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タンブーラ



花蜂のことを想っていたら、ふと思い出しました。
この楽器、インドのタンブーラのことです。タンプラともいいます。

タンブーラは花蜂の羽音と関係があります。インド古典音楽では必ずタンブーラを通奏低音として奏でます。

インドの灼熱の大地でタンブーラの音を聴いていると、ふうっと眠くなります。苦しいほどの暑さなのに、なぜかリラックスして、すべてを肯定的に受け容れるような静かな気分になります。何か麻酔的な効果があるのかも知れません。

花蜂の羽音には何かがあります。花蜂の羽音が聴こえると花が蜜を甘くするということを最近イスラエルの科学者が発見しました。羽音の周波数を雄しべにあてると、花粉が飛んだりもするそうです。

植物だけでなく人間も感じる。それをインドの太古の瞑想者は感じ取っていたのでしょう。インド古典音楽は瞑想から生まれていきます。
下の動画は、延々とタンブーラの音だけが奏でられていますが、眼を閉じて聴いていると何か微細なところがシンクロしてしてくるのがわかります。波動が浸透していきます。
音を消したあともバイブレーションがカラダに残ります。