それとも小さかったか。
まんまるだったか。
でこぼこだったか。
不ぞろいなのは
過ごしてきた時間が。それだけ長いから。
それだけ長い時間を。過ごせたから。
それとも小さかったか。
まんまるだったか。
でこぼこだったか。
不ぞろいなのは
過ごしてきた時間が。それだけ長いから。
それだけ長い時間を。過ごせたから。
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小さな小さな不ぞろいの子達。
雨も風もお日様も、全部その中につまっている。
見過ごされそうな、その小さな宇宙、
それを見つけたきくちゃまもエラ～イ！
ワダスどす。
この町はね港町なの。それに雪国だし。
だから雨に風にお日様に、そして潮も雪も混じっているんですのよ。
いろんなことを経験してこのつぶつぶになったんですよね。
それを感じたら、このつぶつぶがとってもいとおしかったですよ。
がんばってきたんだよね。がんばってるんだよね。ってなでなでしてあげたかったのです。
それとね、このアートプロジェクトに参加しているアルベルト・リーカンドロさんの展覧会名は「大自然生活は平和があるからできるのです」というの。
もしも戦争があって爆撃されたりしたなら、このつぶつぶがこんな形に色になる前に、この建物はなくなっていたかもしれない。
そう思ったら、さらにさらにいとおしかったんです。