春夏秋冬

日々流されないために。

悲しみを乗り越えて

2005年10月26日 00時01分04秒 | ふるさと・徳島

人間、寿命が医学の進歩で大幅に伸びたと言われる。しかし、医学の進歩がまだ及ばないところもある。最近、小生の近親者が亡くなった。発症したら半年という業な病に冒されて、47歳の若さで亡くなった。徳島県庁に勤めており、それなりの仕事をしていたと聞いていたが…、突然の訃報だった。人間、どんな運命が待ち受けているのか分からない。残酷です。残されたものがあり…。
 
膵臓癌というのは、統計的に見ても、1万人に1人か2人。罹る率は少ないのに何で…、と言う気持ち。そして、罹病すれば、ほとんどが半年という病気。医学の進歩がここには及んでいない。
 
人間の寿命について、大分前に、友人と議論したことがある。彼は、自分の命が後どれくらいあるか、予測できればよいという。残された時間を有効に使うことが出来るというのだ。それに対して、小生は、人間の寿命というのは予測できないから、深みがあるのでないか。明日の命かも知れないが、明後日のことを考えるのが人間というものではないか。と主張した。
 
どちらが正解か、小生には分からない。
 
みんな平均的なところまでは生きたいと思っている。願わくば、自分だけは平均よりもう少し余計に。などと、欲なことを考えている。しかし、これは全体の平均値としてのはなし。
 
個人個人には、個人としての予測できない人生があるということではないか。そこには、単に人生の長さだけでなく、生き方すべてが、含まれているはず
 

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