阪神淡路大震災から27年が過ぎ、それぞれが当時のことに思いを馳せ、忘れていた感情を思い出したのではないかと思う。私は当時身障者になって数年が経っていたのだが、身近に死に直面し、人間とはこんなに簡単に死んでしまうのだなと思ったものだ。
そして、それ以来、いつ死んでも良いように、良いことも悪いことも全てその日のうちに片付けてから1日を終わるように心がけてきた。例えば、あの人にこんなこと言ってしまったな〜と気になるならば、連絡をしてその問題を片付けるという事を習慣にしていた。
それから、27年の間、「日々一生懸命に、真面目に生きる」をモットーにしてきたはずだったのだが、当時の感情は日々薄れていっていたように思う。もちろん、日々全力で走ってきたつもりだし、手を抜かないで生きてきたし、出会った人々にも真摯に接してきたと思う。
そうは言っても27年前のその感情はだんだんと薄れていることに今回改めて気がついた。仕切り直しだな〜と思った。実は今、21日間のダニエル断食に取り組んでいる。
朝6時から夜6時までの間、食べ物をいくつか食べないという断食だ。私は肉とコーヒー断ちで断食を行っている。
そして、ふっと考えたのだ。あれ〜、これから一体どれくらい食事ができるんだろう?そしてどれくらい好きなものが食べられるのだろうと。
食事は、少なくとも嫌いな人とは食事はしない。限られた食事回数を好きな人と楽しくおいしいものを食べる、これがモットーだ。85歳くらいまでは自分で食事が選択できるという前提で、ざっと計算して1日に1回おいしいものを食べるとして4700回くらいだった。
そう思ったら断食なんてしている場合じゃないな〜と不謹慎な事を思ったのであります。