ゴムクロ修理日記  ゴムクローラー修理・販売(有)キムラセイコー       0237(86)7377

修理依頼を受けた作業行程・結果などを依頼者並び訪問者に見て頂くための親爺の気まぐれブログ
たまには修理以外の出来事も

切断修理再開

2009年10月10日 | クローラー修理と骨董

  000君「MRIシールドルーム」用ノイズフィルター盤の図面書きで中断していた

  「R1-24切断修理」 丸鋸を使いジェッタータガネで修理に邪魔なる所を剥ぎ取る

  作業をクローラーと格闘していた

  亀裂が入ったゴム、芯金緩んでる、ワイヤー腐食部全てを取り除き新しいゴムを

  盛り付ける迄となった

  緩んでいた芯金14個は錆びている  クローラー修理始めた当時は

  1本1本サンダーで錆を取り手間の掛かる作業であった  幸いにも近くに鋳物工場が

  有り今は数多い時「ショット」を掛けて頂いているので・・・「楽ちんだぁ~」

  「ショット」された芯金はシンナーで洗浄され4回の処理を施す

  夏場と違い乾燥遅く赤外線ランプで乾燥させている

  剥ぎ取られたクローラーいよいよ修復に入る 残された古いゴムにはバフを掛け

  ワイヤーはワイヤーブラシで錆を取る 修理部はこれでもか!と言う位 手を掛ける

  芯金間のピッチを合わせシンナー(特殊)で修復部を洗浄しゴム糊を塗る

  親父は「消臭、殺菌水噴霧装置」の図面(架台、電気回路、制御BOX)を久ぶりに

  使った「ドラフター」で書き終え外注さんへ製作お願いする(電装部は親父製作)

  親父CAD書き遅い! 「提出図面」必要な時は「ドラフター」で線1本引くのにも気を使い

  数字を書くにも文字定規を使い書いたのを振り返る

  今でも「CAD」より「ドラフター」書き好きな親父・・・急ぎの設計の時書くのが速い

  今回は機械製作し現場に設置、稼動させれば良いので出来るだけ短時間での設計

  書き終えた図面を見ると・・・以前はもっと「綺麗」に書いたっけぇ~ 

  この図面で造られた装置は11月上旬に紹介できますので見てください

  楔帷子(くさりかたびら)の一般的形状は筒袖の胴衣で紺麻や麻座麻などに

  麻芯中籠(なかごめ)を入れ閉じたもの

  この鎖帷子は鎖でなく何かの革を乾燥させた硬く平べったい物を表裏を布帛で

  縫いこんでいる

  鋼の輪で出来た鎖帷子と違い軽かった 写真を撮る前に親父身に着けた

  厚地のオーバーを2枚重ね着した感じだった

  布帛と言っても今の「ガーゼ」のチョット厚地の感じであり生地も弱々しくなっていたので

  手振りせず身に着けただけで写真撮影  どの程の年数経っているのだろうか?

  


R1-24修理

2009年10月07日 | クローラー修理と骨董

  000君午前中MRI室用ノイズフィルター盤の電装回路をCADを使い図面を書いていた

  以前に修理依頼 2本の1本は稲刈り前のコンバインであった為修理終えている

  残り1本は仕事を終えて格納する前の修理だったので伸ばしていた

     

     クボタコンバイン  R1-24    420x44x84(湿田用)

                         両側切断修理

  親父工場内を「CT80」修理に使っていたので000君午後より外での仕事

  工場内で作業すれば全ての道具が揃っているのだが外作業の為

  「あの手この手」の物を使い作業している

  ホークリフトをストッパー替わりに使い反対は「CT80]を寝かせストッパーに

  手動ウインチで切断面のワイヤーが見える迄修理部のゴムを剥ぎ取っている

    000君  ごめんね! 親父工場先に使って!

  素肌にそのまま着ると跡が付く、冷たい、肌がこすれる、汗で錆びるなどの難点

  あることから下に柔らかい布製の鎧下を着用する場合が多い

  この「鎖帷子」には既に鎧下縫いこんで一体となっていた

  隠密行動に携わる人が着用する場合は塗料や煤で黒く塗り光を反射しない様にしたり

  二枚の布に挟み込んで金属同士が擦れる音を低減させたりした・・・ と言われている

  説明によると「新撰組」なども「くさりかたびら」を着用していた

  この「鎖帷子」は布が全くなく先に書いたように冷たく、汗で錆びたであろう

  実際は薄手の革鎧か綿の入った鎧下を着用した上にこの「鎖帷子」を纏い

  さらにその上に全身を覆う鋼の甲冑を着けたと思う

  全身甲冑で身を守っても首、脇の下、手首などは防げなかったのであろう

  この「くさりかたびら」には「籠手(こて)」「手甲(てこう)」が付いている

  親父これは実際着用した事無いのでわからないが写真を撮る時に持ち上げた

  感覚では20Kgあった そのうち体験してみますよ!「手甲」にも指さして

  昨日のブログでの「鎖帷子」よりは輪が小さく出来ていて「刀」「槍」などの突刺しから

  身を守る為にリングを小さくしたのだろうか?

  当時の製造目的などを考えると「親父の想像」

  その時代にタイムアップ出来るのなら教えて上げたい

  「そんな重い鎖帷子身に着けるな!」現代の「防刃チョッキ」を購入なさい!

  と親父今の仕事でなく営業マンになってたかも?

  当時と現代の物を比べてみるとさらに面白い「親父の趣味」です


急ぎの修理

2009年10月04日 | クローラー修理と骨董

  昨日 修理予約されていていたクローラー第一貨物にて届く  

     ヤンマークローラー  GC70  500x56x90

                        片側切断修理

  電話にて切断の事は聞いていたので2~3日の時間頂ければ修理出来ます!と

  親父返事した  JA様は未だ稲刈りしていないので「今年の稲刈り」に使用するとの事

  修理日数が無いので今作業している「CT80」を中断する

  しかし「猫の額の工場」なので「CT80」邪魔になってしまった

  外の空気でも吸わせようかと台車に載せ外の景色を久々に見せた(後)

  外に移動していると00つ農機様 軽トラで来る

  荷台を眺めると完全に切れているクローラーを積んでいる

      クボタクローラー   R1-24(湿田用) 420x44x84 両切断修理

  すぐに親父「至急はだめだぞぉ~」と車から降りる前に言ってしまった

  稲刈り途中での切断と思い「大至急」の修理!かと思ったから?

  00つ農機社長 「いやぁ~ 今年は稲刈り終ったがら急がねくてもしぇ~」

  「他の人さ頼んで残ってた稲刈ってもらったんだど!」

  クローラー修理の中で切断修理は時間の掛かるものです

  世界の鉄砲展より

  じいちゃん購入していた古式銃で教育委員会鑑定書付きの二本

  月一回ぐらいは菜種油を付け磨いては眺めの保管(じいちゃん)であったが

  親父仕事忙しく手入れする時間がない

  火薬、玉をつめ打つ 鉄砲の大事な部品の集合場所

  親父の鉄砲も状態良くメカ、パーツどれ一つ壊れてなく作動する

  以前 隣町朝日町に「火縄銃保存会」があり仲間に入らないかと誘われた事ある

  毎年朝日町の文化祭で試射されている その爆発音には耳を塞ぐ・・・・

  この保存会の会長 東京から朝日町に移転し廃校になった小学校を買取り

  現在生活している「髭じいちゃん」で全国から鉄砲の修理依頼がある面白い人

  秋には親父にりんごを持って来てくれたりする朝日町の有名人

  写真で読めないかも?

  上  アルビュニー銃

         ベルギーの制式(正式?)軍用銃として使われていたもので

         幕末には萩や鹿児島で盛んに製作されている

  下  スナイドル銃(イギリス製) 

         説明なし  親父の鉄砲にはクラウンマークが打ってある

                                「世界の鉄砲展」より抜粋   


CT80修理続く

2009年10月03日 | クローラー修理と骨董

  遅れている省力機械設計にCT80修理中断してでも書き終えようと予定していた

  000君担当の宮城JA00様よりの依頼クローラー届かず「CT80」に作業変更

  いつものごとく午前中は加硫準備作業に掛かり夕方より夜通しで加硫する

  今朝もう1本のクローラーを夕方に加硫出来る様に昨日から作業していた

  クローラーに執りかかる

  昼飯食べ終え仕事開始の午後一番に「こんにちは!」の声がする?作業していて

  聞こえなかった 後ろから背を叩かれきずく親父・・・耳遠くなったのかなぁ~

  バルブメーカー00Cの00様だった

  一日に10.000回の開閉繰り返すので磨耗が激しくトラブル原因になろ~を考え

  今回使用する電磁バルブ設定説明に親父の所まで足を運んでくれた

  一日10.000回の開閉はバルブに負担を掛けるので慎重な設定となる

  親父「いい加減の性格」だけに今回の設定には気を使った

  同じことを何回も繰り返しの質問しての電磁バルブを決定した

  左は「回転ノズル」でタンク内を洗浄したりする時に使用する

  これから造るポリタンク洗浄装置に使用するノズルの一個(計五個使用)

  ろうそくで灯りを採る時代 廊下などを照らす道具として使われたと聞く

  上部に打ち出し釘が背面に付いており柱などに打ちつけ固定する

  皿の上に蝋燭を立て灯りを採る 「山印にト(変換できない)」は親父の家の屋号

  表面には「五ちょうの内」と書いてあり裏面には「その一」「その三」と書いてある

  以前は五個あったのだろうが「その二」「その四」「その五」は何処へ?

  趣味として色々のランプを更新しましたが親父の記憶に未だ残っている

  「小さいランプ」ようやく見つけ出した

  手の平に収まる卓上型アルコールランプ

  今までのは「ガラス」で造られていたがこれは「瀬戸物」で出来ている

  親父の記憶では小学生の時には見ているので「お土産」ではなさそうだ?

  が  なんとなく骨董品と言うより「お土産品」に見える

  どちらかは定かでないが親父の年も00年過ぎているのだから

     ・・・「半骨董品」・・・と親父認定して保管して置こ~っと

  


CT80修理続く

2009年10月02日 | クローラー修理と骨董

  

  毎日毎日続く「CT80修理」 2本とも半分まで修理終えた

  残り半分は同じ工程で修理を繰り返す親父の予定

  昨日 宮城県JA0米00さまより修理依頼あり短納期であるが受けた

  「ヤンマー GC70 クローラー切断修理」 5条刈りなので大きいサイズ

  今日には親父の工場に届くので「CT80修理」を一時中断

  コンバインクローラーを優先する事にする・・・・担当000君

  親父は「CT80」まだ修理半分なのだが消臭、殺菌装置の注文入り設計に入る

  仙台の会社さまにトータル4台収めており毎日働いている

  昨日 同じバージョンで郡山の会社さまより注文1台入る

  「現場打ち合わせ」の時から余りにも時間経ってしまったので設計に入るより

  「打ち合わせ」を思い出す方が優先になってしまった・・物忘れが進んだ親父

  気が高ぶっている時の受注であればすぐに設計出来たのに!

  客先さまでは稟議書が通る迄発注出来ないのでしょうね?・・忘れないうちに

  同じバージョンなのだが現場毎取り付け、センサーでの感知方法が異なるので

  都度設計しなければならない いくら遠い県であろうが現場を見 打ち合わせ要す

  親父年とったとは言えない・・・・・最近ETC付けたばかりのぽんこつ車で走る

  さらに現在受注そして製作発注している洗浄機出来次第00薬品さまに納品

  しなければならない 現存している装置とやり取りするのでこれも現場作業となる

  今のうちに制御盤を造っておかないと納期遅れるなぁ~

  江戸幕府の直轄領(天領)となり 寒河江は陣屋町となった

  享保八年頃の寒河江陣屋 今の東公民館辺りで正門は西側 通用門は北側

  役所はコの字形で南の方に手代屋敷のある広大なもの 名主を始め多くの

  村役たちがこの陣屋に集まったのである

  陣屋廃絶後も郡役所、郡会議事堂が置かれた(宇井先生より一部抜粋)

       ・・・・・・・その正門前にあったと言う外燈である・・・・・・  

      あまりにも錆が来ていたので昔じいちゃんコツコツ磨き保存へと手を付ける