真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

自分自身がどのように働きたいのか?

2020年09月15日 | Weblog
コロナ渦で様々な価値観が変わっている。例えば、仕事をしていて幸せを感じられないのであれば、働き方を変える必要がある。仕事を最優先にすることで、幸せを犠牲にするのは今の時代に合わない。人は仕事をするために生きているのではないからだ。とはいうものの昭和、平成の時代の働き方はこういう風だった。

昨今のリモートワークでは仕事のプロセスが見えにくく、どうしても「成果主義」に傾きがちになり、組織への貢献度が明確にフィードバックされるようになる。それで幸せを実現できるのか?

特に、スキルがまだ十分に身についていない、若者は大変だ。例えば、新人看護師は注射はまだ下手だが、コミュニケーションが上手で患者の不安を取り除くことが出来るが、ベテラン看護師は注射は上手だがコミュニケーションが下手で患者を不快や不安に陥れると言った場合、新人は注射が下手だからという理由で、ベテランよりも低い評価を与えてよいとは限らない。

新人看護師の方が、「注射をする」というスキルの先に、この仕事を通じたより大きな社会的意義を見いだしているのかもしれないからだ。「注射をする」という仕事のスキルは明らかにベテランの方が上だが、患者の不安を取り除くのも医療の重要な側面だと捉えれば、そのような人材の方が、高い評価を得られるような視点も重要だと思う。

また、部下の成果が上がらないときに、上司は自分自身の問題に目を向ける必要がある。上司が部下をうまく指導すれば、部下は確実に成長する。すぐに成果が出なかったとしても、部下が挑戦できる場を用意しながら、着実に成長できるようにサポートしていくことが大切だなのだが、上司自身に時間的、精神的余裕がなくて、部下を指導できない場合も多々ある。

さらに、部下の成果が上がらないのは、上司が部下の成長を妨げている可能性もある。これからの上司は、短期的な成果だけで部下を管理し、評価するのではなく、部下が中・長期的に成果を上げられるよう、地道な支援をする努力も欠かせない。リモートワークでの指導には上司の能力も問われることになる。

つまり、自分自身がどのように働きたいのか?と、常日頃から、自問して考えていない限り誰も突然来る変化についていけない。


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