11月27日(金)17時 渋谷スクランブル交差点前。
喧騒の交差点をセンター街に渡り
センター通りを抜けて
総理、副総理お住まいの邸宅街のなだらかな坂を上り下りして
山手通りを左折して、介護病院に入った。
3階の部屋に入った。
真向かいのベッドのお婆ちゃんの娘さんが
お袋の後ろ立って、お袋がテーブルに書いているのを見詰めていた。
お袋は顔を上げずに一心に紙を見詰めてからエンピツで書いた。
算数の勉強をしている。
娘さんが、「凄いですね、間違っていませんよ、スピードもあります」
足し算引き算は間違いはないが、掛け算、割り算間違う。
4年近く、ベッドで動けない92歳の婆さんの頭脳は衰えていないのだ。
昔の人なので、電卓、パソコン操作は出来ない。
むしろ、中高年は電卓で計算するのが手っ取り早いので
頭を回転させずに指を動かす。
お袋も軽度の認知症ではあるが、幼い頃に学習した能力は衰えていないのだ。
息子達3人は学業はダメだった。
弟が18時にやって来た。
19時 こじゃれたカフェが並ぶ道玄坂を下る。
109はクリスマスの装い。
21時半 自宅着。
24時 寝ようと思ったが、BSチャンネルを回すと
映画をやっている。
ブラッドビッド主演、
を見てしまい午前0時だった。
1995年製作
父と3人の息子との愛憎ストーリー。
ブラッドビッドは、無頼奔放な次男を演じる。
私も男兄弟3人の次男だから
ブラッド演じる次男の生き場と立場が
兄弟三人の中で揺れ動くのが共感する。
夜半に涙目で見ていた。