先附は九十九湾の「タカモ」という海草に梅酢ジュレのかかったもの。
能登は海草も豊富なところなのです。
例えばモズクなんか、とーっても細くって繊細な食感なのですよ
タカモはもずくのように細いわけではなく、細かく刻んであります。
シャクシャクとした食感に梅酢のさっぱりとしたさわやかな酸味。
優しくてそれでいてしっかりとした旨み。
前菜だけでも書ききれないくらいなのですよ。
特に牡蠣の桑焼は味がぎゅぅぅぅぅっと凝縮していて美味。
お造りは七種。ガスエビもありますね。こちらでは「能登海老」とも云うようです。
河豚葱巻は初めていただく組み合わせでしたよ。
「鴨が葱を背負ってやってきた」なんて云うものですが、
なかなかどうして、河豚と葱もとってもよく合います。
こちらはカスベの旨煮にお野菜の炊き合わせ。
「かすべ」とはエイヒレのことです。
ほら。こんな風に軟骨があるのです。
身の部分はジューシー&軟骨はコリコリカリカリなんともいえない歯ごたえ。
まだまだご馳走はこれからだよ。えへ。