本24冊目－2017｜史上最強の人生戦略マニュアル

思いどおりの人生を送っている人は少ないでしょう。

大きいことから小さいことまでさまざまな悩みを抱えています。

しかし悩みが勝手に解決することはありません。

○○が悪い、と自分以外の何かのせいにしていても何も進みません。

痛みをともなうけれどもきちんと問題に向き合って、自分の責任においてしっかりと解決を目指すための心構えを教えてくれる本です。


この本では10個の人生の法則がまとめられています。


人生の法則①　ものがわかっているか、いないか

世の中のルールをどれくらいわかっているか。

それは法律のようなルールだけではなく、たとえば自分以外の人間の行動もそう。

少しでも多くの正しいことを知り、それに基づいて自分をコントロールできることが大事。


人生の法則②　人生の責任は自分にある

自分がこんな人生を歩んでいるのは○○のせいだ。

そんな風に考えることはよくあります。

でも自分を犠牲者だと考えているかぎり、解決策は見つかりません。

原因を正しく理解できないのだから。


人生の法則③　人はうまくいくことをする

やめたくてもやめられない。

その行動の裏には何かしらの見返りがあるはず。

一見まったく関係なさそうなことかもしれない見返りを自分で認識できなければ、いつまでもそれはやめられません。


人生の法則④　自分が認めていないことは変えられない

自分の過ちを認めるようなことは誰しも避けたいこと。

そうするとその過ち自体をいつしか否認するようになってしまいます。

問題としてそこにあるのに自分では認識していない、そんな状況が生まれます。


人生の法則⑤　人生は行動に報いる

考えているだけでは始まらず、行動の結果が今の自分を作っています。

もし今の自分を変えたければ、これまでと違う行動をしていく必要があります。

しかし行動することは簡単なようで難しいことです。


人生の法則⑥　事実なんてない。あるのは認識だけ

物ごとの捉え方は人それぞれ。

同じことでも受け取り方によって真逆の意味を持つこともしばしばあります。

その考え方は自分次第。


人生の法則⑦　人生は管理するもの。癒すものではない

人生には問題や悩みがつきものです。

一歩引いて、客観的に自分の行動を管理するような視点が必要です。

まずは計画を立てることが大事。


人生の法則⑧　私たちは自分の扱い方を人に教えている

他人との関係はその接し方で少しずつ条件を決めているようなもの。

望ましくない行動に見返りを与えてしまうと自分を苦しめることにもなってしまいます。

それもまた自分の責任において行動することの大切さなのかもしれません。


人生の法則⑨　許しには力がある

憎しみや怒りは自分にダメージを与えることがあります。

それを許すのは最終的に自分のため。

アンガーマネジメントが広まりつつあるのはこのあたりに理由があるのでしょう。


人生の法則⑩　自分が求めているものを知り、要求する

自分が求めているものがわからなければ手に入りません。

自分が求めているものがわかれば、そこへ向けて行動することができます。

人生の目標、それを明確に掲げられる人は少ないかもしれません。



なかなか難しくて１回ではきちんと読み取れていないところもあります。

また折を見て読み返します。