ゴムクロ修理日記  ゴムクローラー修理・販売(有)キムラセイコー       0237(86)7377

修理依頼を受けた作業行程・結果などを依頼者並び訪問者に見て頂くための親爺の気まぐれブログ
たまには修理以外の出来事も

また型ない続く

2009年10月31日 | クローラー修理販売関連

  「型造り」に使用する生ゴムは 別途注文にて硬度指定で製作依頼する

  指定した 板厚、幅、長さのゴムを必要寸法に一枚一枚カットし 加硫機熱板の長さ

  に合わせ積み重ねていく

  クローラー芯金部には鉄芯を入れ 隙間無く埋め尽くす

  熱板とクローラーの長さ、幅により必然と型寸法決まる

  この下型製作作業迄は何処ででも作業出来るが表面(上型)を製作するには

  加硫機にセットし加硫機を抱きかかえるスタイルで同じく一枚一枚と隙間に寸法合わせ

  カットし埋め尽くす

  上記作業終えた時点で初めて加硫へと入る

  当社のクローラー修理は「型」を使用しての焼付け修理となるので 型が無いと出来ない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  修理工法は色々在るが 「綺麗に、どんな修理でも出来る」を目的としている

  昨日親父 型造りしている時間 000君駐車場で持ち込まれた2本のクローラー

  修理箇所を確認している   まだまだ手付かずの修理クローラー残っているのに

  増えてしまった  型造りを終え加硫している時間に 前より依頼されていたミスト装置

  に後に出来上がったカバー取りつけする

  工場隣にある「柿」」の木には実がなっており 収穫時期は既に過ぎている

  かあちゃんに「もいで!(摘み取る)」と催促されてはいるのだが 親父時間ない!

  其のうち其のうちで柿の実も柔らかくなり熟してしまう

  日曜日に もぎ取り予定しているので これ以上言わないで「かあちゃん!」

 

              ・・・・・これより趣味・・・・・

  約30年前になる 父と親父二人で河北町谷地に在する「堀米しろべい(漢字不詳)」宅

  へ伺ったことがある

  この方は以前 京都に紅花を運んでは豪商となる  歴史の流れは調べた事無く 不詳

  親父の記憶に残っている事を記す

  用件は骨董品を見させて頂く目的だった  茶室に案内され「茶」を頂き話する

  話の中で「以前は骨董品一杯あったんだが 今は無い!」と言われ目的であった

  「骨董品眺め」出来ずあちこちを見渡す

  渡り廊下のなげしに(写真)3本あった 無理とは思っていたのだが父の一言

  「譲って頂けませんか?」の一声に「あぁ~いいよ」の返事で一本購入する気になる

  他二本は柄が長年手を付けられず放置され「弓状」に反っていたので気に入らない 

  父購入一本は真っ直ぐな状態だったので 一番良い「三本熊手」を選ぶ

  「槍」などの長物は横の状態にて長押などに置いておくと長年には反りはいる事あり

  たまには転回してやらなければならない

 

  骨董仲間に聞くに 堀米しろべい様 防御目的で敷地内に「鍛冶屋」を雇い

  日々 防御武具等を造らせていた! と聞く

  この「三本熊手」は堀米家独自発案で 馬に乗っている「敵」などを引っ掛け

  馬より引きずり降ろし柄の端「石突き」で刺す目的の代物・・・・全長 2m(実測)

 

  後の耳伝えで茶を出してくれた方は0理人であり堀米家の方ではなかった

  色々の事情重なり河北町に「譲渡」  町で改装し「紅花資料館」として存続している

 

  堀米家の00の方は東00学の教授、000さんはプロバイオリニスト 堀米0ず0さんで

  現在活躍中の日本で有名な「お方」で御座る・・・親父一度コンサート聴いた事ある


また型ない

2009年10月30日 | クローラー修理販売関連

  親父担当している三菱コンバイン全周修理  芯金を全て外す予定で昨日作業する

  作業途中 000君に そのコンバインの「ゴム型」無いよ!と言われ途中で中断する

  当社では「型」を使用し、生ゴムを成型する修理工法なので「型」が無いと修理出来ない

  芯金を全て外さず 型製作部の範囲(1100mm)を残す

  「型」無い時は お客さまのクローラー本体を使わせて頂き 型造りする

  芯間が一定の寸法保つ様に「鉄芯(当社の呼び名)」加工から始まる

  厚めのフラットバー(鉄板)をバンドソーで定められた寸法にカットを入れる

  不必要の部分の鉄を取り除かなけれならない

  親父の会社には酸素溶断機が無いので いつもお世話になっている鍛冶屋へ

  車で10分程の隣町へ切断お願いに足を運ぶ  「鍛冶屋の親父」気さく良く 仕事依頼

  他 「茶飲み」に来る方へも手を休め 茶を出してくれる

  「ふいご」で火を起こす時代の本当の「鍛冶屋」風景見られる

  茶飲んでいる間に溶断してくれた   鉄芯熱いので冷えるまで待つこと10分

  しかし 話好きの「鍛冶屋の親父」帰してくれず約1時間茶飲み話し

  工場に帰るとすぐに表面処理 3回の塗料を塗る 天気も良いので使える物は使い

  駐車場ホークの爪に下げ乾燥する外作業

  「CA300」修理品引取り、エアー機器メーカーのS0C所長さまの来社重なり1日終わる

  000君は担当仕事にわき目振らず「SV13」芯金埋め戻し、加硫する

  残り時間 昨日より続いている「MRI]用の盤設計にCADと睨めっこ・・・・

 

          ・・・・・・・・・これより趣味の世界・・・・・・

 

  「印籠」とは薬などを携帯する為の小さな容器、当初は「印」を入れた事から「印籠」

  と呼ばれた

  平たい長方形をしており素材は木製で3~5段ぐらいの分割できるようになっている

  各段の両脇に紐(おめじ)を通して 先端には滑り止めの「根付け」象嵌を取りつけ

  紐を帯に挟んで使用した 表面には「蒔絵」が施されている

  親父の根付けは「鬼?」の姿が彫られている(根付けより蓋、胴、底となり 写真逆です)

  昨日 地元テレビ PM5:00から放映の「水戸黄門」・・・・・

  「静まれ!静まれ! この紋どころ 目に入らぬか? このお方をどなたと心得る・・・・」

  (台詞間違っていたらごめん)を何気なく見ていた「印籠」 親父一体の容器として眺め

  分割出来ること知らなかった    この印籠に「薬」入れることは知っていたが・・・・ 

  分割出来るとは???????? 右より蓋 左底となる組み合わせ

  この印籠 誰が使用したのかは知らないが ただ一つ正確に言える

      「水戸黄門」御使用では無い・・・テレビの紋どころが無い・・・・・残念

 

       ・・・・・・・・昆虫学者?に質問・・・・・・・・

  今朝 ブログを書こうと机に座った   親父今迄見たことない「昆虫?」「害虫?」「蚊?」

  なのか不明の虫が居る 標本する迄ではないが気になる親父

  頭に角が2本 尻に3本の尻尾 顔付きは蟻に似ている・・・が腹部が長い

  学名までは要らなくともよいが 昆虫?それとも単なる虫?・・・・「おしえて・・・がってん!」  

 

 


芯金全周脱着修理

2009年10月29日 | クローラー修理販売関連

  クローラー修理の時 バフ掛けには絶対必要な道具「グラインダー」

  ホームセンターなどで販売している100V電源グラインダーではゴムを削り出すのに

  馬力不足で 親父の工場では単層200Vのグラインダーを使用する

  親父 仙台出張している其の日に 3台のうち2台故障してしまったと言う

  この機種補用パーツ全てメーカーサイドで持っているので故障しやすいパーツは補用部品

  として購入している  000君原因わからず1台でタングステンラスプ、砥石を交換、交換

  しながら作業したらしく 事務所に分解され親父を待っていた

  昨日朝一番の仕事に写真グラインダー修理 コンデンサーに繋がっている電線切断と

  ローターの磨耗(ブラシ当たる所)が原因と判る

  昨日より親父担当  JA00車輌センター様依頼

    三菱コンバイン 機種不明(後で聞く)    450x50x90

                             切断、芯金50個全て(全周)芯金脱着修理

  修理依頼に来られた時 余りにも酷い状態のクローラーなので『修理代高くなる』ので

  「新品クローラー」を勧めたが40万円以上するクローラーなので とにかく修理を優先し

  「純正クローラー」購入の考えなかったお客さまに「社外品」も勧めたが 多少なり

  安く付く修理を選んだ

  クローラー洗浄後 内側全周の「芯金外し」に掛かる

  普段は芯金とゴムとが密着しているのだがこのクローラーは一部のみの接着で

  バールを使い梃子の原理を利用すると 直ぐに外れてしまう

  修理施さないで来期の稲刈り作業に入ったら「田んぼ」の中で芯金脱落しコンバイン

  動かなくなり 田んぼより道路まで引き出す作業に相当金額掛かると聞くと・・・親父納得

  JA00車輌センターさまに持ち込みの00様 内側 新品同様に直しますよ! 

  000君は工場内で 宮城県登米市よりご夫婦で持ち込まれた00さん

      ヤンマーコンバイン  CA300   400x43x90

  内側 クローラー幅に対し直角に口開いている 親父の経験からメ・・・・・・・・さまのミス

  その抉り取った部分 芯金緩んでいたらしく 2個埋め戻す

  「CA300]加硫している時間に酒田よりご依頼「SV13]芯金脱落 1個 緩み 6個

  下処理、数々の工程を経て芯金7個並べる迄で終わり

  事前に加硫していた「CA300」を機械から取り外し仕事上がる

  今朝 親父ブログ書こうと事務所に入ったら机に上にMRIパネル図面置いてあった

  000君 いつ図面書きしたのだろう?

  ・・・・・・・趣味・・・・・・・・

 

            「隅入れ角に抱き茗荷」

  日本十大紋の一つ  ミョーガという音は加護を意味する「冥加」に通じる

  煩悩を解脱させるとして民間信仰の対象である「摩陀羅神」のシンボルが茗荷である

  事から神仏の加護を受けられ 縁起が善いことで茗荷紋が誕生し 神社や寺で使用

  された事が多い

  写真紋様は親父宅の家紋であり 先祖さま 寺侍として寒河江に入っているので

  寺と関係する家紋になったのかな? 前に書いた鉄製の「陣笠」と違い

  「つばに反り」が入っており テレビで見る侍たちが被っている「陣笠」と同じようだ

  材質は不明であるが 「紙」を何層にも重ね「漆」で固められている と親父思う

  感触はプラスチック紛いである

  頭に当たるとこ、顔側面部のところは綿が入れられておる

  陣笠を被ると先祖の雰囲気だせるのかなぁ~と親父被ってみたが ただ「重い帽子」

  としか思わなかった  実測 1.3kg  こんなに重い陣笠なぜ被る?  

 


薬液タンク洗浄機検収

2009年10月28日 | 省力機械

  00薬品さまに既に受注頂いている 「薬液ポリタンク洗浄機」

  前回に取りつけ、試運転、検収の作業を一日で終わす予定で仙台に出向いた

  前のブログ内容にて 「1立米タンク(支給品)」 当日に配達されず作業無く帰路に着く

  昨日 残り取りつけ作業 再度 仙台へと工場を出る

  午後一時のアポ取っていたので会社敷地内に入る  「あれぇ~! 洗浄機すでに

  稼動している?」  未だ 親父 タンク→ポンプ→洗浄ユニット迄の配管してない!

  残りの作業へと仙台に足を向けた親父の昨日の一日の仕事だったのに・・・・・

  依頼会社の部長さま   前回の「1米立タンク(支給品)」 未準備だったので『気を使う』

  配管他全て 自社で取りつけ終えており親父の出番無く作業(洗浄)していた

  前回の時に「ここに・・これ付け 此処から此処に・・・・」の説明されていたので

  親父の手を借りず全ての配管を間違いなく配管されていた。・・・お世話になります

     SS00さんに聞くと腰曲げの作業疲れると伺い写真を見る限り腰伸びてました

  この洗浄機で腰痛解消になりましたか?・・・親父も腰痛めてますので共に気をつけよう

  社長さまが 親父の造った「薬液ポリタンク洗浄機」の検収に当たると聞く

  タンクは不透明で タンク内洗浄メカを見る事出来ない

  社長さま「見たい!」と事前に聞いているので「洗浄メカ」を見せてあげたい

  近くにあった「蒸留水」の製品を入れる透明容器をお借りし 社長様を待つ

  社長様前にし「試運転」・・・ 「腕時計」を睨めつけ1サイクル時間を確認されていた

  「一分」・・・「作業 速いんでないの!」の一声に親父

  短時間で「薬液ポリタンク洗浄機」の検収・・・・・「合格」

  立ち話ではあったが社長様が部長さんに「他に大変な現場」無いの? と問い

  第2弾の重労働現場に社長様共々親父案内され この作業一部でも良いから機械化

  出来ないか?の宿題を頂いてきた

  朝の移動は下道(R48)を通り 農機具店さまに顔を出す予定だったが 工場より

  約8Km地点で思い出し 前回忘れていた部品を取り戻る・・親父の「ズボラ」な性格

  又出てしまう・・・・・・ボケたのかなぁ~~~~~~~~~~~

  アポ時間まで着きそうも無い

  寒河江ICより高速道に入り 帰路はR48を使う事にした

  農機具店さまに立ち寄り 話す事約一時間

  出発時より この時間までト0レタイム無しだったので さすが帰路R48に入った頃から

  **やばくなって来た

  この先 「大滝ドライブイン」まで がまん・・我慢の運転

  このドライブインの前は数回と無く素通りしたが立ち寄ること無かった ト0レ借用に車停める

  関山の色着き始めた「紅葉」の山々から湧き出た水滴が集まり河となり

  このドライブイン眼下に「大滝」として水しぶきを上げ下流へと流れていく様を

  「缶コーヒー」片手に一時の時間を満喫した  


CA475切断修理

2009年10月27日 | クローラー修理販売関連

  今日 仙台出張に付き 昨日中に終わさなければならなかった「CA475]切断箇所

  芯金、鉄芯の錆取りに 昨日朝一番の仕事として0本鋳造さまへ依頼に行く

  「今日中に終わすたいからよぉ~ 急いでけねぇか?」「んだら さんなねべぇ・・11時迄

  でどうだ?」  約束時間引き取りに行く 持ち帰り直ぐに処理に掛かる 

  前に処理しておいたクローラー裏面を洗浄し ゴム糊を刷毛塗りし乾燥させる

  赤外線灯で乾燥させる為 写真撮ると赤く映る

  同時作業として芯金に耐熱錆止めをはけ塗り処理3回施し 芯間合わせて芯金を並べ

  生ゴムを埋め尽くす(計9個芯金埋め戻し)

  裏面盛り付け終了後 転回し表面の処理となる

  裏面同様 修理箇所を隅々まで洗浄処理 切断箇所に事前に製作していた

  ワイヤーを並べる(切断修理時に使用する)

  ワイヤー並べ終えたら特殊ゴムを上に被せエアー抜きを施す

  元のクローラー形状に戻す為 生ゴムを谷部(溝)に経験で数枚敷く

  その上にラグ(山)部の盛り付け作業する(加硫寸前の写真)

  機械より楽に取り外す温度となったのでPM10:00に外す

          芯金9個埋め戻し終了(ローラー当たる場所)

          (新規ワイヤー埋め戻しラグ部を成型した写真)     

   新潟県三条市の0井さん  今日の便で発送となります 

  000君  ヤンマーミニユンボー  SV13   200x47x72

                        芯金 1個脱落  6個緩み修理

  このクローラーの「型」ない!  型リストで100点以上の「型」持っているのに

  ない型が又発生する  都度 型造りに時間取られ修理する時間が無くなっていく

  「型」がないからと言って修理依頼された時 「断る」 こと出来ず「ゴム型」製作から始まる

  型あれば1日で終わる修理も最低でも2日は掛かってしまう

  

  新聞にこんな記事が載っていた

  ・・・・・「江戸時代の甲冑 5千500万円落札」 米の競売、過去最高額・・・・・

  ニューヨークで行われた江戸時代の甲冑「本小札二枚胴具足」の名品が

  60万2500ドルで落札されたと発表

  日本の甲冑としては過去最高額 他太刀、武具も高額で落札・・・・・と

  さて親父の手元にある甲冑は売りに出した場合 いくらの値が付くのだろう~?

  誰が使用したのか調べた事なく 売る気も無いので調べず飾ってあるだけ

  新聞記事を見たので「パチリ」

  上の写真をブログにかと思い撮った一枚目をPCに取り込んでいたところ 兜の上に

  「陣笠」を被っていたので再度アップで撮り直す

   ・・・親父の性格この様に写真にまで写ってくる・・・・ 

  ブログ書き終えたので    午後1時より作業なので速めに出掛け

  下道を通りお客さまに挨拶しよ~っと          必ず出してくれる農機具屋さん