりに行った時に「これで就活終わりだね、就活終わりだね、就活が終わって良かったね。すぐに他社を断って」と言い続けられたと言う例。このような企業は断った方が良い。

次いで今は7次面接など当たり前になっているのだが、何度も企業に足を運ばせ、他社の採用試験や面接を受けられなくする方法で、余りに頻繁に電話がかかって呼び出されるため、授業にも出られないと学生は言っていた。

さらに、内定を貰った会社に頻繁に呼びだされ、食事や行事に誘い、精神的に追い込み、学生に恩を感じさせて、内定を辞退させにくくする方法や、内定を辞退する時に人事担当者が逆ギレする企業などだ。

学生たちは、内定が貰いたい一心で、面接の時に言われる言葉を鵜呑みにしてしまい、恐怖と闘っていると言える。知識武装が無い学生を企業があの手この手で精神的に追い込むのがオワハラだ。

とにかく1人で考えないで、学生はゼミの先生や就職支援室に報告してアドバイスを貰う事だ。内定を貰って、嬉しい半分、まだ就活を続けたい気持ち半分ならば、自分でその会社に入りたいと思える迄、惑わず就活を続けるべきだ。

学生は、内定があろうと無かろうと、就活を自由に続ける権利があるのですよ。
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