真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

やっぱり中国が1位

2008年12月30日 | Weblog
日本への留学生数が今年は過去最高の12万3829人にのぼった。昨年よりも5331人多く4.5%増だった。理由は大学間の交流協定の増加により短期留学生が増えたからだ。

文科省の定義では、大学等間交流協定とは、複数国(地域)の大学等機関が、教育・学術研究の相互交流の必要性に基づいて締結した協定書等で、学部、大学院、研究所等、内部組織レベルで締結されたものも対象としている。主な交流の内容としては、日本人学生の派遣、外国人学生の受入、共同プログラムの実施等の「学生交流」、教育・研究者の相互交流、共同研究の実施等の「教員・研究者交流」のほか事務職員交流等である。

現在、大学等機関が締結している協定数は、平成18年10月1日現在、13,484件と過去最高だった。1983年に中曽根内閣が「留学生10万人計画」を発表し、それを達成するまでに約20年かかったと言うから、先日、2020年までに福田首相のが出した留学生30万人計画はそうたやすく達成するとは思えない。

日本はまだ安全な国ではあるが、物価の高さでは群を抜いている。今回の経済危機と円高傾向では、来年の留学を見合わせる学生も増えるのではないかと思う。実際、周りの留学生、特に韓国からの留学生は悲鳴をあげていた。一気に40%もウオンが下落してしまったからだ。

多くの国から多くの留学生が日本で学び、日本を理解し日本を好きになって帰国し、自国に戻ってから公的レベルでも私的レベルでも日本との架け橋になってくれる人材を育成できれば、より多くの国々と良い関係が築けると思う。

逆も同様で、日本からも多くの学生を海外留学させることは、留学時代にそれぞれが築いてきた人脈を将来に繋げることが出来るはずだ。留学生の受け入れも留学に行かせるのも日本の先行投資と考えても良い様に思うのだ。そのためには、もっと国の支援体制がしっかりしないと海外の留学生は他国に行ってしまう。
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