神戸の空の下で。~街角の歴史発見~

足かけ8年、150万PV突破。「近畿の史跡めぐり」のサブタイトルも、範囲が広がったために少し変更しました。

芦屋・三条八幡神社。

2007年08月01日 | □兵庫県 -阪神
厄除開運・一願成就

三条八幡神社

(さんじょうはちまんじんじゃ)
芦屋市三条町1-2




1910(明治43)年に建てられた鳥居。


〔御祭神〕
八幡皇大神
(はちまんこうたいしん)
大山積大神
(おおやまづみたいしん)
厳島比売大神
(いつくしまひめたいしん)


 阪急電車の芦屋川駅を下車し、西側に続く山手サンモール商店街でおいしいコロッケやパン、トルコ料理などを楽しみながら西に向けてのんびりと歩いていくと、芦屋廃寺跡石碑の少し先に鎮座する旧三条村の鎮守社・三条八幡神社にたどりつきます。三条八幡神社の創立時期ははっきりしていませんが、古くから「八幡宮」と呼ばれて旧三条村の氏神として人々の崇敬を集めていたといわれています。この近くには8世紀の天平時代に行基上人が開いたといわれる塩通山法恩寺(芦屋廃寺)があったとされ、三条八幡神社はその鎮守社として勧請されたとも言われています。





1907(明治40)年に建てられた社殿。



 三条村は東灘区とおなじ摂津国兎原郡に属していました。芦屋の4つの村である三条村津知村芦屋村打出村は幕府の直轄である天領でしたが、そのうちの三条村津知村は1618(元和3)年に尼崎藩に編入されました。複雑に入り組んだ領地の境界をはっきりさせるため建てられた境界碑のひとつが境内に残されています。三条八幡神社で秋に行われる「あしや秋まつり」では地車(だんじり)の町曳きが行われています。芦屋市にも各地区に地車がありますが、三条地区にある地車は明治初期の初代地車から数えて4代目のもので、西宮市名塩東之町から購入したものです。三条地区に移された地車は、2003(平成15)年7月に三条八幡神社にて入魂式が行われました。





一言主命を祀る一願社(左)と、社殿の東隣にある大山積大神を祀る祠(右)。


三条八幡神社は、阪急電車の線路のすぐ脇に鎮座しています。


アクセス
・阪急電車「芦屋川駅」下車、西へ徒歩3分
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拝観料
・無料

拝観時間
・常時開放


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