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クリの花

クリの花の季節。
ヒトの精液に似た生臭い匂いが漂う。
特に最近の満月の日(12日)、匂いは強烈でした。
「満月のせいかなあ」と桂子と会話したので覚えています。
植物の生殖行動も満月期に高まることはあり得るでしょう。
あの満月の日、地震がありました。
「満月のせいかなあ」と言ったのは桂子でした。




クリの花房で、たぶん花粉を食べているのでしょう。
アメリカでジャパニーズビートルして恐れられているというマメコガネ。
クリは、マメコガネに食べられても困らないほど
いっぱい雄しべを持っています。
普通の花では考えられないほどたくさんの雄しべです。
それがあの強烈な匂いの原因なのでしょう。
花という花で、クリほど臭いのきつい花はないと思います。




雄しべの群れの中に、こんな虫も来ていました。
初めて見ました。
日本には約10万種類の昆虫が生息しているそうです。
私が知っているのは、ほんの少しだけだと痛感します。
しかも知っているのは名前だけで
その生態はほとんど知りません。
植物についても魚についても鳥についてもそうです。

名前を知っていたって、生態を知らなければ
何も知らないのと同じです。
まあつまり私たちは本当に何も知らないということですね。




あふれかえる雄しべの群衆のなか
枝の決まった位置に一つか二つだけ地味な雌花があります。
これがあのイガイガの栗の実になっていく不思議・・・
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