同窓会ネット

2002年設立の株式会社「同窓会ネット」の売上が伸びているらしい。今は個人情報保護法もあって、卒業アルバムに住所や電話番号は掲載しない。以前は、この情報を元に卒業生へダイレクトメールを送るなど、卒業アルバムを購入する業者も有ったほど利用価値が高いものだった。

同時に卒業後何年も経ってから同窓会やクラス会を開催するためにはこれらの情報が必要だし、また同窓会の幹事役も大変な作業になるので、同窓会に出席するのは良いけれど、幹事役は遠慮したい人が多い。

そこに目を付けたのが「同窓会ネット」だ。総てを引き受けて同窓会をしてくれるというから有り難い話しだ。団塊の世代が定年を迎え、時間もできたので同窓会の開催が花盛りなのだそうだ。

さらに最近の同窓会は、結活もかねているというから同窓会も随分と変化したものだと思う。若い人たちにとっては、同窓会やクラス会も結活の１つと思えば、参加する意欲も湧くだろう。結活予備校もあるくらいだし、チャンスは多くあった方が良い。

先日乗ったタクシーの運転手さんが、38歳の息子さんが結婚出来ないのだと嘆いていた。今の若者は付き合えるチャンスがいくらでも有るように思えるのだが、一度社会人になってしまうと、極端にチャンスが減ってしまうとも聞いた。

時代と共に、様々なビジネスが登場するのだなと思うと同時に、少子化・高齢化社会に向かってまだまだ起業のチャンスはあると思う。