「パッチギ!」を観ましたよ。
映画館で観そびれていたのでDVDで。
まず何よりもタイトルがいいですね。いろんな意味が込められていて。凝縮されていて。若く、切なく、そして苦くて切実な言葉です。
物事には、時が経っているからこそ語れること、それから、時が経ってしまっているからこそ語らなくてはならないこと、そういうことがあるんだと思います。
私は当時の空気を知らない世代だけれど、たぶん同じ時代を経験したことのある世代なら、もっと思いを強くすることがあるのではないかと思います。
おそらく観る人の立場や世代ごとにそれぞれの楽しみ方があって、パッケージに書いてあるとおり、娯楽性と社会性を兼ね備えたとても素敵な作品だと思います。
個人的にはオダギリジョーさんのキャラはお気に入りです。
でも、やっぱり知らない世代の私が、これを観て何かを語るのはおこがましい気持ちになります。
笹野高史さんの語り口のひとつひとつが心に残っています。
たくさんのメッセージを。受け取ろう。
そうして。明日を生きていこう。
10月26日追記。元ハンセン病患者の訴訟判決が昨日ありました。
決して終わってなどいないのです。そのときのことを知らなくても。続く事実、続く時間の中に、私たちも存在しているのです。
映画館で観そびれていたのでDVDで。
まず何よりもタイトルがいいですね。いろんな意味が込められていて。凝縮されていて。若く、切なく、そして苦くて切実な言葉です。
物事には、時が経っているからこそ語れること、それから、時が経ってしまっているからこそ語らなくてはならないこと、そういうことがあるんだと思います。
私は当時の空気を知らない世代だけれど、たぶん同じ時代を経験したことのある世代なら、もっと思いを強くすることがあるのではないかと思います。
おそらく観る人の立場や世代ごとにそれぞれの楽しみ方があって、パッケージに書いてあるとおり、娯楽性と社会性を兼ね備えたとても素敵な作品だと思います。
個人的にはオダギリジョーさんのキャラはお気に入りです。
でも、やっぱり知らない世代の私が、これを観て何かを語るのはおこがましい気持ちになります。
笹野高史さんの語り口のひとつひとつが心に残っています。
たくさんのメッセージを。受け取ろう。
そうして。明日を生きていこう。
10月26日追記。元ハンセン病患者の訴訟判決が昨日ありました。
決して終わってなどいないのです。そのときのことを知らなくても。続く事実、続く時間の中に、私たちも存在しているのです。
パッチギは見てませんが、ロケをした九条十条あたりは、走りました。天皇の居所でありながら、その周辺にはマイノリティが取り巻いている。その意味はなんだろうと考えてたんですよ、京都で。答えはわからなかったんですけど。だから、パッチギの符牒に驚きましたよ(今日は漢字アリでしたね)
読んだら、もっと見たくなりました。
レンタルで借りるか、スカパーでやるのを待つか。
ゆっくり映画を見る時間がなかなかないんですよね。
おかえりなさい。素敵な旅行をされてたんですね。
私もまだ消化できないでいるのですけれど、ロケ地のあたりは、「天皇の下の平等」をどう評価するかを考えなくてはいけませんね。
「もっと見たくなった」と云っていただけて嬉しいです。
ぜひぜひご覧になってくださいませ。
監督がなぜこの時代につくったのかということを考えると、今が見るべき時期なんだろうと思います。
この小説と出会ってから、ハンセン病関連の書物をたくさん読みました。患者さんたちが隔離されていた病院にも行ってみました。
胸が押しつぶされそうな思いがしました。
「続く事実、続く時間の中に、私たちも存在している」。きくさんの言葉が、胸に刺さります。
ハンセン病の底辺は優生保護法(母体保護法)として残って行くことを思えば 無意識のうちに差別をしているんだなぁと思います。
遠藤周作さんの作品は旅の電車の中で読むのが好きです。最近は電車に乗る機会が減っているので、たまにしか読まなくなっているのだけれど。
「熊笹の遺言」というドキュメンタリー映画はご覧になりましたか。日本の元ハンセン病患者の日常を描いた作品ですが、合わせて講演してくださった谺雄二さんの言葉が身に染みましたです。
「パッチギ!」は本当にいい映画だと思います。
いわゆる韓流が単なるブームで終わらないといいと私も思います。
差別の問題は意識的に考え行動していくしかないですよね。
「6つの視線」「オアシス」「マラソン」「サマリア」は韓国映画ですが、ブームの中に埋もれています。
人権を映画で啓蒙している国は韓国だけではないでしょうか。差別を意識して映画を作っている国です。行動している国だと思います。邦画には無い切り口ですので、きくさん見てくださいね。
ちゃらちゃらした韓流ブームは早く終われと願っている人も居ます。
マラソンは見そびれてしまったです。
今年は、眩暈がずっと続いているので、大画面で映画を見る体調がなかなか訪れなくて、見逃すものが多いのですけれど、DVDで見たいなぁと思っていますよ。